雪の駆逐艦-違う世界、同じ海-   作:ベトナム帽子

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 その1の続き! ちょっとグロテスクなシーンがあるので注意です。


第11話「強襲、バミューダ諸島!」その2

 初雪と深雪は雷巡チ級elite2隻、軽巡ツ級elite1隻と交戦していた。

「深雪、雷跡3本!」

「ええい、くそ!」

 チ級から放たれた魚雷3本回避。しかし、よけた所にツ級の砲撃。側転して回避。

 初雪の砲にも魚雷が来ていた。急転舵で回避。回避した先にも魚雷。投錨して急停止。

 魚雷に当たるわけにはいかない。雷巡チ級は北上や大井、木曾といった日本の重雷装艦と違って、投射数が多くはないが、1発1発の威力が重い。夜間では戦艦すら1本2本で大破する威力だ。駆逐艦が当たれば沈没は免れない。

「初雪、ツ級を――――ええい!」

 チ級が魚雷発射の様子を見せたので、深雪が先制して雷撃する。チ級の雷撃を断念させる。

 チ級の攻略方法は接近戦なのだが、その接近戦をツ級が許さない。あの砲門数と連射速度。こちらの攻撃すらままならない。

 深雪は決断する。

「初雪! 私を、ちぃっ! 私を投げ飛ばせ!」

「はあ!? わっ!」

「だから! 私を、うぇあ!」

 深雪に至近弾。海面が押し上げられ、転倒しかけるが、とっさの前転で転倒を防ぐ。マストは折れてしまったがたいしたことではない。

「投げ飛ばせって! 奴らに!」

 深雪が左腕を差し出す。

「わかった、」

 初雪が両手で深雪の左腕をつかむ。そして、

「よっ!」

 回転をかけて敵の方に投げ飛ばした。

 空を飛ぶ深雪。今度は降下ではない。ツ級とチ級が空飛ぶ深雪を見上げる。

 深雪は空中で長10㎝連装高角砲を構える。ツ級に照準。ツ級の目、といってもどこか分からないが、ツ級の目が合った気がした。

「ご愁傷様!」

 発砲。高初速の10㎝高角砲弾はツ級の頭から胴体にまで突き進んだところで炸裂。ツ級の上半身と下半身を真っ二つにした。

 深雪はマット運動でいうハンドスプリングで海面に着水。

 着水時の硬直をチ級2隻が狙う。魚雷を放つ、まがまがしい腕を深雪に向けた時だった。

「後ろがお留守!」

 初雪が無防備なチ級2隻の背中に魚雷と砲弾を撃ち込む。胴体に風穴が開いたところに魚雷の爆発。チ級2隻は粉々に吹き飛んだ。

「誰か拍手してくれよ、見事なハンドスプリング!」

 深雪はさわやかな笑顔で手を空に大きく掲げていた。

「褒めてもらいたければ、陸でしなさいよ! 陸で!」

 初雪は大声で突っ込んだ。

 

 初雪と深雪は雷巡チ級elite2隻、軽巡ツ級elite1隻と交戦していた。

「深雪、雷跡3本!」

「ええい、くそ!」

 チ級から放たれた魚雷3本回避。しかし、よけた所にツ級の砲撃。側転して回避。

 初雪の砲にも魚雷が来ていた。急転舵で回避。回避した先にも魚雷。投錨して急停止。

 魚雷に当たるわけにはいかない。雷巡チ級は北上や大井、木曾といった日本の重雷装艦と違って、投射数が多くはないが、1発1発の威力が重い。夜間では戦艦すら1本2本で大破する威力だ。駆逐艦が当たれば沈没は免れない。

