やはり俺の受難は続くようだ   作:だるだる

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今回は短めに区切りよくしてみます。


彼女は風のようである。

 ――私も女の子なんだから、王子様に憧れたっていいよね。

 ――私のことをいつも見つけてくれる王子様。

 ――それでいて一番の天敵。

 

 

 

 

 

 

 

「さて、どうするのかな、比企谷君は女性へのアレコレABCまでやっちゃうの♪」

 

 

 探偵に追い詰められているとは思えないワンシーンである。♪ってどう発言してるんだよ。八幡の中の七不思議に認定しちゃうよ。

 

 

「何かするつもりはないから安心しろ。俺は依頼主からはただ正体を暴いてほしいって言われているだけだ。捕まえろとは一言も言われてないからな。といっても依頼主はほとんど完璧に分かってたぽいけどな。」

 

 

 これはハッタリでも嘘でもなく事実だ。雪ノ下陽乃から受け取った資料にはそれこそ事実確認の必要のないくらいの情報が載っていた。学校、性別、背丈などと正体を知っていたとしか思えないほどのデータ量であった。

 

 

「つれないなー。ま、そんな君を良いと思っちゃう私も相当な好きもののようなんだけれどね。」

 

 

 それから彼女は一呼吸置き、さっきまでのテンプレ委員長キャラとうってかわってねっとりとこちらをみながら

 

 

「じゃあ、まずは本当の自己紹介といこうかな、私は遠藤吉乃というんだけれど、あ、これは本名ね嘘偽りなく。遠藤平吉とつながりがあるとは言われているけれども本当のところは定かじゃあないんだ。彼も謎が多い人物だからね。」

 

 

 そしてあとから付け足すように

 

 

「遠藤平吉っても分からない人が多めだから付け足して言っておくけど、かの二十面相と言えばまぁ多くの人は分かってくれと信じてているよ。」

 

 

 まぁ、普通に考えてそうだろとしか言いようがない。万面相なんて明らかにそこから取っているかのような名前を付けておいて違っていたらそれはどうなんだとは思うが。正直にいえばここから先にこっちから話すことはない。これだってただの確かめ算のようなものだ。99パーセント分かってはいても、武偵が受ける依頼であれば100パーセントこなさなければならない。ましてなおさらSランクなんて大層な看板を背負っているならば。

 

 

 そろそろ教室に入ってきていた夕日の筋も消え、まだ明るさを残したまま夜へとなっていく。生徒の声もここに来た時と比べて、幾分かは静かになってきている。

 

 

 

 視界の先に居る彼女は突然、立ち上がって近いづいてくる。ソーッでなくサッと。

と思うと俺のすぐ近くまでやってきて何やら携帯らしきものをいじっている。ってかそれ俺の携帯じゃねーか、いつ盗ったんだよ、気がつかないし見えなかったぞ。

 

 

「おい、それ俺の携帯じゃねーか。さっさと返せ。」

 

 

 そう、遠藤に話しかけると俺の携帯をぱちぱちといじりながら手で渡してくる。データ消去とかされてないだろうなとはいっても連絡先なんて小町ぐらいしか入ってねーよ。

 

 

「うわぁ。ぼっちって本当だったんだ。いやぁ、こっちでも少し探りを入れてみたんだけどね、誰に聞いてもクラスでよく恥にいるとか、誰それとかばっかしでSランクなのに本当にいるのか疑ちゃったよ。」

 

 

「そんなことよいりも、俺の携帯に何をしたんだ。」

 

 

 ええ、分かってますとも、ぼっちだってことは。別に今更、指摘されたところでなんとも思わないし、感じないし。強がりじゃないんだからねっとツンデレ風味で反抗してみる。

 

 

「とりあえず、私の連絡先を一式入れといたから、好きな時に連絡していいよ。」

 

 

「ぼっちが他人に連絡するのは学校の連絡網だけだ。」

 

 

 そうはいっても、昔に連絡網を次の家に回したとき○○小の比企谷です。っていったらそんな人しれませんし、かけ間違いですって相手に切られたことがある。そのあと連絡網は回しなさいと教師に怒られたのは思い出のひとつであるのだが。

 

 

「私的には比企谷君とチームを後々組みたいなぁとか思ってるんだけどどうかな。」

 

 

 チームというのは武偵が2年生になると組まされる俺にとって最悪の慣習である。チームを組むというシステムのことだ。チームのメンバーは卒業しても一生お互いを助け合ったりするようなものである。ここでは強制的に2人~6人ぐらいまでで組まされる。

 

 

 そう考えるとぼっちの俺にとって悪い話ではないし、遠藤もそれなりに腕の良いということもわかっている。怪盗であるということ以外は。まぁ、武偵で怪盗のようなことをやってるやつも他にいるし、そういうなくはない。

 

 

「検討させていただきます。」

 

 

 と、某アイドル事務所のプロデューサーっぽく言ってみる。

 

 

 すると彼女はクスリとこちらを向いて笑い

 

 

「楽しみ待ってるね。」

 

 

 といい教室から出る際にクルリとこちらをもう一回見て、

 

 

「あと、それ似てないよ。」

 

 

 とだけ言い残して行ってしまった。

 

 

 あれだな属性つけるなら風で種族は小悪魔またはサキュバスってところだなと思い。三つ編みのおさげと赤い眼鏡を付けた怪盗との一件はこれで一応終えたことにする。

 

 

 

 

 

 




自分の語彙力のなさと文章力のなさを痛感しているところです。次こそは戦闘を入れてみたいと思うのですが、この程度の力で戦闘描写を伝え切れるのかと不安です。

余談ですが、俺っ子の女の子って可愛いですよね。二次元でも三次元でも。まぁ、たまたま実際に会えただけかもしれないですが。
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