赤キ血統ノ忘レ形見   作:桐谷

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こんにちわ、桐谷と申します。
特にこれと言って説明がござません。
あ、読んでて恥ずかしくなるような言い回しがあるかもしれません。
そういうところがあったらスルーするか、ご指摘くださいまし。

後書きには主人公の容姿内容について開示しますので、どんな人間か先にイメージを立てて読みたい人は先にお読みください。


序章~トールズ士官学院~
入学式にて


入学式。

誰もが期待に胸を膨らませ、足早に道を歩いていく。

 

「トールズ士官学院かー」

 

自分もその例外ではないのは事実であって、現にこうしてわたしこと、シルヴィア・O・ラメンティアは感慨深く、このトリスタの街にてライノの花を見上げている。

 

「入れてもらえるとは思ってなかったなー、身分が身分のわたしだし」

 

独り言をぶつぶつと言いながら、道の真ん中で立ち止まって上を見上げている姿を他人が見たら通行の妨げにしか見えないだろう。そんなことも気にせず眩しい太陽の下でわたしは感慨に耽っていた。

 

「ちょっといいかしら?」

「ふえ?」

 

不意に思考を遮る声がわたしにかけられた。ある意味ぼーっとしていたので変な声で返答してしまう。

 

「花に見惚れるのもいいけど、周りに気を付けたほうがいいわよ?立ち止まりすぎてると誰かにぶつかられるかもしれないわ」

「え?えっと…」

 

目の前には金髪の少女がいた。自分と同じトールズの制服を着ていて、右手には荷物であろう横長のトランクみたいなものを持ち歩いてる。

 

「あ、突然声をかけたりしてごめんなさいね?ただ、ずっと立ち止まってるから少し気になっちゃって」

「あ、いえ、気にしないで。こちらこそ変な心配をさせてしまったみたいで…」

 

この時点で自分がそんなに長い時間立ち止まっていたかを知った。苦笑交じりの返答をしながらわたしは小さな謝罪をする。

 

「ううん、いいのよ。勝手に世話焼いちゃっただけだし。それに同じ制服っていうのも気になったから」

「あ、確かに…」

 

同じ制服。同じ学校に通うのだから、当たり前だろう。けど、このトールズ士官学校では二種類の制服がある。私たちが住む、このエレボニア帝国では貴族と平民が存在する。その貴族と平民で制服が異なるのだ。貴族は白銀を思わせる白基調の制服、平民は自然を連想させるような深緑色だ。

けど、わたしと彼女はそのどちらでもない色の制服を身に纏っていた。帝国の国旗の色を考えさせる、燃えるような紅色を。

 

「どういうことなんだろう…?他の生徒は緑や白の制服なのにわたしたちだけ…」

「あら、私は他にも数人見かけているわよ。まあ、本当に数人しか見なかったけれど…」

「あ、そうなんだー」

 

自分以外に少しでも同じ生徒がいると思うと、ちょっと安心した。流石に自分だけで違う制服でこれから学校生活を送るのはかなり人の目を引きそうで気が滅入る。

 

「まあ…これ以上分からないことを考えても仕方ないわね。入学式が終われば何か知らせがあるでしょ」

「うん、そうだね。えっと、名前は…?」

「あら…クスッ、そういえば私たち自己紹介もまだだったわよね」

 

少女は少し笑って、小さな咳払いをして名乗った。

 

「アリサ・Rよ。貴女は?」

「シルヴィア・O・ラメンティア、好きに呼んでいいよ」

「そう、じゃあ私も好きに呼んでかまわないわ。よろしくお願いね、シルヴィア」

「うん、よろしくね、アリサ」

 

自己紹介を交わし、わたしたちは入学式に出向くべく、歩みを進めた。

 

 

 

 

入学式、ヴァンダイク学園長の話で幕は閉じられた。

わたしと言えば、彼の話にはあまり興味は持てなかったので、聞き流している部分が多かった。

だが、一つだけ気になった言葉があった。

 

「若者よ、世の礎たれ」

 

この言葉ばかりは少し考えさせられた。

自分が何に役に立つのか、何のために生きるのか、世とは一体に何を指し示すのか...。

学園長はその言葉の意味を自分で考えてほしいと言った。

その意図が何なのか…。

 

わたしは……この先どう生きていきたいんだろう?