「初雪、ツ級を――――ええい!」

 チ級が魚雷発射の様子を見せたので、深雪が先制して雷撃する。チ級の雷撃を断念させる。

 チ級の攻略方法は接近戦なのだが、その接近戦をツ級が許さない。あの砲門数と連射速度。こちらの攻撃すらままならない。

 深雪は決断する。

「初雪! 私を、ちぃっ! 私を投げ飛ばせ!」

「はあ!? わっ!」

「だから! 私を、うぇあ!」

 深雪に至近弾。海面が押し上げられ、転倒しかけるが、とっさの前転で転倒を防ぐ。マストは折れてしまったがたいしたことではない。

「投げ飛ばせって! 奴らに!」

 深雪が左腕を差し出す。

「わかった、」

 初雪が両手で深雪の左腕をつかむ。そして、

「よっ!」

 回転をかけて敵の方に投げ飛ばした。

 空を飛ぶ深雪。今度は降下ではない。ツ級とチ級が空飛ぶ深雪を見上げる。

 深雪は空中で長10㎝連装高角砲を構える。ツ級に照準。ツ級の目、といってもどこか分からないが、ツ級の目が合った気がした。

「ご愁傷様!」

 発砲。高初速の10㎝高角砲弾はツ級の頭から胴体にまで突き進んだところで炸裂。ツ級の上半身と下半身を真っ二つにした。

 深雪はマット運動でいうハンドスプリングで海面に着水。

 着水時の硬直をチ級2隻が狙う。魚雷を放つ、まがまがしい腕を深雪に向けた時だった。

「後ろがお留守!」

 初雪が無防備なチ級2隻の背中に魚雷と砲弾を撃ち込む。胴体に風穴が開いたところに魚雷の爆発。チ級2隻は粉々に吹き飛んだ。

「誰か拍手してくれよ、見事なハンドスプリング!」

 深雪はさわやかな笑顔で手を空に大きく掲げていた。

「褒めてもらいたければ、陸でしなさいよ! 陸で!」

 初雪は大声で突っ込んだ。

 

 もぞもぞと死に体で動いていた芋虫めいた深海棲艦にXM177E2カービンの銃剣を突き刺し、発砲する。芋虫は力尽き、身を横たえる。ロビーで動く芋虫はいない。

「ロビー、クリア」

 第82空挺師団は空港の2階にある到着・出発ロビーの深海棲艦を駆逐した。15年前には飛行機を待つ客、飛行機から降りる客で賑わっていたロビーだが、今では血と硝煙の臭いが漂い、芋虫の死骸が大量に転がる凄惨な場所になっている。

『了解、我々は1階の貨物置き場と特殊車両待機場に突入するが、第3、第4小隊は搭乗手続き場を制圧せよ』

「了解」

 ロビーを制圧した隊員達は搭乗手続き場手前の曲がり角で止まる。第3小隊の小隊長は弾倉内の弾数、装備のチェックを命じる。

 暗いロビーにコッキングの音や、金属がぶつかる軽い音だけ響く。

 小隊長はふと、変に感じた。

 静かすぎる。

 さっきまで搭乗手続き場からロビーに入る通路、具体的に言えば、荷物検査や金属探知機があるところを通って、芋虫共が次々とわき出てきていたのに、今は何もない。遠くから砲声が聞こえてくる。港で戦っている艦娘達のものだろう。

 ただ単に敵が全滅したのか。それとも待ち伏せか。

 小隊長はつばを飲み込み、新たな指示を出す。

「閃光手榴弾と焼夷手榴弾を用意」

 まず焼夷手榴弾の摂氏2000度以上の高熱で焼き尽くし、次に閃光手榴弾で怯ませ、突入。

 何が待っているかは知らないが、倒すことには違いない。投擲の秒読みを始める。

「5、4、3――!」

 投擲するまでもなく、深海棲艦からやってきた。現れたのは触手。直径1メートルほどか。

 その触手は目にもとまらぬ速さで小隊長の首をはね飛ばした。

「隊ちょ――」

 他の隊員達にも触手は襲いかかる。

 文字通りにたたきつぶされ、ミンチになる者。

 小隊長と同じように体の一部をはね飛ばされる者。

 壁にたたきつけられる者。

 巻き付かれ、全身の骨を砕かれる者。

「は、放せぇえええ!」

 足に触手が巻き付き、搭乗手続き場に引きずられていく者。得物のXM177E2カービンを触手に撃ちまくるが、障壁が展開され、弾かれる。すぐに弾倉内の30発を使い果たす。

