春風千桜の弟 in ムラサキノヤカタ   作: ふーみん

7 / 8
ちょりーす。

今回で北海道編終了。

ハヤテ最新巻と公式同人誌を買って思ったこと。

なんか絵が変わった。カユラが登場初期より男の子見たいになっとる。そして西沢さん実は160cmあったっていう衝撃の事実!そしてあーたん実はちっちゃかったっていうね!

春休みに入ってもうすぐ3年。べ、勉強しなければ!

では7話、どうぞ


会話はのりが命

「おつかれ」

 

「うひゃあ!」

 

 文化祭も後夜祭だけとなり、千鶴は仕事がなくなりベンチに座り顔を空にむけだらりとしていた。

 

 そこに声をかけられながら左頬に冷たい感触が発生し、千鶴は奇妙な声をあげた。

 

「何すんじゃコラー!…ってカユラ?」

 

 千鶴が文句を言いながら左をむくと、ジュース缶を一本ずつ片手に持ち、いじわるさのある優しげな顔をしたカユラがたっていた。

 

 千鶴は片手をあげ、カユラが持っていたジュースを一本受けとる。

 

「もっかい言うけど何すんだよ」

 

「まあまあいいじゃないか。一度やってみたかったんだ。いいだろう、可愛い女子マネみたいで」

 

 どこのニセの恋人やってるギャングの娘だよ、とジャ〇プ派の千鶴は思った。

 

「……」

 

「…何?じっと見つめてきて」

 

「別に見つめてねえよ。ただ、今日どこ行っても昨日突然お前が手伝うとかエントリーするとか言ってきたって聞いて…それに女装や力仕事とか女子がやるもんじゃないと思うやつもあったし…何でこんなに手を出してたのかな~、とか思って」

 

「特に理由はない」

 

「ねえのかよ」

 

「しいていうなら…困ってたから。でも今度は私が困った」

 

「当たり前だ。女装とか明らかにお前ができないのがあるだろ」

 

「うん。だから千鶴には感謝してる……ありがとう」

 

「うぇ!?…お、おう。ど、どういたしまして」

 

「なんで慌てる?」

 

「はぁ!?べ、別に慌ててねえし!ちょっと予想外なことが起きててんぱってるだけだし!それより!なんでお前学校いんだよ?」

 

 千鶴が恥ずかしそうに頬をかきながらきくと、カユラは目を輝かせ始めた。

 

「実は後夜祭ででる屋台は無駄に金がかけられており、とても旨いのだ!」

 

「マジか!俺も食いてえな~」

 

「あ、そういやこれ…」

 

「ん?なんだこれ」

 

 千鶴はカユラから飛行機のチケットをもらった。

 

「って、これまた時間ギリギリじゃねーか!なんでもっと早く渡さねーんだよ!」

 

「てへぺろ」

 

「てへぺろ、じゃねーよ!俺はもういくからな!またな!」

 

「ちょっと待って!」

 

「何!?いそいでんだけど!お前のせいで!」

 

「アキバでこれ買ってきて」

 

 千鶴はカユラから一枚の紙をもらった。千鶴はそれを躊躇なくビリビリに破いた。

 

「ぬあー!なんてことを!」

 

「うるせえ!自分で買いにこい!」

 

「でも学校あるし」

 

「平日に来る気かよ!だったら東京に引っ越せば!?」

 

「ふむ…なら引っ越すにはどうしたらいい?」

 

「東京の学校に通いはじめるとか?……ってあれ?何メモしてるの?もしかして鵜呑みにしちゃった?急いでるから適当に言ってるんだけど」

 

「いや、情報感謝する」

 

「いやマジで?こっちくんの?」

 

「それより…行かなくていいのか?」

 

「お前がひき止めてたんだろーがー!」

 

 

 千鶴は叫びながら走りだしたが、すぐに立ち止まりカユラの目の前まで戻ってきた。

 

「今度はどうした?」

 

「カユラ、昨日も言ったけどありがとな。泊めてくれて…飛行機代まで貸してくれて。あ、これはお前の親に感謝かな。まあ、他にもお前からの頼み事も結局はやってよかったし…振り回されんのも悪くなかったかなって」

 

