春風千桜の弟 in ムラサキノヤカタ   作: ふーみん

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最近化学の成績が伸びず、困惑中の主です。
有機ってなんだよ!覚えること多いんだよ!暗記苦手なんですが!?

今回ハヤテ出てこない。そしてハムスター回をとばしてしまった。ま、いいか(すみません)。

最近の悩みはヒロインってどうやったらヒロインになるのだろうかってことです。(化学じゃなかったのかよ!)
ヒロインは決めてますが出てこない。困ったぜw

タグ増やして変えました。

第4話、どうぞ


この世には言葉では言い表せないものがある

 西沢歩の誕生日から2日たったある夜、ナギは千桜のもとを訪れていた。

 

「なぁなぁハヤテがタマを迎えに行ってから帰ってこないからさー、一緒にモンハンやろー」

 

 タマとはナギが飼っている大きな猫である。決して虎ではありません。

 

「……私、勉強中なんだけど」

 

「まぁいいじゃないか。お、フルメタの新刊がある!読みたい!」

 

「………だから終わらせなきゃならない課題があるんだ!その辺の本適当に持っていって今日はもう寝ろ!」

 

「え~、モンハンは~?」

 

「明日やってやる!」

 

「ちぇ~」

 

「てか千鶴はどうした?あいつにやってもらえよ!」

 

「なんか明日ヒナギクと剣道の勝負するとかで庭で素振りしてる」

 

 ナギは唇を尖らせながら本棚をあさりはじめた。

 

 するとそこにはナギの目をひくものがあった。

 

「なあこの辺の本って同人誌か?」

 

「ああ。その辺の同人誌は、『エッジ系』の同人誌だ」

 

「エッジ系?」

 

 聞き慣れない単語を耳にしたナギは本棚から千桜に目線を移した。

 

「ああ。同人誌ってさ、基本的に魂のほとばしりっていうか…熱い想いで描くだろ?けど、その熱い想いに技術がついていかなくて結果熱い想いはあるんだけど描いてる内容はメチャクチャっていうかほとばしってるだけっていうか……そういう同人誌を『エッジ系』と、私たちは呼んでいるんだ」

 

「お前たちが呼んでるだけかよ!」

 

 ナギは本棚から1冊取り出した。

 

「でも…エッジ系か…」

 

 ナギはペラペラとページをめくる。

 

「ぶはははは!!おいおいこの同人誌敵の名前が闇羽主従麗茄(アンバストレイナー)だって!!主人公も魂血丸血二有無(コンケツマルチニチュー)ってこりすぎだろっ!おい!」

 

「ほとばしりと言え!ほとばしりと!」

 

 ナギは笑いすぎて目に涙を浮かべながら他の本を手に取った。するとそれは、

 

「……」

 

 ナギに衝撃を与えた。ナギがそれに釘付けになったのを見て千桜は机から体をナギのほうにした。

 

「そのイルカの同人誌、面白いだろ」

 

「ふえ!?」

 

「それ…初めて作ったんだって。そりゃ未熟な点はいっぱいあるんだけどそれを差し引いても、面白いよな。その同人誌。もしかしたら…お前の未来のライバルになるかもな」

 

「……」

 

 ナギは未だその同人誌をじっと見つめていた。千桜はその様子にクスッと笑うとその同人誌の作者について考えていた。

 

(…そういや千鶴はルカの小さいころのライブを見たことあるって言ってたな。全然人がいなくてお年寄りが数人だったとか。今のルカからじゃ考えられないな……そういや千鶴のほかにも一人子供がいたとか言ってたっけ。っと考えるのはここまで。課題やらなきゃ)

 

 千桜は机に向き直ると勉強を再開した。

 

 

 

 ちなみにその頃ハヤテは

 

「タマー!!」

 

 タマを探していた。

 

 

 

 

 □ □ □

 

 

 

「わかるかーーー!!!」

 

(……朝からうるせえな)

 

 謎の叫び声で目を覚めすとパンの匂いがした。

 

 起き上がると姉ちゃんが朝飯を食っていた。

 

「起きたか。おはよう」

 

「ふあぁ……おはよう。俺の飯は?」

 

「同じのでよければやっといてやるよ。顔洗ってきな」

 

「…う~っす」

 

「そういや千鶴」

 

「んあ?」

 

 目を擦りながら姉に返事をする。

 

「お前、ルカに昔会ったって言ってたよな?」

 

「……うん。正確にはライブ見ただけ。それが?」

 

「よく覚えてるか?」

 

「え~っと、おじいさんが3人、おばあさんが2人、おっさんが1人、おばさんが1人、子供が俺を含めて2人いて、ルカはずっと笑顔で頑張ってたよ。ステージはお世辞にもすごいとはいえなかったけど」

 

「よく覚えてるな」

 