 頼みの綱の40㎜グレネードを触手に向かって放つが、はずれて、天井に穴を穿つ。

「ああああああああああああああああああああああああ――――」

 

 吹雪は電探でキャッスル港に深海棲艦がもういないことを確認した。無線で全員の無事を確認する。

『白雪は無事です』

『こちら、カッシング。無事だ。何とか生き残ったぞ』

『初雪、小破したけど、大丈夫』

『こちら、深雪。マストが折れて、煙突も歪んだけど元気だぞ』

『ファラガット、艤装の所々に穴が開いたけど、戦闘に支障なし』

「みんな無事で良かった。探照灯付けるから、集合して」

 停止して、探照灯を空に向ける。一筋の光軸が夜空に向かって伸びる。

 一番早く合流したのはカッシングと白雪だった。

「空挺って面白いな。ひゅーっと降りて、バババッ、だ。敵は驚いた顔しててな。確か駆逐艦3隻と軽巡1隻沈めた。白雪の援護のおかげだ。綺麗だったぞ」

「綺麗?」

「牽制射撃に曳光弾と照明弾たくさん使ったから。顔中すすだらけ」

 闇夜のためよく分からないが、白雪の顔はほのかに黒く見えた。白雪得意の弾幕射撃をしたのだろう。確かにあの発砲量は顔にすすが付く。

「吹雪ちゃん、何隻沈めた?」

「えっと、タ級とツ級、あとイ級2隻とト級1隻かな?」

「あたしはイ級2隻とへ級、ヲ級それぞれ1隻ずつだ」

 闇夜から突然、ファラガットが現れる。吹雪は小さく悲鳴を上げた。

「夜戦はやっぱり日本海軍の十八番か。ちくしょう」

 吹雪の戦果にファラガットは悔しそうな顔をした。吹雪をライバル視しているファラガットは戦闘に限らず、いろいろなことで吹雪に挑戦しているのだが、全て敗北しているのが現状だ。駆逐艦の本領である夜戦での戦果比べでも負けてしまった。撃沈数で言えば、吹雪より1隻少ないだけだが、シェリダン空挺戦車の援護がなければ、ファラガット自身がやられていたことを考えると圧倒的敗北である。

「ファラガットちゃん。もうちょっと普通に現れてよ」

「別に驚かそうとしたわけじゃないんだけど」

 すぐ後に初雪、深雪と合流し、吹雪達は第82空挺師団と司令部にキャッスル港制圧の無電を送った。

 

『ああああああああああああああああああああああああ――――ブッ』

 第3、4小隊との無線は悲鳴とノイズを残して途切れた。

「おい、第3小隊、第4小隊! おい、応答しろ! 何が起こった! おい!」

 全体の指揮をしている第1小隊の小隊長が無線に叫ぶ。無線機はうんともすんとも言わない。

「いったい何が……」

 無線機を握りしめる。私達は米軍で最も優秀、勇敢な第82空挺師団なのだぞ。その中でも第3、第4小隊は特に室内戦闘が優秀な奴らで編成した小隊だ。一瞬でやられるような奴らじゃない。しかし、無線は切れた。

「ターミナルの中には何がいやがるんだ……」

 相手は深海棲艦という化け物。何があってもおかしくはない。

「貨物置き場と特殊車両待機場への突入は一時中止だ!」

「小隊長! あれを見てください!」

 補佐の軍曹が空港ターミナルの方向に指を差す。小隊長は言葉を失った。

 触手だ。貨物置き場と特殊車両待機場のシャッターを突き破り、次々と触手が出てくるではないか。

 触手は表面が月明かりにぬらりと光り、地面を這いながら進む。そして狼狽える隊員達に襲いかかった。

 隊員達は発砲。しかし、小銃弾は障壁に阻まれ、効果はない。

「後退! 後退せよ!」

 シェリダンが触手に向け、榴弾を放つ。しかし、うねうねと動く触手に命中させることはできない。榴弾の破片は障壁を貫通し、触手にダメージを与えるが、ちぎれることはない。

