春風千桜の弟 in ムラサキノヤカタ   作: ふーみん

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今回他作品ネタなし。そして前書きも何書けばいいかわからん。そして初の夕方投稿。

今日学校卒業式だったんですがさぼりました。俺が卒業するわけじゃないし、腹痛かったし

ちゃんとキャラぶれてないか不安。ぶれててもそこは了承してください。

誤字脱字あれば指摘よろしくおねがいします。批判とかはやめてください。豆腐並の俺のメンタルが粉々になります。感想はほしいですけど

では、二話、どうぞ


漫画は面白ければいいんです!!……面白いってなんだろうな

「よいしょっ!……ふー、これで大体片付いたかな?」

 

「そう思うじゃろ?実は俺のがまだなんじゃ」

 

「……」

 

「すみません、お姉さま。手伝ってください」

 

「今度の新巻、お前持ちな」

 

 くそ~!!

 

 

 現在ムラサキノヤカタ(ナギ達のアパートの正式名称)の一室に家が焼けて住むところがなくなった春風姉弟が荷物を整理しているところである。

 

「でもよかったですね。事で全部燃えてしまわなくて」

 

「ああ、まったくだよ特に本とか多いからな。消火作業でびしょぬれにならなくて助かったよ」

 

「本といっても漫画とラノベばかりではないか」

 

「!!なに人の本勝手に読んでんだよ!返せっ!!」

 

「なっ!い、良いではないか!ちょっとくらい!」

 

「あの二人とも~。漫画は俺のもあるから丁重に扱って欲しい…って引っ張るな!破れる~!」

 

 どたばたと元お嬢様三千院ナギと春風姉の千桜、弟の千鶴はじゃれあう。友達の少ないナギには良いことだとナギの執事の綾崎ハヤテとメイドのマリアはその光景を眺めていた。

 

「仲良しですね~」

 

「本当に…それはそうと良かったんですか千桜さん。千鶴と同じ部屋で」

 

「おい、何だその言い方は」

 

「いいんだ。多少狭くなるが、こんなんだが一緒で困ることはないし共同スペースもあるし金銭的なこともあるからな」

 

「何話進めてんの?後二人ともちょっと俺に棘あるくね?」

 

「それならよかったです」

 

「ああ…改めてこれからよろしくな」

 

「はい」

 

「マリアさ~ん!ハヤテと姉ちゃんが無視してきますー」

 

「千鶴君、片付けしましょうか」

 

「……うっす」

 

 

 

 

 □ □ □

 

 

 

 

 片付けも終わり俺達は茶を飲んでいた。

 

「は~」

 

「お疲れ様です」

 

「お、ありがとう」

 

 ハヤテからお代わりをもらう。さすが三千院家とかいう金持ちの子どものナギの執事をやってただけあって茶の一杯でも他のやつとは違うぜ。

 

 ちなみに俺とハヤテは呼び捨てで話す仲だ…といってもただハヤテが「タメ口でいいですよ。年下の人にさん付けなんて碌にされたことありませんし」なんて悲しいことを言ってきて「だったら俺も呼び捨てがいいな」と俺が返したからだ。

 

 それにしてもナギと一緒にいるなら年下のやつと交流あるだろうに誰からも敬語使われないとは…不敏なり。

 

「…執事も大変だな」

 

「え!?急にどうしたんですか」

 

「なんでもねえよ」

 

 頑張って生きろよ、ハヤテ

 

「うはははは!!私が金に対してなんの策もないと思ったか!!」

 

 ハヤテに心の中で激励を飛ばしていたら急にナギがさけびだした。頭大丈夫?

 

 ハヤテも疑問に思ったらしく姉に理由を聞いていた。まあマリアさんが微妙な顔してるし訳分かんないことだろうな。

 

「何の話してたんですか?」

 

「早く住人が見つからないと家賃収入にならなくて金が大変じゃないかって言ったら秘策を用意してるってさ」

 

「さあ、その目を見開いてとくと見るがいい!!我が…秘策を!」

 

 そう言うとナギは姉に一枚の紙を渡し、俺はそれを姉の後ろから覗いてみた。

 

 そこにあったのは……

 

  謎の前衛芸術だった。まじで訳分からん。

 

「「え?なにこの前衛芸術。21世紀はこういうアートが流行るの?」」

 

「姉弟そろって何をいうのだ!誰が前衛芸術だ!?まんがだ!まんが!!」

 

 まんが?まんがって何だっけ?