 

自然とそんな考えが頭を巡っていた。

 

「難しい顔してるね」

「ふえ?」

 

本日二度目の変な声での返答。デジャブを感じたのは言うまでもない。横を見るとまたしても少女だった。今回は銀髪の子だ。

 

「えと……うん、少し学園長の話が気になっちゃってね」

「ふーん、何か考えてたんだ?」

「うん、貴女は何も思うことはなかった?」

「何も、だって眠くてほとんど聞いてなかったし」

「あ、あはは、そうなんだ……」

 

入学式中にもかかわらず寝ていたという少女の言葉に思わず苦笑いしてしまう。ある意味その神経は羨ましいと思うものだった。

 

「そういえば、貴女も赤い制服なんだね?」

「まあ、そうだね」

「何かこれから縁があるかもしれないね。その時はよろしくね?」

「ん、わかった」

 

そんな少女と会話をしていると。一人の女性の声が聞こえてきた。

 

「はいはーい。赤い制服の子達は注目ー」

 

言動からして教官か何かなんだろう。けど、向くとそこにはあまり教官らしさを感じさせない、ラフそうな女性が立っていた。

 

「他の生徒が案内に従って、続々とクラスに向かう中取り残されて困ってるわね?実は、ちょっと事情があってね」

「え、そんな案内があったんだ?」

「...聞こえないほどに考え込んでたの?」

 

隣の少女に少し呆れたような顔をされ、わたしはそれをまた、苦笑で返した。

 

「はいはい、そこの2人ー?これから大事なこと話すからちゃんと聞いてなさいよー?」

 

注意を受け、再び彼女の方に視線を向けた。

 

「えー、コホン...君たちにはこれから『特別オリエンテーリング』に参加してもらいます。オリエンテーリングの場所なんだけど、少し離れた場所にあるから付いてきなさい」

「オリエンテーリング…?」

 

自分以外の赤い制服の生徒が声を上げた。その時わかったが、周りにはおそらく同じ境遇の生徒であろう全員が赤い制服であるのに気付いた。

 

「ま、オリエンテーリング会場につけばわかるわ。とにかく付いてきなさい」

 

そういうと彼女は身をひるがえして、体育館を出ていった。多くの疑問が残るがとりあえず、今は彼女の姿を追うしかなかった。

 

 

 

 

 




お疲れ様でした。


英雄伝説・閃の軌跡、
二次創作小説「赤キ血統ノ忘レ形見」

まだまだ序盤ですが、いかがでしたか?
何もまだ面白いところはないと思います、はい。

ストーリーが進行すれば、きっとこの小説オリジナル展開が待っています。
興味があればぜひぜひお読みくださいまし。

では、前書きで言いましたように
シルヴィアの人物像について軽く表記しておきます。

シルヴィア・O・ラメンティア
・身長:164cm
・体重:ナイショのお決まり
・髪型:白いぐらいの銀色、
    肩甲骨ぐらいまでのストレートで、髪は細い模様
・瞳色:碧色
・B :多分、並よりちょっと大きいぐらい
・W :くびれはある、ラウラとフィー足して割ったぐらい
・H :本人からの許可が下りてません
・性格:基本的に明るいが、割と受けに回ろうとするタイプ
    そうしてる方が楽だからだそうだ

まあ、このぐらいでしょうか。
後々、戦闘が終わった後などに能力の提示、クラフトみたいなのも出してみたいですね。
今後にお楽しみください。

それでは失礼します。
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