やはり俺の受難は続くようだ 作:だるだる
そして、俺ら二人は午後6時手前、日が沈んで少しといったところで雪ノ下美術館に到着した。簡単な説明をしておくと、この美術館は名前の通り雪ノ下財閥が所有する美術館の一つであり、ここでの任務は『ユキトキのナミダ』と言われる宝石を守ることらしい。とりあえず、俺たちはクライアントに話を聞きに行くことにした。そこの黒服らしき人に尋ねようとするが、
「その、依頼で来たんでちゅけど依頼主はどこに?」
噛んじゃったよ、俺。久々に初対面の人と話したから緊張しすぎた。俺のボッチ力は53万ですってか。
黒服は訝しんだ様子だったが、後ろから
「あなたは、間宮あかりさんかしら? 話は聞いてるわ、ついてきて頂戴。」
俺の姿が見えていないのか?ついに、スーパーボッチ人になったか、などとくだらないことを考えていると
「そこのあなたも付いてきなさい。詳しい話は奥でするわ。」
うわぁ~きれい~とか間宮が雪ノ下や展示品何かに見とれているがとりあえず無視してついていくことにした。
こうして俺たちはある一室へ連れて来られた。とりあえずソファに座って話を聞くと、
「今回の依頼は『ユキトキのナミダ』をある盗人から守ってほしいの。間宮さんにえーとヒキガエル君だったかしら平塚先生から話は聞いているわ。」
なんで俺の小学校のときのあだ名知ってるの?トラウマほじくり返して楽しいの?ハチマン、涙が出ちゃうだって、ボッチだもん。つか、平塚先生仕組んでやがったなこのことを。
「今回、来るのは怪人『万面相』よ。どんな人にも化けられるという、噂のね。」
万面相といえば、いつかの怪人の再来なんて言われている奴だ。情報収集に長け、どんな人物にも化けることができ、巧妙な手口で数々のお宝を盗んできた有名な怪盗だ。
「万面相といえば、誰にも化けられることで有名な怪盗ですよね、捕まえる作戦なんかはあるんですか?」
間宮はもっともなことを言う。実際、Sランクガ二人いたとしても捕まえることはかなり難しいだろう。この怪人は誰にも捕まったことがない――過去にSランク5人が警備をしたことがある外国の美術館でも追いつめられることなく、逃げたらしい。
「ゆっきのーん。連れてきたよ~。あれ、”比企谷君”もいるんだ。」
と、場に似合わない声で入ってくるのは由比ヶ浜 結衣、その人物である。後ろには白髪のイケメンが立っている。彼は
「お招きいただき、感謝をします。私、明智 小七と申しまして『探偵』でございます。雪ノ下嬢、今回は全力をあげさせていただきます。」
こっちを一瞬睨みつけ、礼儀正しそうにしていやがる。嫌味でめんどくさいタイプの人間だな。
「作戦なのですが、こちらから一つ提案をさせていただいてもよろしいでしょうか。この作戦には4……3人が必要なのですが。麗しい女性方に手伝わせるのは心が痛みます。」
こいつ間宮の胸のあたりみて、言いなおしやがったぞ。間宮もそのことに気付いているらしく、少し、いや、かなり不満げそうだ。
「そこの目に特徴がある君と横の君ちょっとこっちにきてもらえるかな。」
と呼ばれたので行ってみるといきなり頬をつままれたりした。こちらがいてぇと言っているのに気付かない振りして。
「君たちが怪盗かと思ってね。探偵科なんて本業の探偵に劣るようなのが、たまに入れ替わられていたりするからね。」
と、悪びれもせずに言う。間宮も同じことをやられてとても怒っているようだ。
「君たちには遊撃班をやってもらおう。外に逃げ出す万面相を捕まえてくれたまえ。僕たち3人は、誰にも分からない用に作戦を話し合うから。」
話を勝手に進められあの雪ノ下でさえ、困惑の表情を作っている。という間にさっさと外へ追い出される。
去り際に、「君には用がないんだ。」と俺にしか聞こえない声で話してくる。
俺が何したっていうんだ。気障ったい野郎だな。と渋々外へ出る。
「それにしてもあいつ、私たちのこと見下してなんなんですかね先輩。」
いや、お前もさっきまで同じような事を言っていたぞと言うのは言わないでおく。正直な話をいえば、さっきの会話に違和感を感じていた。
「俺は恐らく犯人が分かったぞ。」
「え、じゃあ早く知らせに行かないと。」
「よく考えてみろ、俺たちは一回追い出されたんだぞ。ということはあの探偵は外で入れ替わられたかもしれないなんていって絶対に話も聞かずに追い出すにきまっているだろ。」
「任務はどうするんですか?}
至極当然な質問だと思うが俺はそれに対して、
「簡単なことだ。それにはお前の力がいる。」
あかりは「へ?」と口開けたような感じでそれを聞いたのだった。
とりあえずオリキャラ出してみました。なんとなく変な気がしますがそこは許していただければ。
戦闘シーンは今回の話では薄く行くつもりです。
八幡の武器はS&W M39とソードブレイカーにしようと思っているのですが何か意見があれば、感想にて言ってくれればありがたいです。