 

「そういえば千桜さんも千鶴も知りませんでしたね。お嬢様は漫画を書くのが趣味なんですよ」

 

「へ~。そうだったのか」

 

「で、これをコピーして夏コミあたりでこっそり同人誌として売るのか?」

 

「ちがう!誰が同人誌なんかやるか!!それは雑誌に応募するのだ!この三千院家の遺産を失ってしまうという展開は…いわば逆転の布石!この逆境を乗り越えたあかつきには私は前人未踏の一兆部を売り上げる大まんが家となるだろう!!」

 

「ナギ、一兆って10を12乗した数なんだぜ」

 

「そのぐらい知ってるわ!ええい!見ているがいい!数日中にそれをペン入れしたら私はそれを出版社に持ち込み、漫画家への第一歩を踏み出す!」

 

「果たしてそううまくいくかしら?」

 

「はっ!伊澄!」

 

 ……Who?後どっからでてきた?

 

「ハヤテ、あれだれ?いったいどっからでてきた?」

 

「あれは鷺ノ宮伊澄さん。お嬢様の親友です。かなりの方向音痴で神出鬼没なので気をつけてください」

 

「へ~、あれがあのすさまじいボケをかましてくる咲夜の友達か」

 

「あれ、咲夜さんとお知り合いだったんですか?」

 

「クラスメイト」

 

「そうだったんですか」

 

ハヤテと雑談してる傍ら、ナギ達の様子を見てみるとなぜか驚いた顔のマリアさんがいた。あ、伊澄ってのがこっち来た。

 

「どうぞ」

 

そう言われ受け取ったものを見てみると……

 

 

頭に?しか浮かばなかった

 

「どうかしら、ナギ。プロになるのは私の方が先かもね」

 

「うう……確かに!」

 

何が確かに!だ!

 

「この展開はまさかの……友が強敵(ライバル)!?」

 

そうだね。ある意味ライバルだよ!けっして強くはねーけどな!

 

「え?ていうかなんなの?」

 

「いや~、え~と~」

 

姉ちゃんもよくわかってないしあのハヤテですら言葉を紡ぎ出せないとは……マリアさんにいたってはもう家事しにどっかいっちゃったし!

 

「ところであなたは?」

 

「ん?」

 

姉ちゃん達のほうから目線をうごかすと先程までナギとよくわからんかを話していた伊澄がこちらを向いていた。

 

「初めまして。今日からここに住むことになった春風千桜の弟の春風千鶴です」

 

「ナギの親友の鷺ノ宮伊澄です。あなたがあの……」

 

「??咲夜が俺のこと何か言ってたのか?」

 

「ええ。相方としては申し分ないとかなんとか」

 

「喜んで良いのか微妙なラインだ」

 

「おい。出なくていいのか?」

 

「ん?」

 

姉ちゃんの言葉を受け、時計を見るとちょうど約束の時間の一時間前だった。

 

「そうだな。じゃあ行ってくるわ」

 

「ああ。私は勉強する」

 

「ん?千鶴、どっか行くのか?」

 

こいつ、来たときいったこと忘れてるな

 

「バイトの面接あるっていったろ」

 

「ああ……あれ?まだ一時間以上あるだろ」

 

「紹介してもらうから場所知らねえんだよ。んで紹介してくれた人に案内してもらうから早めにでんだよ」

 

「そ、そうか。千桜はさっき勉強するっていってたし漫画の設定を聞いてもらおうかと思ったんだが」

 

「ハヤテに聞いてもらえばいいだろ。伊澄もいるし」

 

「こいつらは毎回同じ反応しかせんからいい。私は新しいリアクションが見たいのだ!」

 

「て言われてもな」

 

「う~」

 

俺の乗り気でない答えに俯くナギ……はぁ、仕方ねえ。ま、あれはあれで謎事態だったがおもしろくなかったわけじゃねーし

 

「帰ってきたらみるから落ち込むなよ」

 

「な!べ、別に落ち込んでなどいないのだ!さっさと行ってさっさと帰ってこい!!」

 

「はいはい……鷺ノ宮も悪いな。会ったばっかなのに」

 

「いえ、またすぐに会うことになります」

 

「?…まあ、いいや。また今度な。ハヤテ、今日の飯は?姉ちゃんからめちゃ旨いってきいて気になってんだけど」

 

「今日の担当はマリアさんです。マリアさんの料理もおいしいですよ」

 

