黒いランスロットに乗って現れた女性。
それはルルーシュと同じぐらいの年の女の子だった。
彼女なにものなのか!
そしてスザクはどこへいったのか!
ごゆっくりてどうぞ!
目の前に現れた意味のわからない少女を前に俺は動揺した。
俺が固まっている間にも彼女はランスロットからスルスルと降りてくる。
「ねぇ、君ってば!聞いてる?ねぇ!」
(ルルーシュ!早く行動を起こせ!なんの利もないままこいつを学園内に入れるわけにはいかん!)
「聞いているさ。避難したい?この争いの主犯であるお前をかばって俺たちになんの利益があるんだ。」
そう、ここで彼女をかばえば俺だけでなく学園自体が共犯者となる。それだけは避けなければ!
「フフッ…君。頭いいねぇ!目、見えてないみたいだけど私のこと見えてるみたいだし。大丈夫よ。コックピットにはダミーの私を置いてきたし。」
「だ、ダミー?そんなのすぐばれるじゃないか!」
「とにかく、私がここにいることはバレたりしないから!それと、君たちにもきっと利益はあると思うなぁー。」
彼女はくるくると回りながらシールドの内側へ入ってきた。
「だ、誰が入っていいと言った!」
「君、生徒会の人でしょ。見たことあるよ。だって私はここの学生だからねっ!君には見えてないと思うけど、服はここの制服だから。」
ねっ!っといって彼女はスタスタと中へ入っていってしまった…。こいつ…名簿には…!今日からくる転入生がいたな…。たしか…理事長の娘。
「あ、そうそうそのダミーがなんでバレないかっていうとね…。」
彼女はニターと笑っていった。
「あのランスロットが、そろそろ自爆するからだよ…!ほら、君!伏せて!」
なんていう無謀な…!
(伏せろ!ルルーシュ!)
大きな爆音とともに爆風だけがこちらに吹く。
「あはは…またランスロット作り直しだな…ははっ…。」
若干残念そうにする彼女。
お前が爆破したんだろう。
「君、名前は?」
「俺の名は、ルルーシュ。鏑木ルルーシュ(鏑木)。お前、理事長の娘だな。」
「大当たりだよ、ルルーシュくん!私はこの学園の理事長。リヴァル・カルデモンドが娘。リシャリー・カルデモンドだ!」
リヴァル理事長の娘がこんなにおてんばだなんて…。だが、ランスロットを使いこなせているということは枢木卿と同等のユーザーということか…。
(世界とは本当に不思議だ。リヴァルの娘がランスロットに乗るだなんて。)
L.L.は旧友の娘がランスロットのユーザーというだけで関心しているようだが。それより問題は理事長の娘であるリシャリーがなぜ黒の騎士団に挑んでいたのか…。ということだ。リヴァルが関係してるのか…?それともリシャリーがどこかの組織に所属しているのか…。その辺も調べなければ…。
「それにしても…惜しいなぁ…ランスロット・ゼロ。結構気に入ってたのに。」
「お前には聞きたいことがたくさんある…が。まずお前を隠さなければならない…。人を隠すなら人の中。だ。」
「そーなんだけどね?ルルーシュくん。おかしいんだよ、戦況が。なんか…もう一機、ランスロットらしい機体が私を追ってくるはずのサザーランドを殲滅してるみたいで…。」
それは…どういうことだ?
「お前以外にランスロットを使えるユーザーはいるのか。」
俺は不安にかられたのだ。俺のもとに今いなくて、ランスロットを使えるユーザーはただ一人しか知らない。あいつが…あいつがもしも…ランスロットを使えることに気づいていたら…!
俺が冷や汗をかいてるのをよそにリシャリーはふーん…となにか納得したような声を出した。
「鏑木ルルーシュ。君はなんでランスロット、サザーランドまではいいけどランスロットのユーザーのことまで聞いてくるのかな。君はこの学園の一般人の生徒でしょ。ランスロットが一般兵士には使えないって知ってたの?…そんな情報。どこかにあったかしら。」
リシャリーは懐から古い型の銃を取り出した。しまった…スザクのことが気になってしまった…。
(フンッ…慌てるなルルーシュ。ランスロットが一般兵士には使えないことぐらい今となれば調べれば誰にでもわかる。ハッタリだ。その程度ぐらい、わかるようにしておけ。)
「あぁ、俺は夏の課題はナイトメアについて調べたからな。それぐらい誰でも調べればわかるぞ。」
「へへっ…バレちゃったか。君、やっぱ頭いいね!あなたにハッタリを仕掛けたところで無駄そうね。」
本当は前世が俺に教えてくれた…。なんていうのは無しだ。…こいつが味方かどうかもわからない。まず信じてもらえるかもわからん。
「えっと…現時点でランスロットに乗れるユーザーは私ともう一人。それ以外にはいないけど…もう一人の彼女ではなさそうね。殲滅が早すぎる。」
リシャリーは真面目な顔をしていった。
「え…!!こ、このランスロット早すぎる!っというか飛んでる!?まって…この機体は!枢木卿のランスロットじゃない!飛行機能つけてないはずなのに!相手のサザーランドの飛行機能を盗んだっていうの!?」
こんな芸当ができるのは一人しか思い当たらないが、だが…。あいつでもそんなことができるか…。
「や、やばっ!サザーランド、こっちに向かってる!」
「はやくお前は生徒たちと合流しろ!話は後だ!俺もすぐ戻る!」
ゼロという世界の英雄が死に、世界平和の象徴とも言えるものがなくなった今、反対勢力が存在しないわけもないか…。
「ルルーシュ。はやくしろ。危ないぞ、そこ。」
会長が呼んでいる。
俺が知らないだけで、反対勢力はあるのか…!
では…俺もそれに見合うだけの軍隊を作らなくてはな…!
ルルーシュ…
!?今呼ばれた気が…?
気のせいか…。
俺はまた生徒会業務へ戻った。
スザクの行方も知らないまま。
*
…はぁ……はぁ………
(生きろ‼︎‼︎‼︎‼︎)
!?
さていかがでしょうか。
予想できましたか?
理事長がリヴァルということは…!
会長と結婚したのかな?(^∇^)私はそう思っている!
最後のは誰のシーンなんですかね。
誰のかな?( ´ ▽ ` )
相手のサザーランドは飛行機能がついてます。
細かいことは後々語りますが、たぶん。
ちなみに着脱可能です!