「うん。あと握手とサイン会やってたよ。今考えればすげえことだよ」

 

「ああ。なんせ今は国民的アイドルだからな」

 

「じゃ、俺はそのアイドルのファン2号ってところかな」

 

「2号?」

 

 姉ちゃんが訝しげに聞き直してきた。早く顔洗いたいんだけど

 

「1号はさっき言った子」

 

「へえ~、何で?」

 

「じゃんけんに負けた」

 

「は?」

 

「さっき握手会があったって言ったろ。その時にどっちが先に行くかでじゃんけんした。それで俺が負けた。だから2号」

 

「いや、なにそれ」

 

「俺がこっそり『ファン1号かな』って言ったら聞こえてたらしく『私がファン1号だ』って言い返してきたからそのままけんかになった」

 

 姉ちゃんはとても驚いたようで食べるのを一旦やめた。

 

「……珍しいな。お前が初対面のやつと言い合うなんて」

 

「俺もそう思うよ。そんで成り行きで握手することになってじゃんけんした」

 

「どんな子だったんだ?」

 

「髪は緑色であんまし騒がなさそうなんだけどそうでもない。結構するどいツッコミをしてくる。後面白いやつつだった。そんくらいかな?」

 

(ホントよく覚えてるな~。それに楽しそうに話すに……まさか!)

 

 残っていた飯を食べはじめたな姉ちゃんはなんかニヤニヤしだした。きもちわるっ

 

「もういい?」

 

「ああ。遅刻するなよ」

 

「呼び止めたの姉ちゃんだろ!」

 

 食い終って着替えはじめた姉ちゃんに文句を言いながら俺は洗面台のほうに向かった。

 

 

 その後歯を磨きながら縁側に行くと(ハヤテ達はなんか客の対応してた)、

 

「ニャ、ニャーン」

 

 一匹の首輪をつけた虎がいた。

 

「…」

 

 寝起きで働いていなかった頭が一気に覚醒した。

 

 え?何で虎がいんの?しかも何あの首輪!なんか頭ん中に『あれは猫だあ。あれは猫だあ』って洗脳してくんだけど!?

 

「…お前虎だよな?」

 

 一応確認のため虎に聞いてみた。まあ、虎が返事なんて…

 

「見破られたからにはここで息の根をー!」

 

 …ってえええ!?虎がなんか日本語さけびながら飛びかかってきた!Why!?

 

「しゃあーー」

 

「うおっ!」

 

 虎が左右の前足から爪を出し、交互にふってくる。

 

 マジやべえって!一発でも当たったら死んじまうって!!てかよく避けれるな、俺!

 

「ぜぇ……はぁ……ぜぇ……」

 

 ……この虎体力無さすぎだろ!!

 

「え~と虎?ここで俺を殺したら犯人お前にしかならんからやめたほうがいいぞ。後ここにいるってことはナギのペットだろ?別に俺お前に何もしないから」

 

「くっ…敵に情けをかけられるとは」

 

 敵になった覚えねえよ

 

「てかお前なんでおれっちが猫でないとわかった?」

 

「え?いやどっからどう見ても虎だろ」

 

 俺には喋れてることのほうが不思議なんだが……まあニャースもしゃべるし同じようなもんかな

 

「この首輪つけてると一応猫に見えるはずなんだが…やっぱ効果薄いな」

 

「そんなことねえぞ。その首輪からお前が猫だあっていう暗示みたいなのきたし。たぶん俺は伊澄から力もらったから効かねえんだろ」

 

「ホントか?それならいいんだが……後このことはお嬢たちには黙っといてくれ。おれっちのこと普通の猫だと思ってんだ」

 

「了解。いきなり虎とかしゃべれるとか言われても困るもんな」

 

 でもあれ一週間かかるって言われたんだけどな……伊澄の勘違いか?

 

「そういや名前は?」

 

「タマだ。お前ハヤテより好感もてそうだぜ」

 

「そりゃどうも。俺は春風千鶴。よろしく」

 

「おい」

 

 虎、もといタマと自己紹介をしていると姉ちゃんが後ろから声をかけてきた。

 

「猫とじゃれあうのはいいが遅刻するぞ」

 

 へ?…………

 

「や、やべえ!!まだ飯も食ってねえ!」

 

「部屋にあるぞ。じゃ私は行ってくる」

 

「飯ありがと!いってらっしゃい!タマ、大変だろうけどがんばれよ!」

 

 俺は洗面所にダッシュした。なんか神父が落ち込んでるけど知らん!