「へえ~。期待しとこ」

 

俺は自分の部屋に戻ると携帯やらなんやらを適当にかばんにつめこみ、玄関に向かった。

 

「じゃ、行ってきます。マリアさん晩飯楽しみにしてます!」

 

「はい。期待しててください」

 

俺は扉を開けると小走りで待ち合わせ場所に向かった。

 

ちなみにムラサキノヤカタの飯はマリアさんとハヤテの交代制だ。

 

 

 

 

 

 待ち合わせ場所で待っていると数十メートル先にピンクの髪を優雅に靡かせながらこちらに歩いてくるスーパー少女……もとい白皇学院生徒会長を担い、そして俺にとって神的存在桂ヒナギクさまがいた。

 

「千鶴ごめん。遅れちゃって」

 

「いえ時間的にはまったく遅れていません。それに俺も来たばかりですので」

 

「そう?……じゃあちょっと早いけど行きましょうか」

 

「了解です、会長」

 

「……」

 

「?」

 

 会長が少し苦い表情を浮かべている。どうしたんだ?……は!まさか!

 

「すみません会長!今すぐ救急車を…」

 

「え!?き、急にどうしたの……って呼ばなくていいわよ!」

 

「そうですか?いや先程難しい顔をしておられたので…あ、でもよく考えたら会長が体調崩すなんてそんなことありませんよね」

 

「それはどういう意味かしら?」

 

 ……なんか会長からオーラでてんの!俺何か言った?!びっくりとはてなマーク逆になるほど威圧感パネエんだけど!

 

 でも会長が体調……我ながら上手くいったぜ

 

「ふっふっふっ」

 

「…今私怒ってるんだけど」

 

「あ、すみません。自分の面白さに酔いしれてしまって」

 

「……君、千桜の弟とは思えないくらい変わってるわよね」

 

 う~ん、よく母さん達には似てるって言われるけどな

 

「ところでさっきはなんであのような顔を?」

 

「マイペースね。はぁ…さっき考えてたのは君の私の呼び方を変えて欲しいな~って思って」

 

「??…会長と呼ばれるのは嫌だと?」

 

「そうじゃないんだけど私は別にあなたの学校の会長じゃないし千桜もプライベートじゃあもうヒナって呼んでくれてるし」

 

 プライベートって……なんか仕事してる人みたいだ

 

「ではなんとお呼びすれば?」

 

「普通にヒナギクとかヒナでいいわよ」

 

「そ、そんな恐れ多いです!」

 

「いや恐れ多いってあなたの中で私はどんな存在よ!?」

 

 それはもう神様的な存在ですよ!

 

 って言ったら怒られるんだろうな~。

 

「で、何だといいですか?会長が嫌なら御姉様とかですか?」

 

「いやそれもちょっと……」

 

 ん~。どうしたものか……!そうだ

 

「会長、俺あなたに今剣道教わってますよね?」

 

「そうね。あなたが剣道部には入らないけど剣道はやりたいからって。それがどうかした?」

 

「教える側と教わる側、これはもう師弟の関係ですよ」

 

「師弟って……ってもしかして」

 

「そう!これから俺はあなたのことを師匠と呼びます」

 

 なんて名案だ!

 

「え~と、千鶴?」

 

「何ですか、師匠」

 

「え!もう定着してるの!?あのね、高校生にもなって師匠とか呼ばれるのはちょっと…恥ずかしいというか」

 

 ふむ…あれか。中二的な感じか。だが大丈夫!

 

「大丈夫です。恥ずかしがる必要ありません。だって俺中二ですから」

 

「…そ、そう」

 

 う~ん、まだ微妙そうだな。俺としては慕いやすくていいんだけどな~。どうしたものか………よし

 

「それに俺があなたから一本とるまでの間なんで今のうちに自分の方が上だと感じてたほうがいいんじゃないですか?」

 

 俺の発言に驚いたのか少し目を見開いた師匠。だが次に危機的状況に陥った少年漫画の主人公のような笑みを浮かべた。

 

「じゃあ私は一生師匠って呼ばしてあげるわ」

 

 ふっ、計画成功

 

「じゃあ行きましょうか、師匠」

 

「ええ、こっちよ」

 

結構話してたな。早めに出といてよかった。面接からバイトを遅刻とかやべえもんな。




どないでした?

次はバイトの面接の話。

できれば一話のなかで一日を入れたかった。

次はいつ更新になるのだろう
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