今回は私がこよなく愛するエロゲの一つTiny Dungeonの二次創作を送らせていただきまする。
指摘、感想等お待ちしております。オリ主が若干チート気味なので一部の人物の戦闘能力が上がっています。それらが受け入れられないというお方はどうぞ気分を害される前にお戻りになられてください。
特に大丈夫だ問題ない。というお方とウルル様バンザーイというお方は先に進まれてください。
ウルル様バンザーイ!!
早朝、とある寮の一室にて誰に命令される訳でもなくユア=ルゥムは羊皮紙にペンを走らせていた。
「……四世界の構図についてか」
この世界は四つある。
一つ目は力を誇りとし、強さを尊敬とする魔族が住む魔界。
二つ目に仲間との調和を是とし、仲間意識が強い神族が住む神界。
三つ目に自由であることを尊ぶ種族である竜族が住む竜界。
そして最後は四世界に大きな傷後を残した滅界戦争の発端となり、喜々として参戦した犯罪者の種族として、他種族から嫌われている人族(ひとぞく)が住む人界。
「こんなものかな?」
羊皮紙に書き込んだお世辞にも上手いとは言えない文章を見直し、インクが乾くのを待ってからその羊皮紙を丸めて自らが愛用する革製のバックに押し込むと椅子から立ち上がり自室を飛び出す。
小走りで寮の廊下を駆け抜けるとそのまま出口へと一直線で向かう。
「朝食抜きは……キツイなぁ」
ぐぅと音を鳴らし空腹を催促する腹部を軽く抑えて俺は寮の扉を開いて外へと出た。
「あらあら今日は随分とゆっくりね。」
寮を出ると直ぐに何処か優しく、そして何処か戒める様な声音で箒で地を掃くスタイル抜群な妙齢の女性が声を掛けてくれる。
「お、お早うございます」
「はい、お早うございます。」
彼女の名はルアン=ルゥム。この寮の寮長なのである。
「それで今日はどうかしたのかしら?」
「じ、実は本日が提出期限だった課題を終わらせるのを忘れていまして……」
「今まで?」
「……はい、していました」
「もう、駄目じゃないの」
軽く語気を荒げたルアンさんに人差し指で俺は額を小突かれる。
「あたっ!?す、すいません」
「反省してる?」
「してます」
「ならよろしい」
額を抑えて痛みではなく恥ずかしさに赤面しつつも課題をしていたせいで遅刻寸前な為に足を動かしここを離脱しようとするのだが。
「だーめ」
彼女によって捕縛もといとてもとても熱い抱擁を受けて完全に動きが止まってしまう。
「髪の毛さらさらねぇ」
「か、母さん恥ずかしいですから!」
何とか彼女の抱擁から逃げ出そうとするわけだがいかんせんビクともしないのです。
「あらあら遠慮しちゃって。ついこの間まで一緒にお風呂に入ってたじゃない」
「最近って……もう6年前ですよ。」
この時点で殆どの皆さんお気づきだと思いますがルアン=ルゥムは俺の母です。よく年の離れた姉と間違えられるが。
「あぁもう!ユアちゃんったら可愛いんだからぁ!」
「か、母さんストップ!色々と不味いから!主に俺の理性がぁ!」
その後俺は実の母に劣情を催さない様に無心でいた。だが母さんはそれを少しも察すことなかった。そしてお年頃の少年の男心が散々弄ばれたのは言うまでもない。
「補助魔法。電磁加速(リニアアクセル)!」
母さんに散々抱きしめられ身体中をまさぐられた後、遅刻を回避する為に俺は魔法を使い脚力を上げて全速力で駆けていた。ちなみに運動をすることで性欲は昇華出来る。俺が実の母に対して劣情を抱いたかどうかはご想像にお任せする。
「復習でもするか」
全速力で駆けて性欲を昇華しているだけでは勿体無い、折角なので今日授業がある頭の中で魔法について復習をしようと思う。
魔法には大まかにわけて約四種類存在する。
その名の通り攻撃に使用される攻撃魔法。
やはりその名の通り防御に使用される防御魔法。
自らの武器や身体に使用して強化する強化魔法に補助魔法。
傷を癒す回復魔法。
魔族は攻撃魔法に特化してはいるが防御魔法、強化魔法、回復魔法が不得手。
竜族は一部の例外を除いて魔法を使えない。その変わりに気鱗(きりん)と呼ばれる闘気を身体に纏い敵からの攻撃を防いだり、攻撃に使用する事ができる。
神族は魔族とは反対に強化魔法や補助魔法、回復魔法を使用する事を得意としている。一部には攻撃魔法に特化した神族もいたりするけれど。因みに俺、ユア=ルゥムも神族である。
最後に人族。人族は魔法や気麟は使用する事は出来ないが儀式兵器を使用する事によって魔法を初めて使う事が可能となる。因みに儀式兵器とは魔法を使うことはできなかった人族が大気の中に解けている魔力を集め、増幅する道具として作成、使用している。
「……あの後ろ姿は」
