ギアスをもったゼロ、バネットにアッシュフォード学園理事長リヴァルは殺されてしまった。
仇を取るべく、バネットを殺そうとするがギアスの暴走したバネットは自殺してしまう。
そこに白いランスロットが現れた…パイロットはなんとスザク。
帰る場所を失ったルルーシュはスザク、リシャリーとともにリシャリーの仲間がいるという北海道へ飛ぶ。
そこには?
そして、白いランスロットにスザクが乗っているのか?
「ス、スザク…!」
スザク…いきていてくれたんだな…。
「疑問は多いと思うけど、話はあとだよ。ルルーシュ。もうすぐ拠点に着く。」
なんだか…俺の知ってるスザクより大人びているような気がする。なんというか、この間まではただの体力馬鹿って感じがしていたんだが…。なぜだろう、今は少しの冷たさが感じられる。…まさか、俺と同じように前世の記憶が?…今のスザクは……俺の知っているスザクではないのか?
俺はそんな疑問にかられつつも、リシャリーのランスロットに揺られ、北海道へ向かった。
「ほら、ルルーシュ。ついたよ。」
「おい…、これは……。」
そこに広がっていたのは北海道の地下に広がる大都市。といったほうがいいのだろうか。L.L.の記憶にあった『ペンドラゴン』に少し似ていた。
「ここが私たちの本拠地。【王都ペンドラゴン】だよ。ここは亡きブリタニア第99代皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの領地だ。」
「…?……よくわからないのだが…。ここは…ブリタニアなのか?」
…おい、L.L.。聞いているなら答えろ!お前は知っていたんだろう!?
(落ち着け、ルルーシュ。俺もペンドラゴンの存在は知らなかった。俺が持っている記憶は転生する前の記憶。そして、お前の頭に伝わっている記憶は俺が死ぬまでの記憶だ。その後のことは俺にもわからん。なんせ、転生するまでにだいぶ時間がたってしまっているようだしな。…ざっと20年の間にできた…ということか…。どんな経済力をもってしてできたのか……。)
「まぁ、混乱するのもわけないよね!さ、いこう。ニーナさんたちが作戦室で待ってる。とにかく報告に行かなくちゃ…!」
「あ、あぁ……。」
こうして俺たちはリシャリーに連れられ、彼女の仲間に会うべく歩き出した。
「それにしても…ここには一般市民もいるんだね。普通に生活してるみたいだし。」
「そうみたいだな…。地下も地上も大差ないように見える…。」
「ここはね、お父さんが作ったの。正確に言うとお父さんとその仲間の人たち。ここをペンドラゴンって名付けたのも…お父さん。言ってたでしょ?古い友達がルルーシュだって。ルルーシュ皇帝が友達だったんだって。お父さん、その友達の意図を友達がなくなってから気付いたってとても後悔してた。それで……その友達が残していった黒の騎士団が彼の意思とは真逆に動き出したのを見てられなかったって言ってたよ。だからこうやって犯行組織を20年がかりで作ったんだって…。」
「リシャリー……ごめん。変なこと思い出させるようなこと言って…。」
俺にはスザクのように優しい言葉は思い浮かばなかった。やはり俺はルルーシュ皇帝の生まれ変わりってわけだな。
「ううん!大丈夫!2人がいてくれるから!それにお母さんもまだ元気だし!!さ、ついたよ!」
俺たちは何もない壁の前で止まった。リシャリーがランスロットの鍵を取り出し、壁に当てると壁が割れた。
「ようこそ、二人とも!」
そこには5人の人間が立っていた。
「うんうん、おめでとう!君たちは見事!国への反逆者決定だね!アッハッ!」
「ほら、ロイドさん!そんなこといったらダメですよ!あっ、お二人とも、気にしないでくださいね!」
「どーでもいいから…。はやく報告してよね。…ニハッ!なにこの漫画!ちょーウケる!」
「お疲れ様です。お二人は本当に彼らにそっくり……。」
「こ、こほんっ…えっとだな……これはその…お、お疲れ様……!ルルーシュ!」
最後の声だけ、聞き覚えがあった。
「な、なんで会長がここに!?」
「ハハッ…私にもさっぱりで…。君たちが来たら説明するからと言われてだな…。」
「え、えっと…あのアッハッ!って笑ってる白い毛のおじいさんがロイドさん。ブリタニアのナイトメアはほとんど彼が作ったの。ランスロットも彼の発明だよ!」
「以後よろしくねぇ〜!アッハッ!」
ねっとりとした喋り方をする…なぜか少しイラつくな…。
「で、こっちが奥さんのセシルさん。」
「ほんとに…混乱してらっしゃるだろうに、うちの主人がすいません!」
常識がありそうだが…あのロイドとかいうやつと結婚しているあたり、常識からずれていそうだ……。
