貞夫の危惧した通り、レティシアは劣勢に立たされていた。
だがそれはシュトロムに対してではない。
たかが陶器の巨兵ならば、何体集まろうが彼女にとっては物の数ではなかった。
問題なのは、そこに現れたのがシュトロムだけではなく、ラッテンも揃っていた事だ。
ラッテンは自らの魔笛の音色でサラマンドラの兵士達を操り、自らの操り人形としていた。
操られているとはいえ兵士達を傷つけ、下手をして殺してしまってはルールに定められた『同士討ちを禁ず』の項目に触れ負けてしまう事になる。
歯噛みするレティシアを嘲笑うように、ラッテンはサラマンドラの兵士達をけしかける。
不用意に攻撃する事の出来ないレティシアは構えていた槍を降ろすと、代わりに自らの影を操り、襲い来る兵士達を傷つける事無く拘束した。
事態はそれで終わらなかった。
兵士達を囮に、逆にレティシアを繋ぎとめる事に成功したラッテンは、次いでシュトロムに参加者達を襲わせる事にした。
ちょうど人々の先頭にいたジンに向かって、巨兵はその剛腕を振り下ろす。
為す術の無いジンは、それでも諦めるものかと巨大な手が迫りくるのを睨みつける。
ふいに、ジン達に迫っていた1体のシュトロムが横へと大きく吹き飛んだ。
ただ吹き飛んだだけでなく、その体はバラバラの破片となって砕け散っている。
ジンもレティシアも、俯瞰するように事態を静観していたラッテンですら何が起きたのか理解出来なかった。
人々は原因を求める様に、先ほどまでシュトロムが佇んでいた場所、その先に視線を向ける。
猛然と立ち込める煙の中に、薄っすらとシルエットが浮かんでいた。
煙が晴れるにしたがって、それが人型を象っている事が分かる。
細身のシュトロムとは違い、ドッシリとした小山の様な体系だ。
それは鉄製であるのか、わずかな光に表面が赤銅色に輝いている。
「随分と好き勝手に暴れてくれたみたいね、本物の
発せられたその声は、こちらを見下ろす様にそびえ立つ巨人の肩に佇んでいる人影からのものだった。
暗がりに次第に目が慣れていくにつれ、ジンとレティシアの顔が驚きから喜びに変わる。
巨人と共に現れたのは、今まで終ぞ行方が分からなかった久遠飛鳥であった。
彼女はこれまでの間、街の散策中に見つけたはぐれ精霊──ハーメルンで命を落とした130人の子供の霊格の1人──に匿われていたのだった。そこで精霊達から託されたのが、共に現れた鋼鉄の
ラッテンが1体のシュトロムをけしかける。
飛鳥はディーンの名を叫ぶと、それに呼応したディーンは一撃の下に襲い来るシュトロムを打ち砕いた。
驚愕するラッテンは残る全てのシュトロムを使って、同時に飛鳥を襲わせる。
しかし複数体のシュトロムも、飛鳥の的確な指示によって機敏に動くディーンによって、瞬く間に瓦礫の塊へと変貌する事となった。
巨体同士での戦闘の音響は街中に響き渡り、その様を貞夫達も見入る様に観戦していた。
「おいおい、
呆気にとられた様に貞夫は呟いた。
突然の事態に理解が追いつかないが、あの紅い巨人は敵では無いらしい。
耀が鷹の視覚を使い戦いの様子を観察する。
すぐにディーンの肩口に乗っている飛鳥に気が付いた。
耀は安堵と共に、飛鳥が帰って来た事を貞夫と黒ウサギに伝える。
ディーンがシュトロムを全て片付け終えるのと同時に、別の方向からも大音響が響いてきた。
閃光と爆発と、それに伴う土煙が風の様な速さで立ち上る。
その高度は山よりも遙かに高く、箱庭の天幕に届かんばかりである。
貞夫は爆発が起きた方向から十六夜の気配を感じた。