 突如、ターミナルのコンクリート部分のあちこちにひびが入り始めた。地震や砲撃による崩壊のものではない。地面は揺れていないし、砲撃していない位置からひびが入り始めている。

「な、なんだ……!?」

 ひびだけではなく、ターミナル自体が崩壊し始めた。巨大なコンクリート塊が地面に落ち、ばらばらになる。開いた巨大な穴から、巨大な腕が出てくる。そして、崩れた屋上からは複眼らしきものを備えた頭。

「何だというのか――――!?」

 月明かりに照らされて、ターミナルから出てきたのは巨大な深海棲艦だった。

 

 サンダーチーフとファントムⅡの攻撃部隊は帰途についているときに、巨大な深海棲艦の出現の報を聞いた。

 大きさ30メートルの深海棲艦。これくらいならば、爆弾は当てやすい。しかし、翼下に爆弾はない。すべてキャッスル港に投下してしまった。

 燃料があれば、ちょっとくらいは……。パイロット全員が思う。

 しかし、バミューダ諸島はサンダーチーフやファントムⅡには遠すぎた。爆弾搭載数を減らす代わりに増槽を積んで、なんとかバミューダ諸島と本土を往復することができる。

 今から、引き返すことはできる。しかし、爆弾がない今、唯一の武装であるM61バルカンでは有効打にならない。そして貴重な機体を確実に失うことになる。

 何人かのパイロットはふがいなさにキャノピーを拳で叩いた。

 

 第82空挺師団の支援要請を受けた吹雪達はキャッスル港を北上した。そして第82空挺師団を攻撃しているものを見た。

「なにあれぇ!」

 吹雪が思わず叫んだ。他の者も絶句している。

 あれは輸送艦ワ級だろうか? しかし、あんな触手や昆虫のような複眼はなかったはずだ。そしてなにより、大きすぎる。高さ30メートルの深海棲艦なんて見たことがない。

「機動戦士なロボットでも……いや、サイコな方なら……」

 初雪はぶつぶつと言っている。アニメの巨大ロボットならば対抗できるのではないかと考えているのだろう。

「あの、でかいのが?」

『そうだ、そのでかいのだ! 砲撃頼む!』

 無線の向こうでは砲撃音や銃声と重なって、悲鳴や地面が割れる音が聞こえる。あれがワ級から進化した陸上型深海棲艦ならば障壁を展開するだろう。重火器が多くない空挺部隊では不利だ。

「砲撃するよ! 目標、あのでかいの!」

 名称、『でかいの』。吹雪はこれでいいのかなぁ、と心中思ったが、名称なんて研究者の人たちが付けてくれるからいいや。と考えるのをやめた。

 12.7㎝連装砲を撃つ。ファラガット達も5インチ砲で砲撃。艦艇としては小型砲だが、陸軍としては重砲ともいえる口径だ。運動エネルギーも含めれば、シェリダンの152㎜ガンランチャーより大きい破壊力を持つ。

 砲弾は障壁を貫通、体表を突き破り、体内で爆発。『でかいの』の身を抉る。『でかいの』は痛みに叫ぶ。新たな方向の敵を確認した『でかいの』は触手による攻撃を行う。

「なんかきたぁあああ!」

 十数本の触手がかなりの速さで吹雪達に迫る。砲と機銃で迎撃するが、いくつか撃ち漏らした。それぞれ3本の触手が吹雪、深雪、カッシングを襲う。

 吹雪は頭上で交差させた腕で触手を受け止め、右足で蹴り飛ばした。艦娘の常識外れの威力のキックによって触手はちぎれた。

 カッシングは攻撃を受けた吹雪に気を取られ、自分に迫り来る触手に気づかなかった。

「あ、」

 気づいたときには避けられる距離ではなかった。横殴りにされ、海面を水切りのように跳ねる。

 体勢を立て直したとき、触手は頭上にあった。5インチ砲を構えようとする。しかし、腕が軽い。挙げた手には握っているはずの5インチ砲はなかった。さっき、落としてしまったに違いない。

 武器がない。どうしよう? 