「まさかMに…」

 

「目覚めてねえからな。話止めないでくれ」

 

 一度千鶴は息を吐いた。

 

「つまり変で結構俺からしたらマイペースなやつだな~って感じだけど良いやつのお前に感謝してるから、今度東京のほうに来るとがあったら俺がなんかお返しすっからよ、だから……またな」

 

 千鶴はそれだけ言い残すと空港に向かって走り出した。

 

 残ったカユラのもとにはクラスメイトがやってきた。

 

「あれ、剣野来てたの?」

 

「うん、さっき」

 

「そっか…ってメールか?」

 

「うん」

 

「なんか嬉しそうだな」

 

 その後、空港に着いた千鶴が携帯を見ると一通のメールが着ていた。

 

 

 

 よろしく。すごいコキ使ってやる

 

 

 

 メールを見た千鶴は『ほどほどにお願いします』と笑みを浮かべながら返すのだった。

 

 

 

「てか、いつのまに俺のメアド知ったんだよ」

 

 

 

 

 

 □ □ □

 

 

 

 

 

「たっだいまーーー!!!」

 

 東京の某空港に着いた俺はすぐに電車に乗り、ムラサキノヤカタに帰ってきた。

 

「おう、おかえり」

 

「あれ、姉ちゃんだけ?」

 

 そんな俺を迎えてくれたのは姉ちゃんだけだった。くっ、皆なんて薄情なんだ。俺が久しぶりに帰ってきたっていうのに(注:1日ぶりです)。だがさすが血を分けた姉弟。姉ちゃんは俺を待っていてくれた!なんか驚いてるけど!

 

「あ、ルカからの同人誌来た?」

 

「ああ、部屋に置いてあるよ。ところで千鶴…」

 

「やった~、って何?」

 

「お前なんだその格好は?」

 

「へ?」

 

 姉に言われ、自分の格好を見ると……ロミオだった。

 

「ぬあーー!!着替えるの忘れてたーー!!!」

 

 え?何?もしかしなくても俺ロミオの格好のまま街中走って電車乗って飛行機乗ってたの!!?だからチケット出すときとかあんな驚かれたのね!

 

 ピロリロリン

 

「あれ、ラインだ」

 

 画面を開くとカユラからどっかの制服が写った画像が送られてきていた。

 

 って、俺の制服!!カユラん家に忘れちまった!!

 

 ピロリロリン

 

 ん?新しい通知が……

 

 カユラ[この制服はもらった]

 

「……」

 

 千鶴[そんなもんどうすんだよ]

 

 カユラ[記念に部屋に置いとく]

 

 千鶴[謎事態だわ。別にいいけど]

 

「どうした?」

 

「なんか知らんが制服が一着減った。この格好についてはあんまつっこまないで」

 

「あ、ああ」

 

「風呂わいてる?」

 

「ああ。さっきマリアさんが出掛ける前に入れてたぞ」

 

「じゃ、入ってくる」

 

 皆が帰ってくる前に着替えとこ。っと、その前に風呂風呂!

 

 

 

 

 オレが風呂から上がり、脱衣場から出るとナギを発見した。

 

「ちーっす、ナギっち!元気か?」

 

「ああ」

 

 ………あれえ!?テンション低っ!

 

「ちょ、ナギ!なんかあったのか?」

 

「別に……ただ疲れただけだ」

 

「そ、そうか」

 

 そのままナギは部屋に帰っていった。

 

 俺はすぐさまハヤテのもとにむかった。ナギがいるということはハヤテも帰ってきてる可能性が高い…っていた!

 

「ハヤテえ!!」

 

「うえ?って千鶴。そんな大声出さなくても聞こえますよ」

 

「ナギのやつどうしちまったんだ?体調ワルいのか?」

 

「いえ…そういうわけではないのですが」

 

「??」

 

「実は…」

 

 ~ハヤテ説明中~

 

「ふむふむ。プロの実力を見て、自分の力の無さを実感しちゃったんだな」

 

「はい、ですのでできれば千鶴もお嬢様を元気づけていただければ…」

 

 う~む

 

「俺には無理かな」

 

「え!?な、何で…」

 

「何て声かけたらいいかわからん。今の俺は欲しいものを手に入れれたから」

 

