超次元ショップ‼アイディア工場   作:佐岩爽

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ベール様の口調はこれで良いのか、
そんな疑問を持った今日。


オーダーメイド 〜ベール〜

さて、今回は俺の自制心が試される日だ。

 

「お邪魔しますわ~」

 

そう今回の来客は女神グリーンハート様こと、ベールだ。

こいつは色んな所がぶっ飛んでいる。

この前は…

 

「近々5pb.ちゃんの行われるライブで飛行機雲を使う演出をするのでジェット機を作ってくださらない?」

 

と、笑顔で言って来た。

まぁびびったね、これは。流石にジェット機は作れないので丁寧にお断りした。

他にも…

 

「ゲームで一日30時間もプレイする術を見つけましたのよ!」

 

こんな風に変な所でぶっ飛んでやがる。

しかし、最もぶっ飛んでいるのは…

 

「どうしましたの?」タプン!

 

やはり見事な双丘だ。

いかんいかん。

何度会っても目がそっちに行ってしまう。

もしブランの前でしてしまったら半殺しでは済まない。

 

「トリー?」

「んっ⁉なんだ?」

「さっきからボーッとしてますけど…」

「あぁ大丈夫だ」

 

いかん呑まれてはいかん。

己自身を殺すんだ。

 

「ちょっと最終調整をするから座って待っていてくれ」

「分かりましたわ」

 

ベールはいつものソファにかける。

 

「やはり良いソファですわ。私にも作って下さらない?」

「ちょっと作る時間が無いな」

「そうですか…。残念ですわ」

「まぁ時間が有ったら作るかもしれない。それよりコーヒー出すわ」パチン

 

俺が指を鳴らすとベールの前に置かれたテーブルからコーヒーカップが出現し、カップの中からコーヒーが湧き出る様に出てきた。

 

「まぁ!すごいですわ!」タプン!

 

いかん、また胸が…

俺は気を紛らわす為作業に集中する。

 

「あの、トリー?」

「…何だ?」

「す、好きな人は居ますか?」

「…居ない」

 

ヤバイ、集中力が足りない。いや、もっと集中するんだ。

 

「良かった…、じゃなくて!私も何処かに頼もしい殿方が居ると良いんですけど…」

「……」

 

いかん!話を聞いて無かった。

何だっけ、頼もしいO型?

いや俺は血液型は不明だぞ。

一応返事はしておくか。

 

「見つかるといいな」

「…もういいですわ」

 

ベールがいきなり不機嫌になる。

何でだろう?とりあえずフォローしておく。

 

「まぁ相手に聞いてみれば良いんじゃないか?」

「あ、相手にですか?」

 

顔を真っ赤にするベール。

血液型聞くのがそんなに恥ずかしい事か?

 

「よし!分かりましたわ」

「その意気だ」

 

まぁ決心したようだ。

そんな大袈裟な…

 

「トリー!」

「ん?」

「私の事どう思っていますの?」

 

どう思うってお前女神だから血液型ある訳無いじゃん。

一応予想でいくと

 

「Aと思うぞ」

「本当ですか!」

 

まぁ予想だけど

 

「なぜか関西弁なのか知りませんが嬉しいですわ!」

 

何か知らんが喜んでくれて何よりだ。

そんな事をしている内に作業が終わった。

 

「よし、完成だ。着てみてくれ」

「分かりましたわ。

よろしければ覗いても構いませんわよ?」

 

一瞬俺の意思が揺らぎそうになった。

 

 

数分後ベールが試着室から出てきた。

 

「似合ってます?」

 

ベールがモデル並のポーズをとりながら聞いてくる。

よし、最終チェックだ。

全体的に薄緑のドレス。

胸と太ももを露出させ、セクシーな感じを与え。

腰辺りに黒いベルト。

腰の後ろに白いベールを結び着けている。

よし、OKだ!

 

「似合ってるぞ」

「うふふ、嬉しいですわ」

「また後日来てくれ。修繕とお代はその時に頼む」

「思いましたけど」

「何だ?」

「お金を払わずにそのまま帰してよろしいのですか?」

「まぁネプテューヌは偶に払うのを忘れてしまうけど、お前ら女神は必ず払ってくれると信じているからな」

「そうですわね。長い付き合いですものね」

 

ベールはそう言うと店を出て行った。

 

「長い付き合いねぇ…」

 

俺は近くにあった鏡を覗き込む。そして俺の顔が映る。

若干茶色寄りの黒髪。

目の色は空の様に青い。

まだまだ高校生でも通じる程の顔立ちだ。

 

「孫がいてもおかしくない歳なのになぁ…」

 

俺は店奥へと入って行った。

 




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