 カッシングは身を竦めてしまった。カッシングは他のアメリカ艦娘と同じように艦娘になったばかりだ。吹雪と同じような防御を、回避さえとっさに取ることはできなかった。

「なにやってんの!」

 初雪はとっさの判断でカッシングにタックル。はじき飛ばした。かろうじて触手を回避する。カッシングと初雪は海面に倒れ込む。初雪は完全に倒れ込む前に触手に12.7㎝連装砲を放って、触手を撃破。

「あ、ありが――」

「早く立って!」

 初雪はカッシングの手を取り、無理矢理立たせる。いつ次の触手が来るのか分からないのだ。

 深雪は華麗なブリッジで触手を回避。深雪はかなり体が柔らかいのだ。こういうこともできる。すぐに起き上がり、空振りした触手を撃つ。

 

「うわ、なにヌルヌルする」

 吹雪の両腕と右足先は触手の粘液が大量に付着していた。手に持っていた12.7㎝連装砲にも付いている。動かしてみたら、動作が怪しかったので連装砲を海に突っ込んで、洗う。

 『でかいの』は艦娘の方が脅威と思ったのか、第82空挺師団を攻撃していた触手を吹雪達に向かわせる。

 吹雪は12.7㎝連装砲を下ろし、長10㎝連装高角砲を構える。12.7㎝連装砲は平射砲であり、装填のたびに砲身を水平にしなければならない。しかし、どんな角度でも装填できる長10㎝連装高角砲ならば、触手相手に後れを取ることはない。白雪、深雪、初雪もそれに倣う。

 迫ってくる触手を高角砲で迎撃。今度は撃ち漏らしを出さない。

 続いて、『でかいの』本体を攻撃。何発もの高角砲弾が体内の深い場所で爆発し、『でかいの』の体内をかき混ぜる。

 『でかいの』の触手のほとんどは根元からちぎれ、戦いは一方的になって行った。

 

 引き金を引いても弾が出ない。砲塔内の砲弾を使い果たしたのだ。長10㎝連装高角砲の砲身は灰色の塗料が融け落ち、赤茶色の防錆塗料がむき出しになっている。

 東の水平線が明るい。日の出だ。

 すでに『でかいの』は動かない。触手は全て根元からなくなり、体に開いた無数の穴から血を垂れ流しているだけだ。

 砲声も銃声も止んでいる。戦いは終わったのだ。

「ふぅ……」

 吹雪は息をつくと、しゃがみ込んだ。




 「強襲、バミューダ諸島!」、ようやく終わりです。まさかここまで長くなるとは。

 自分の中では沿岸や島にいる陸上型深海棲艦(飛行場姫や離島棲鬼など)以外の内陸に侵攻する深海棲艦は虫のイメージがあります。それは安易に「海が魚なら陸は虫だろ」と考えたからです。その結果が、あの芋虫共や戦車もどき、『でかいの』こと、複眼ワ級です。
 この世界の深海棲艦は海では「ヒト型(小型化)すると強くなる」のに対し、陸では「一時的に弱体化するが、進化(虫化)することで強くなる(適応する)」という感じです。 しかし、陸に上がることで小型、俊敏さ、高火力を失った深海棲艦がM60パットンMBTやM41ウォーカー・ブルドック軽戦車と戦うと……まあ、シェリダンとの戦闘を思い出して、察してください。所詮、海の深海棲艦と同じで第二次大戦レベルなのよ……。
 複眼ワ級との戦闘を書いているとき、あるものを思い浮かべていました。Gのレコンギスタの1シーン、ユグドラシルのテンダービームに貫かれる量産型モンテーロです。あんな風に艦娘がなったらやばい。この作品がやばい。

 さて、次回も舞台はバミューダ諸島。アメリカ本土に帰るまでが作戦だよ。

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