「で、おふたりの息子さんでロットさん!」
「自己紹介とかいいから…あ、うん。二人ともよろしく。」
「で、こっちがニーナさん!ランスロット紅蓮も彼女が設計したんだっ!」
「お二人とも、私の昔の友人にそっくりなんです。あっ…以後よろしくお願いしますね!」
この優しそうな女性がランスロット紅蓮を…。
「これが現在の戦線のメンバーだよ。少数精鋭ってやつかな?ルルーシュ、スザク。二人とも自己紹介して!」
「鏑木ルルーシュです。目に障害を持っていますが、一応周りは他感覚で補っているので見えます。…それと。今後は世間に新しい自由の象徴【新生ゼロ】という名でみなさんとともに黒の騎士団崩壊に全力で取り組みたいと思います。よろしくお願いします。」
「鏑木スザクです。ランスロットのパイロットとして、【新生ゼロ】の騎士としてこれから頑張ります。よろしくお願いします。」
…やはり前世の記憶をもっているのだろうか。スザク……。お前は本当はこの戦いに参加させたくはなかったのに…。
「よろしくね、二人とも!」
リシャリーが締めると俺たちは休憩室に進み、リシャリーは五人に報告をしていた。
「な、なぁ……スザク。お前……」
俺がそう聞きかけると
「僕ね、ルルーシュが博物館に行った後なんか変だなって思ってたよ。目が見えなくても周りのものがわかるようになったとかそういうことじゃなくて。なんか……怖くなった…っていうのかな。ねぇ、ルルーシュ。今の僕もそう見えるだろう?」
では…やはり……前世の記憶が…
「僕、この間の黒いランスロットとサザーランドの戦いに巻き込まれてさ。……
…
……
……ここは……?
体がズキズキする……
あぁ…僕は……突然道路が割れて…サザーランドと……
…僕は戦いに巻き込まれたのか……
ルルーシュはどうしてるだろうな…
ちゃんと逃げれているかな……
……もう…二度と会えないのかな…
ルルーシュにも…ユフィさんにも……シャーリーにも…
こんなだったら……ユフィさんに…告白しとくんだった…
僕は……死ぬのか……?
『許さない。』
?
幻聴かな……いま許さないって……
『聞こえているかい。鏑木くん。』
やっぱり幻聴じゃないや……
誰だ…僕を呼ぶのは……
『君が今、ここで死ぬのは許さない。だから、僕の呪いと技術を君にあげよう。その代わり、ゼロの騎士をかって出るんだ。君の兄を守る、ナイトオブゼロとして……僕の代わりに………それが…僕らの…』
おい……最後まで言えよ……
呪い……?
そんなのもらったって…僕はもう…生きれや…
……!?体が…勝手に動く…。
痛いのに…痛くない……?
……誰かは知らないが、ありがとう。でも…よくわからないことを言っていたな…。ゼロの騎士…?ゼロなんて…もういなくなったんじゃ……?
「君。大丈夫?」
「え、あ、はい!」
「君か……たしかに聞いたとおりだ。君にはランスロットに乗ってもらうよ。」
「らランスロット!?」
………
……
…
「と、いうわけなんだ。ルルーシュ。だから君がゼロになることは僕…いや。あの声の主が知っていたんだよ。」
…その声の主は十中八九、枢木朱雀であろう。呪いはギアス…。まだ効果が続いていたのか?まさか……あれは発動者が死ねば解かれるじゃ…。
「ルルーシュも聞いたんだろ?越えを。で、頼まれた…。そうじゃないかな?」
少し違うが大差はない。…こうも綺麗に兄弟で生まれ変わってくるだなんてな。…まだ償いは終わってないと……。L.L.も枢木卿も思ったのであろう。まったく……厄介な奴らだ。
「俺は、黒の騎士団を倒せばこの目を開いてくれると聞いた。一か八か、やってみるのも悪くないと思ってな。」
「そうか…。もうあとにはひけない。もう身内は僕とルルーシュしかないんだ。母さんたちのとこにはもう戻れない。」
「もう……鏑木には戻れないな。」
そういうと、休憩室の扉が開いた。
「ふ、2人とも…!」
会長が真っ青な顔をして出てきた。
「わ、私も…パイロットになるようだ……。」
*
「おぉ!どうだ!出来は!」
「はい…今回は人間もちゃんとしたものを用意いたしましたので、もうあの様な失態はないかと…」
「ふんっ…。それでなくては……。平和とは恐怖の下に成り立つのだ。恐怖がなければな…。」
さて、会長もパイロットになることになってしまいました!
なんのパイロットかな…?(^∇^)
なんのかな(^∇^)
さて、スザクは枢木朱雀から生きろという呪いを受け取っていました。
それはここまでのお話の*1っこ目のシーンがスザクと朱雀の話だったんですね(^∇^)
では今出ているのは……?
彼女が出てくるのはもう少し先のようです。