人類がバルドルマシンという無機AIを生み出して数世紀。インターネット上、永遠と広がり続ける仮想世界では今や
これは第二の知性体である有機AIとのかかわりを持つようになって加速度的にAIが人間を理解した結果である。
はるか昔は物が壊れると言う概念すらなく、壊れたものは演算処理を打ちとめられ消えていくだけだった。
だがそれは過去の話、今や仮想世界は現実世界よりも過ごしやすく、衣、食、住、全てが現実に優っている。
そしてそんな世界では現実の世界は程々に、仮想世界で人生を謳歌する者も当たり前になっている。
その仮想世界に
そしてこの脳チップを埋め込まれた者の事を
こうして発達して行くネット上では当たり前のように争い事が起き、現実世界と同様に様々な戦うため、相手の命を奪うための武器が開発されてきた。
そしてそんな中で生まれたのが戦闘用電子体シュミクラム。プログラムによって通常の電子体を鋼鉄のロボットに組み替えるが あくまで電子体のため、殴られたりすると痛い。 普通、インストールしたての場合は歩行訓練だけで一日潰れてしまう。
学生にとっては結構値の張る代物。 値が張る理由はライブラリの特許料。シュミクラムを構成する数万のオブジェクト一つ一つに使用しているライブラリの特許料がかかるため無茶苦茶に値が張る。
さらに使用時にはAIの利用料まで発生する。
大きさは、3mから特殊なものでは10mを超える物まである。
ちなみに電子体とはネット上における身体のことで現実の姿と常にリンクしているため、姿や名前を詐称することは出来ない。
AIが人を観測して生まれるものであるため、複製も偽造も出来ない。
こうしてシュミクラムの登場と共に加速度的に争いは激化したが、その反面シュミクラム使いは重宝され様々な大会が開催され、そこで成績を残した物はPMCや大企業の自警団にスカウトされることも珍しくなくなった。
そうして仮想世界では様々な出来事が起きては腕利きのシュミクラム乗り、《ホットドガー》とAIや狂人たちとの語りつくせない、下手をすれば仮想世界、しいては現実世界までをも巻き込みかねない大きな出来事が何度も起きているのだった。
だがそんな世界も平穏を取り戻し、人々は諦めかけていた宇宙進出へと乗り出し始めるのだった。
《インフィニット・ストラトス》通称IS
大戦前に人類の夢を乗せて計画された初のAIを搭載した木星探査船ディスカバリー号の事故を受け人類が仮想世界に引きこもってしまってから数十年、一人のウィザードが開発したマルチ・プラットフォーム・スーツISは宇宙開発を念頭に置いた革新的な技術の塊だった。
だが功を急いだウィザード、篠ノ野 束は宇宙空間での実地試験を行っている最中に正体不明の勢力からの攻撃を受け、その時に試験にあたっていた白騎士が甚大な被害を受けてしまう。
そんな世界の中でこっそりと新兵器を開発していた桜井研究所と自衛隊は《試験型高高度戦闘機・電星》を緊急発進させ白騎士と共に正体不明の勢力を撃滅する事に成功する。
その際に宇宙空間に散らばった未確認勢力の機体は桜井研究所で保管、研究され後に《超高空戦闘爆撃機・雷電》を開発を成功させる事となる。
そしてウィザード束は、自身の最高傑作がこうもあっさり破られた事に躍起になり寝る間も惜しんでISのさらなる技術向上に励んだ。
そのお陰か世界は宇宙進出に目を向け、ISにも興味を持ち始め世界はこぞってISの研究に没頭する事となった。
だがあまりにも急激な変化ゆえの弊害か、一部の研究者たちの間では非合法で過激な研究が行われ、若い女子供の命が消耗品の如く扱われてしまうのであった。
そしてそんな非合法な研究に巻き込まれた一人の少女を助けるべく太古の昔から決して表舞台に出る事の無かった無敗の武術を極めた少年がついに表舞台へと躍り出る。
ISの世界にBALDR SKY ZERO(以下BSZ)の登場人物とかシュミクラムとかを登場させるために書いた。
だけど軸となるのはISの世界でBSZの登場人物とか細かい設定とかは出すけど世界観は殆ど出さないつもり。
作中に電脳、義体と言ったものが出てきますが、それらはすべてBALDRシリーズから持ち込んだ設定です。