その近くにいる何者かの気配──おそらくヴェーザーであろう──も急激に弱まっていき、やがて消滅した。
「どうやら、双方決着がついた様ですね」
黒ウサギは十六夜と飛鳥が勝利した事を、ウサ耳を使って聞き集めた情報を元に確信した。
貞夫も2人がこちらに向かって来ている事を感じている。
「風向きは僕達の方に吹いてきたみたいだな」
ペストを見ると、彼女は同志であるヴェーザーとラッテンの事を悼むかの様に瞑目している。
そして、自らのゲームメイクが甘かったばかりに2人を失ってしまった事を内心で悔いていた。
しばしの静寂が辺りを包む。
貞夫がリタイアを即そうとした時、ペストの持つ雰囲気が変わった。
「……時間稼ぎはもう止めるわ。白夜叉だけを手に入れて……後は皆殺しにする」
ペストの全身から赤黒い瘴気が噴出した。
同時に彼女から凄まじい突風が吹き荒れ、黒ウサギ達は飛ばされない様にその場で踏ん張る。
「避けろぉーッ!!」
貞夫が叫ぶ。
正面からは黒い風が津波の如き勢いで迫って来ていた。
突然の事に反応が遅れた黒ウサギ達3人を抱え込み、テレポートで瞬時にその場を離れる。
「止まるなよ。動け動け、死んじまうぞ」
先ほどまでいた場所を黒い風は高速で通り過ぎて行った。
風はペストを中心に360度、全周囲に無差別に放射されている。
しかも射程距離が無いのか、それは延々と止まる事なく建物の隙間を縫う様に浸透し、街中に広がっていく。
「今までの余興とは違う、触れただけでその命に死を運ぶ風よ」
ペストの言葉通り、街路樹などが風に触れた先から水分を失ったように瞬間的に萎れ、粒子状に崩れ去っていく。
「いけない! このままではステンドグラスを探している者達が!!」
サンドラは眼下の街に目を向けた。
ゲームに参加していない人達はすでに室内に避難済みだが、捜索者達はまだ野外にいる。
急いで建物内に逃げ込もうとしているが、黒い風の方が速度が速い。
「させるかよ!」
あわや飲み込まれんとした人々の眼前で黒い風が静止した。
貞夫が両手を前に突き出し、何かを握りしめる様な手つきで空を掴んでいる。
念動力にも似た魔法で、風の動きを無理やりせき止めているのだった。
しかし距離が離れすぎている事とペストの力の方が大きい事もあって、風は完全に動きを止めていない。それでも、外に取り残されていた人達が避難を終えるまでの時間稼ぎにはなった。
問題があるとすれば、黒い風から逃げている者が他にもいた事だった。
街中にばらまかれたステンドグラスを探すため、捜索者も同様に町中のいたる所にその足を伸ばしている。
貞夫は別の場所で黒い死の波に飲まれようとしている人達から、その恐怖を引き離した。
しかし手が足りない。
貞夫が動きを抑えている場所の他に、あと2カ所で風に襲われている集団がいる。
もうダメか、と誰もが思った時、金属質の雄叫びが響いた。
飛鳥が引き連れたディーンが、その身を盾とし死の暴風の前に立ち塞がったのだ。
さしものペストの
同時にもう1ヵ所でも、高速で突っ込んできた十六夜が黒い風を蹴りつけ、物理的に破壊してしまう。
「全員集合だな」
貞夫の顔に安堵の笑みが浮かんだ。
十六夜も貞夫達の下に降り立ち、飛鳥もディーンをその側に寄せる。
「いくら数だけ揃えようと、星も砕けない分際では、魔王に勝つ事など出来はしないわ」
さしものペストからも余裕は消えているが、それでも負けるなどとは露程にも思っていない。
「だったら試してやろうじゃねえか!」
十六夜が拳を振り上げ啖呵を切る。
しかしその手は上腕までが血に染まり、所々腫れ上がっている。骨が砕けているのは明白だ。
