ハイスクールD×D 僕だけの小猫   作:ハロルド

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1週間ぶりの投稿となりますね、お久しぶりでございます


第4話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……という事がありまして」

「ふむふむ、兵藤イッセー君か。中々、欲望に素直な人みたいだね?」

「そんな風にポジティブな解釈をする必要はないと思いますが……」

 

 

今現在、私は変わらず瀬留さんに喚ばれて契約の真っ只中。今回は私から提案した冥界式人生ゲームを、最近入った兵藤先輩の話と共にしています。要は悪魔生ゲームです。語呂が悪いとか言ってはいけません、仕様です。

 

 

これは下級悪魔から始まり、最終的に最上級悪魔を目指す成り上がり型のモノで、現在は私が中級悪魔、瀬留さんが……下級です。

 

 

既にゲームは半ばまで進んでいるにも関わらず、この体たらく。下手の横好きと言い表すにも限度があります、才能がありません。Sainou/zero、またはゼロの才能とでも皮肉りたくなってしまいます。

 

 

「ん、上がりました」

「……は、ははは。結局、僕は下級のまんまかぁ」

 

 

そんな事を言い合っている間にゲームは終了、あまりに酷い結果に瀬留さんは四つん這いの姿勢に移行。どよんと擬音が見えてきそうな勢いで落ち込まれても対応に困るのですが……面倒ですし。しかし今回の落ち込みは今までと違い、本気で落ち込んでいる様……仕方がないですね。

 

 

ため息を吐きながら彼の頭へと手を伸ばしポンと置く。流石に私の手と瀬留さんの頭では大きさが違うため、必然的に軽く掴むような感じになってしまい、瀬留さんが頭を上げる。

 

 

「……よしよし」

 

 

とりあえず、頭を撫でます。

 

 

大の男にする事ではないかもしれませんが、今の私にはこれくらいしか思い付かず……そのまま力を籠め過ぎないように、優しく続ける。……割と、楽しいですね。

 

 

「…………た」

「……?」

 

 

瀬留さんが何事かを呟くも、か細過ぎて私の聴力を以ってしても拾えず、小首を傾げて顔を覗き込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「み な ぎ っ て き た ! 」

 

 

……その一言と共に、正に水を得た魚。または小松菜を得たパポイの如くに唐突に活気を取り戻した瀬留さんに、正直引いた感は……否めません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「神器に、赤龍帝の篭手……ふぅむ。僕には難しい話だね。つまりイッセーくんは凄いって事で良いのかな? ありゃ、ハズレだ」

「概ね、間違ってはいませんが……あ、私もです」

 

 

また別の日。ついこの間起きた堕天使事件について、瀬留さんへ私なりに事細かな説明をしつつ神経衰弱なうです。……そういえば最近はTwiterに顔を出していませんね。

 

 

イッセー先輩が実は『赤龍帝の篭手』という神滅具の持ち主であった事、それにより新たに私たちグレモリー眷属に加わった僧侶のアーシア・アルジェント先輩の事。

 

 

「金髪純粋美少女かぁ、一回くらい会ってみたいね。おっ、あったり~」

「……ダメです、何をしでかすか分かりません」

 

 

アーシア先輩に会いたがる瀬留さんに、私は断固として反対する。言った通りの理由もありますが……何故か、会わせてはいけない気もしました。2人が会うことを考えるだけで少し不愉快になるのは、きっと傍から見た絵面が『変態と少女』だから。アーシア先輩を守るため、ストーカーを気色悪いと思う感覚と同じなのでしょう。

 

 

「……おぉ、産まれて初めて神経衰弱で5連続とか出したよ。今日は記念日にしようか」

「馬鹿馬鹿し過ぎです、馬鹿」

「何だか今日の小猫ちゃんが辛辣過ぎて僕は涙を抑えるのが大変だよ……何か嫌なことでもあった? もしかして、小猫ちゃんの可愛さを妬んだ女子に虐められたりした……?」

「ご心配どうもです。でも、それはありませんので」

 

 

確かにそういった事がない訳ではありませんが、そういう方は私が無反応なのを見ると面白くなさそうに私に不干渉を貫いてきます。それに、あまり目に余るような事をすれば私のファンと自称する方々が粛清しに行くらしいと、ファンクラブ会長なる方から伝えられた事がありますし。

 

 

……何故か瀬留さんも会員らしいです。

 

 

「それにしても堕天使、かぁ」

「……? 堕天使が、どうかしましたか?」

「いや、僕の……母さんがね? 父さんとの馴れ初めを語ってくれた時に『貴方のお父さんはね、まるで堕ちた天使の様に、ワイルドで素敵な方だったのよ』ってさ」

「普通は天使では……?」

「母さん洋楽のバンドとか大好きだったからなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ小猫ちゃん」

「はい、こんばんは」

 

 

来る日も来る日も喚び出されて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クッキー作ってみたけど、どうかな?」

「……砂糖と醤油を間違えて煎餅と化してますが」

 

 

色々な事を、彼と一緒に体験していって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕は小猫ちゃんの事が大好きだよ!」

「……変態です」

 

 

 

私に愛を叫ぶ彼に、お決まりの返答をして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼と過ごすこの日々が心地良いと感じている私はーーーきっと、私の思う以上に、瀬留さんに惹かれていたんだと思う。

 

 

でも、瀬留さんに本当に求められたら私はーーーどうするのだろう?

 




小猫ちゃん、デラカワユスです。え? 古い? これは失礼
とりあえず主人公の与り知らぬところで原作1巻が消化されました、二次創作としてはなかなか凄いと感じる私はしょせん素人。
ククク……私は二次作家の中でも最弱……なんて自分で言っちゃう感じですね

小猫ちゃんの好感度はちゃくちゃくと上がっていきます
1話の時点では「気になるお得意様」
3話でついに「気になる人」
4話で「気になる?馬鹿」くらいになりました

ちなみに3話にて、少々追加が入りました

まだ5話は仕上げていないので、次回はまた来週でしょうか
しーゆーあげいん、ねくすと。ばーい……です
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