「あ……」

 

「それに…俺がやらなくてももっと適任者がいるだろ」

 

「え?」

 

「ま、それより…腹が減った」

 

「……は、はい。すぐ準備します」

 

 こうして今日の夜は更けていった。

 

 そして次の日、

 

「おはよ~う」

 

「おはよう」

 

「え!?」

 

 な、ナギが制服を着て飯を食ってる…ど、どういうことだ

 

「ん?どうした?」

 

「いや、なんもねえ。マリアさん!」

 

 俺はキッチンにむかった。

 

「はい!…あ、千鶴君、おはようございます。すぐに朝食の準備をしますね」

 

「おはようございます。ありがとうございます……あの、あれどうしたんすか?」

 

「ああ、ナギですね。たぶん昨日のことがショックだったんだと思うんですけど…でも学校に行く気のあるあの子なんて初めてなので私にも詳しくは…」

 

 いやどんだけ毎日さぼりたがってんだよ

 

「はい、朝食できましたよ」

 

「あざーす」

 

 俺はマリアさんから朝食を受け取り、ナギのいる部屋まで戻り、テーブルの前に座った。

 

「いただきます!」

 

 あ~、今日の朝飯もおいしいな~。ごはんはしっかり炊かれてるし、おかずは味が最高だし、食べても野菜が減らないし……減らない?

 

「おい、ナギ」

 

「ごちそうさまなのだ。そして行ってきますなのだ」

 

 俺の言葉も待たずにナギはそそくさと出ていった。

 

 あいつ、嫌いなおかずを俺のほうに入れやがった!落ち込んでるくせにそういうところはぶれねーな!

 

「あら、ナギったら今日は全部食べれたのね」

 

「いや食べてませんよ。俺の皿に野菜が増えました」

 

「…今晩はお魚にしましょうか」

 

 マリアさん、お疲れ様です。

 

 

 

 朝飯を食いおわった俺はマリアさんに行っていますを言って出てきた。だってみんな俺より出るの早いんだもん。

 

 学校の自分の席についてスリーピングモードに入ろうと机につっぷしたらバシッと頭を叩かれた。

 

「あだっ」

 

「何来てそうそうに寝とんねん!今日は始まったばっかやで!」

 

「そんなこと言っても眠いもんは眠いんだよ、咲夜」

 

「昨日自分何時に寝てん?」

 

「11時」

 

「起きたのは?」

 

「7時」

 

「十分寝とるやないか!」

 

「ぐはっ…今のハリセンの一閃、よかったぜ」

 

「そんなクオリティの低いボケはいらん!」

 

「がはっ」

 

「ほんで自分リアクションは上手いなあ!」

 

「これで食ってくつもりだからよ」

 

「いやさすがにそれは無理やわ!」

 

 何言ってる。諦めたらそこで試合終了なんだぜ!

 

「諦めねえど根性は師匠譲りだからよ」

 

「いやあんたの師匠、ど根性いうより負けず嫌いなだけや!…ってそういやこの前のやつは生徒会長さんに勝てたんか?」

 

「うえ?」

 

 くっ、ここで北海道に行ってたのでやってないとか言ったらまた叩かれる。さすがに俺の脳細胞がなくなっちまうぜ…まあなくなんねえけど

 

「あれだよ、延期だ、延期。それより伊澄はどうした?」

 

「自分話そらすん下手やな」

 

「ほっとけ!」

 

「まあええわ。伊澄さんなら一昨日から行方不明や。まあいつものことやねんけど」

 

 さすが伊澄さん。相変わらずの謎事態だぜ。

 

「自分、今日は部活行くんやろ。週末終わりやし」

 

「そう思うじゃろ?実は行くんじゃ」

 

「行くんかい!」

 

 ホントなんでもつっこんでくれるからこいつといると元気でるわ。べ、別に朝ナギより遅く起きたこと気にしてるわけじゃないんだからね。

 

キーンコーンカーンコーン

 

「お、チャイムか。席つこか」

 

「俺はもう着いてる」

 

「ふん!」

 

「なんで叩くの!?」




どうしでしたか?

どこかで千鶴の学校編とかやってみたいな。
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