本来なら痛みで叫び声でも上げたい所だが、十六夜は意地でそれを我慢していた。
「無理するな。今治して……」
貞夫が十六夜の手に触れようとした所を邪魔する様に、ペストから黒い風が向けられる。
一同はとっさに散開してその場を離れた。
「そんな余裕も与えてくれないわけね……。黒ウサちゃん! 作戦があるなら今こそ実行するべきだ!」
「さっさと指示を出せ、黒ウサギ!」
風を避けながら貞夫と十六夜が大声で催促する。
黒ウサギは取り出した自身のギフトカードを確認すると、その顔をほころばせた。
「時は満ちました。これより皆様を、まとめて月までご招待いたします」
黒ウサギのギフトカードから目も眩む閃光が放たれた。
重力が天地逆さまに反転し、それがさらに180度転回する。
眩暈にも似たその感覚が過ぎ去り目を開けると、周囲の様が一変していた。
足場の屋根と共に木造建築群は姿を消し、大小さまざまなクレーターが開けられた荒れ地の様な場所に立っている。
空は暗闇ではあるが、そこかしこに柔らかく小さな光が点在していた。
その上には青く輝く一際大きな球体が浮かんでいる。
「こここそが、我々月のウサギが招かれた月界神殿、『チャンドラ・マハール』でございます!」
思いがけず訪れた宇宙旅行に、黒ウサギ以外の全員が周囲をキョロキョロと見回す。
月面には空気は無いものだが、僅かに残された神殿の名残である石像が結界の役割を果たしているのだろう。
「そんな……ゲーム盤から出る事はルールで禁じられているはず……」
ペストが動揺を露わにした。
「ちゃんとゲーム盤の枠内ですよ。ただ、高度がもの凄く高いだけでございます」
そういうのもアリなんだ、と貞夫は呆れつつも事態を飲み込んだ。
「さすがに38万キロも上空じゃ、ハーメルンの魔書も効果範囲外か」
十六夜の予測通り、ペストの体から発せられた黒い風の威力が目に見えて弱まっていく。
「これで参加者の心配は必要ありません。皆さんは魔王を抑えていてください」
そういうと黒ウサギは飛鳥の下へジャンプする。
「かしこまり!」
貞夫達は一斉にペストに向かって飛び掛かった。
耀とサンドラが同時に放った攻撃をペストは黒い風で自身を包む事で無効化する。
それを十六夜が蹴りで破壊し、砕けた風の間を縫って貞夫が魔力弾を撃ち込む。
即席の割に良いコンビネーションだが、いかんせん火力不足のためそれはペストに弾き飛ばされた。
下から十六夜が蹴り上げるも、片腕を負傷しているせいで本調子ではないらしく、やすやすと
貞夫達が時間を稼いでいる間に黒ウサギは飛鳥にある物を手渡した。
それこそ勝利のカギを握る黒ウサギのギフト、インドラの槍。
『叙事詩・マハーバーラタの紙片』から召喚されるこの槍は、彼女の持つもう1つのギフトである『太陽の鎧』と引き換えに、一たび手から放たれれば絶対に相手に命中するという必勝の効果を発揮するのだ。
ゲーム中に1度しか仕えないという制約はあるものの、ギフトの効果を増大出来る飛鳥が使えば勝利は間違いないと黒ウサギは言う。
プレッシャーを受ける飛鳥だが、それでも仲間の事を信じその手に槍を握る。
黒ウサギは飛鳥の元を離れ戦闘の場に駆けていく。
これで勝利は決まったという確信を胸に。
それが油断であったのか。否、ペストの執念が上回ったのだ。
ギフトカードを掲げ太陽の鎧を召喚しようとした黒ウサギの下に、ペストは瞬間移動にも似た高速の挙動で飛来し黒ウサギを殴打した。吹き飛ばされていく黒ウサギの手からはギフトカードが離れ、ペストの足元にヒラヒラと舞い落ちる。