頭の中で授業の復習をしながら補助魔法で加速して疾走していると見覚えのある女子生徒を見かけて帯電していた魔力を霧散させ土を撒き散らしながらも足を止める。
「うわっ!?って何だお兄ちゃんか」
俺の前に今いるのは銀髪に若干の赤髪が混じった小柄な少女。名をアミア=ルゥム。
ファミリーネームでお気づきの方も多いと思うが俺の妹だ。
「お早うアミア。今日もとってもキュートだね!」
「にゃはは、お兄ちゃんこそイケメン!」
挨拶替わりに……まぁ挨拶もしているんだけど胸を弄る。
くすぐったそうに身を捩るアミアだがその表情はとてつもなく緩んでいるので良しとしよう。あ、やべぇムラムラしてきた。
「心地よい感触よ」
「ん、シスコンお兄ちゃんが毎日揉んでくれるから形から感度までバッチリだよ!」
「そうか!それは良かった!!だが俺がシスコンならお前はブラコンだろう」
「ちっちっち、甘いよお兄ちゃん。私のお兄ちゃんへの想いは家族間の愛を超えてブラザーコンプレックスを超えて今は純粋な恋愛感情へと至ったのだよ!」
舌を鳴らし人差し指を左右に揺らすと現在が登校時間にしては意外と遅い為に人がいないから良いものの何を恥ずかしい事を言って下さるのでしょうかこの妹は。
「え、何この子気持ち悪い」
「き、気持ち悪いって酷いなぁ。そんなお兄ちゃんは……こうだっ!!」
アミアは手をワキワキと寧ろムネムネと動かしたかと思うとスピード重視の戦闘に特化した俺も捉えられない程のスピードで後ろに回りこんで俺の上着の中に手を入れ込んでくるという変態的な行動に及びやがりましたよ。
「おお!やっぱりいい腹筋だねぇお兄ちゃん。筋肉が付きすぎずかと言って全然無いわけでもない。これが良いんだよねぇ。」
「だれかーここに変態がいますー!!」
「よいではないかーよいではないかー。」
身の危険を感じ叫び身体を捩り逃げ出そうとするがアミアもこちらを逃がすまいと俺の身体にしがみついて離れる様子が全く見えない。
分かりやすく言えばこのままでは遅刻確定になってしまうと言う事だ。
「ねぇ、お兄ちゃん。あそこの草むらで……やらないか?」
息を荒げ草むらを指差すアミア。
もはやその瞳には理性など垣間見える事はなくただ兄を映しているだけなのだろう。
「ア、アミア!俺は妹や気が置ける異性へのセクハラが趣味だがさすがに一線を越えるつもりはないからな!」
「だ、大丈夫!痛いのは最初だけだから!寧ろ痛いのは私だから!」
最早会話が成立していなかった。
「やーめろ―!!」
「やーめなーい!」
じたばたともがいて逃げようとしてはみるのだがアミアは小柄な身体から信じられない程の力で俺を草むらへと引っ張って行く。
そしてユア=ルゥムは妹であるアミア=ルゥムと禁断の関係へと踏み込……んだりはしなかった。
「アミちゃん……何してるの?」
そう、銀色の悪鬼がそこにはいた。
「しまっ……お姉ちゃ!?」
悪鬼を視認した直後もしくは視認する前に俺にへばり付いていたアミアは腹パンされた後地面に叩きつけられる。
「……なんと容赦のない」
「……ふぅ」
いきなりではあるが神族は髪の毛における銀の比率がそのまま魔力に繋がる。銀髪が一切ない場合は魔法が使えない。
逆に100%の銀髪を持つものは「完全銀髪(グラン・ルナ)」と呼ばれている。
そして我が妹アミア・ルゥムを投げ捨てて軽く息をついているのはもう一人の妹である。
そしてノートは数百年ぶりに産まれたグラン・ルナなのである。
「に、ににににに兄さん!アミちゃんに何か変な事されませんでした!?」
「い、いや大丈夫だからとりあえず落ち着いて」
「ボクは大丈夫ですよ。でもちょっと待っててくださいね。今、アミちゃんにお仕置きしますから」
そう言うとノートはアミアに追撃をかけようと歩き出す。だが俺はそれをよしとしない。家族が争ったって何も生まれない。だから俺はノート胸を揉みしだく。
「に、ににににに兄さん!!駄目、ここじゃあ人が来ちゃいます!」
「そんなことはどうでも良い!!それよりノートよ、また胸が成長しているではないか」
「だ、だって兄さんが毎日揉むから。あふっ!?駄目です兄さん、そんなとこ抓らないで!」
地面に伏して微動だにしないアミアの純白のショーツを目の端に捉えつつ俺はノートの胸をいじり続ける。
「今日は……遅刻か」
溜め息を吐き空を見上げるとそこにはトリニティの清々しいまでの青い空のみが存在した。
今回の使用魔法
・補助魔法 磁気加速(リニアアクセル)
雷、正確には磁気を用いた加速魔法。
本来は攻撃魔法であった雷の反動を補助魔法と偽って使用している。
ぶっちゃけると反動が凄まじく大変危険である。
しかしそれを日常で平気に使っているユアは何者なるや?
4月7日修正。