 

 

 

 

 

 結論からいえば俺は遅刻をした。それはまだいい。問題は

 

「あははは!!タマと遊んでて遅刻とか自分アホやなあ!!」

 

 これである。マジ咲夜さんうぜえっす!!男だったら全力でぶっ飛ばしてるところだ。

 

 現在昼休み。俺は一つ前の席の咲夜と向かいあって飯を食っていた。咲夜がいるからといって俺達の学校は進学率と偏差値はかなり高いが所謂お坊ちゃん学校ではない。しかし将来自分の後を継がすために高い学歴を欲している金持ちの親御さんがたが入れたがる中学校No.2である。そのため半分ほど金持ちの子である。ちなみにNo.1は白皇学園中等部である。

 

「あ!咲夜、俺放課後白皇に行くけど一緒に行く?」

 

「ん?なんや自分白皇に興味でもあんの?」

 

「ちげえよ。今日師匠と勝負なんだよ」

 

「おお!そりゃあ見に行かんとな!って言いたいとこやねんけどすまんな。ちょっと用事あんねん」

 

「別にいいよ」

 

「ほんますまんなあ。自分の無様に負けるとこ見てやれんで」

 

「そんなもん見せねえよ!!ぜってーかっこよくかってやるからな!」

 

「はっ」

 

「今鼻で笑ったな!」

 

 くぅ~!なんかいつにもましてイラっとくる。カルシウム不足か?

 

「ところで自分、今日部活行かんこと部員には言ったんか?」

 

「さっきメール送っといた」

 

「さよか~」

 

 キーンコーンカーンコーン

 

「お、昼休みも終わりかいな」

 

「次なんだっけ?」

 

「数1」

 

「よし、寝よう」

 

「自分、一度くらい起きといたほうがええんちゃう?」

 

「できるのに聞く理由がないじゃん」

 

「……自分、ほんまハルさんの弟か?」

 

 先生が来て俺達は後半の授業を受けた。俺?もちろん全部寝てたよ。

 

 

 

 

 

 終礼も終わり、俺は靴を履き替え校門に行くと見知った和服姿を見つけた。

 

「伊澄。何してんだ?」

 

 鷺ノ宮伊澄である。

 

「千鶴君。何でここに?」

 

「いやここ俺の通ってる学校の校門だし」

 

「!…先程まで白皇学園にいたはずなのに…不思議だわ」

 

「そりゃあ不思議っすね~」

 

 どんな方向音痴だよ!!

 

「あ、そういや聞きたいことがあったんだ」

 

「何?」

 

「なんか欲しいものある?この前力もらっただろ。そのお礼がしたいんだ」

 

「そうね…iPadが欲しいわ」

 

「えらく高価なものをご所望ですね!!」

 

「お母様に目に物を見せてやるの」

 

 iPadで目に物を見せるのは無理じゃないかな~

 

「わかった。今度やるよ。で、もう1つあんだけど…力が出てくるのに一週間かかるって前伊澄が言ってたけど今日タマを虎って見抜けたりタマの攻撃が見えたんだけど。後幽霊の神父が見えた」

 

「!!………あまりにも早い。元々の資質の問題ですかね」

 

「ん?なんか言ったか?」

 

「いえ、なんでも…たぶん千鶴君の霊感がもともと高かったからだと思う」

 

「そうか。なんか問題あるか?」

 

「いえ、今のところは」

 

「そっか。それならいい……よし。伊澄は白皇に戻るのか?」

 

「ええ」

 

「だったら一緒に行こうぜ。俺も用事があるし」

 

「わかったわ。では、ついてきて」

 

「え?お前が先導すんの?」

 

「?私の通ってる学校だから私が案内するものじゃ…」

 

 そうなんだけど!そうなんだけども!!

 

「いや~、別にそういうきまりとかないわけだし俺が先導しても」

 

「大丈夫。私、しっかりしてるから」

 

 どの口が言う!!てかもう出発してるし!

 

「待てよ、伊澄!」

 

 俺は伊澄を追いかけるように白皇に向かった。

 

 このとき、俺はちゃんと伊澄に任せるんじゃなかったと後悔した。

 

 

 

 

 

 

 今、俺の目の前にはクラーク像が見える。これがどういうことか皆様わかります?

 

 そう、俺は北海道にいるのです。

 

「どうしてこうなった」




いかがでしたか?

今回咲夜さん初登場。咲夜さん関西弁だから楽。自分っぽくやればいいから。

伊澄さんの口調ほんまわからん!

気づいたこと。他作品ネタぶっこむの意外にむずいっていうね。

ヒロイン以外にフラグたてたらそれもうラノベかギャルゲーかハヤテじゃね?とか思って困惑中。困ることばっかだよ!

さて、北海道に着いた主人公。クラーク像の前にいるのは去年俺が修学旅行で行けなかったからというだけ。
このあと主人公はどうなる!?まあわかると思いますがw

一日2更新もしちゃったから次一週間くらい空きそうですが更新がんばります。ああ、他のssが進まない。
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