「軍神に月神に太陽神まで操るなんて、本当に化け物ね」
黒ウサギのギフトカードを拾い上げたペストが忌々しげに呟く。
「でも、これでインドラの槍はその効果を発揮できなくなったわ」
地面に落としたカードを足で踏みにじりながら、ペストは冷笑を浮かべる。
インドラの槍の必中の能力は、太陽の鎧を発動する事で初めて効果を発揮する。
そのための太陽の鎧を使う前に潰されてしまっては、ただの稲妻を放つ槍でしかない。
「何て事に……!」
槍を構えたディーンの側で飛鳥は歯噛みする。ここまできて、全ては終わってしまうのか。
しかし、貞夫の顔には焦りの色は少しも無かった。
むしろ逆で、自分達の勝利をまるで疑っていない。
「久遠ちゃん、構うな! 撃て!!」
貞夫は叫んだ。
その声に飛鳥は戸惑っている様だ。
これを外せばもはや打つ手は完全に潰えてしまうのだから当然だろう。
そんな彼女をまっすぐに見つめ、貞夫は安心させるように笑顔を浮かべると、ゆっくりと父親の様に言った。
「大丈夫。おじさんに任せなさい」
貞夫の言葉が、砂漠に流れた水の様に飛鳥の心に染み渡る。
同時に安らぎにも似た安心感も湧き起こった。
意を決した飛鳥はディーンに投擲体制を取らせる。
「そんなものが避けられないと思って……っ!?」
ペストの両腕両足に、枷の様に火の輪が燃え上がった。
「逃がしはしない!」
中空に浮かんだサンドラが、肩で息をしながら印を結ぶ。
振り返った貞夫も念動力でペストを金縛り状態にし、最後に耀がグリフォンのギフトで作り出した竜巻で、ペストの体を包み込みその動きを封じる。
「撃ちなさい! ディーン!!」
飛鳥の
ディーンは大きく振りかぶると、第3宇宙速度に匹敵する勢いで槍を撃ち放った。
黄金に輝くインドラの槍は、稲妻を伴って一直線にペストに向かう。
「こんな程度でぇえええええッ!!」
渾身の力を振り絞ったペストは貞夫達の拘束を脱し、インドラ槍が到達する寸前で、黒い風を障壁の様に幾重にも展開する。
槍は風の障壁を破りながら進むも、その勢いは次第に衰えていった。
「私はまだ死ぬわけにはいかない! 8000万の人々の無念を晴らすまでは……ッ!!」
怨念を込めてペストは叫ぶ。
その怨嗟の声を後押しする様に、彼女の周囲を赤黒いオーラが取り囲んだ。
インドラの槍が徐々に押され始めている。
「もうやめよう」
貞夫が呟いた。
このまま恨みを放射し続ければ、ペストは怨霊神になってしまう。
それは意志も無く、ただただこの世を呪い続けるだけの存在だ。
しかし彼女は、彼女達は、この世の過酷な運命の被害者でもある。
ペストを縛り付けている
貞夫はテレポートを使い、インドラの槍の真横に転移した。並行する様に滞空している。
槍に触れつつ、ペストに語りかけた。
「君達はもう十分に苦しんだ。ゆっくり、おやすみ」
貞夫とインドラの槍はペストの視界から姿を消した。
彼女の背後に転移した貞夫の側から槍は離れ、無防備なペストの背中に向かって飛んでいく。
振り返る暇も、瞬きをする間も無かった。
インドラの槍はペストの腹部に吸い込まれるように突き刺さる。
そこは先の戦闘で貞夫が貫いた場所だった。
まだ完全に回復しきれていなかったため、一切の防御が敷かれていなかったのだ。
ペストの体と意識が強烈な光に埋め尽くされていく。
インドラの槍はペストごとグングンと上昇していき、やがて静止すると一際強烈な閃光と雷撃を伴ないながら爆発した。
最後の瞬間、ペストは何を思ったのだろうか。
未だ残る無念か、それとも……。
貞夫は、彼女が安らぎに包まれた事を願い黙祷を捧げた。
ゲーム開始から10時間が経過した。
月面でペストを打倒したのと時を同じくして、地上の境界壁でも真実の伝承を記したステンドグラスが掲げられると、舞台は書割を畳むようにして元の境界壁の姿を取り戻した。
呆然とする参加者達の下へ、封印が解かれた白夜叉が降り立ち謝罪を述べる。
大口を叩いておきながら何も出来なかったという彼女を責める者は誰一人いなかった。
ふざけている所はあるものの、何だかんだで人望があるらしい。
そしてサンドラの宣言と共に、魔王とのゲームは完全に終了した。解放の鐘が鳴り響く。
人々は喝采を揚げ、生き残れた事、同志が無事であった事を喜んだ。
それからは戦いの後始末があったり、魔王討伐の功績授与と祝賀会を兼ねた誕生祭の続きがあったりで、舞台は再び活気に包まれた。
1週間後、ノーネームのコミュニティに戻った貞夫達一同は、子供達を引き連れて敷地内の元は畑であった荒れ地へとやって来ていた。
「むり!」
飛鳥に連れられたはぐれ精霊──メルン──は断言した。
飛鳥にディーンを託したハーメルンの子供達の魂は元の1284年の世界へと旅立ってしまったそうだが、彼らが残したメルンは新たな同志としてノーネームに加わる事となった。
そのメルンには土地の開拓の功績が与えられているらしく、その力を使えば荒れた農地を元に戻せるのではないかと飛鳥は考えたわけだが、どうやらそれは難しい様だ。
期待させてしまった事を詫びる飛鳥を、黒ウサギと耀は励ます。
「なあ、土壌の肥やしになる物があったら、土地を復活させる事が出来るんじゃねえのか?」
周囲に散在している廃墟の木材等をメルンの力で分解し、肥料として土壌の肥やしにすればどうか、というのが十六夜の提案であった。
メルンの反応も良く、可能性は0ではないらしい。
飛鳥はディーンを呼び出し、さっそく土地を耕すための作業にかかる。
歩いていくディーンの周りに、子供達が楽しそうに群がる様を見て、飛鳥はフイに寂しげな表情を見せた。
「どうした?」
飛鳥の横に立った貞夫が問いかける。
「あの子達、無事でいるのかしら」
元の世界へと帰っていったハーメルンの子供達の事が気がかりである様だった。
「良い所行けるさ」
それは旅立っていったハーメルンの子供達と、ペストの事を思っての言葉だった。
2人は遠い空の彼方を見つめる。どこまでも青い色が広がっていた。
「あ、そうだ(唐突)」
貞夫は両手をパンと叩き話題を変える。
「ちょっと皆に相談があるんだけどさ、いいかな?」
黒ウサギ達も貞夫の周りに集まる。
「なんでございましょう?」
「僕さ、病院を初めてみようと思うんだ」
「病院?」
貞夫以外の皆の声が共鳴する。
「黒死病にかかった人達を治療してて思ったんだ。あれが僕の
ゲームで戦う事だけがコミュニティのためになるわけじゃない。
貞夫はそう考えた。
苦しむ者を救う事も立派な力の使い道だ。
「それは、とっても素敵な提案でございますね」
誰も文句を言う者はいなかった。
思いがけず、貞夫はこの箱庭に愛着を持ち始めていた。
そんな箱庭を守るため、ノーネームはこれからも魔王と闘い続けるだろう。
貞夫も力の限り彼らを助け、支えていく事を改めて誓うのだった。
笑いあう皆の間を通り抜ける様に、箱庭に爽やかな風が吹いた。
これにて問題児SSは終了となります。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
2期がやる事を願って筆を置かせて貰います。