赤キ血統ノ忘レ形見   作:桐谷

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書く暇がない(真顔

これが最後の書き溜め……
次話までもっと日が空きそうです(-_-;)


特別な実習って…?

今、わたしの目の前では器械的な光景が繰り広げられている。

フィーが突進する、攻撃を避ける、斬りつけるの繰り返し。

 

 

 

「――あのサラ教官、これってフィーだけが戦ってるだけで意味がないんじゃ……」

 

二人の戦闘を見ていた全員の中からアリサの声が上がった。

確かに、外野からはフィーが一人で一方的に攻撃を仕掛けてるだけに見えるはずだ。

 

「まあ、そう見えるわね。でもテストだからこれからの判断は全て彼女たちが決めるものよ。だから口出しはしないわ」

「……彼女たちは、そのことを理解していてやっているのでしょうか?」

「うむ……このままでは……」

 

 

 

数々の心配の声が上がる中、わたしはそれでも動かない。

一瞬の最大の好機を見極めるために―――

 

「……!!」

 

その好機は訪れた。

フィーが避け、斬りつけることを予測したように敵は完全に私に背を向け、フィーの方に向いた。

瞬間、わたしは地面を蹴る。

今まで待った分だけの力をダガーに乗せ、一気に後ろからその凶刃を突き立てた。

 

―――ザシュッ!!!

初撃にして最大の手応え。かなり深くまでダガーが突き刺さった。

 

「!?!!??」

 

聞き慣れない機械的な音を発し、わたしの存在に驚く《うごくかかし》。驚くという感情があるかどうかは分からないが、イレギュラーな事態に対処ができずにいるのは確かだ。そして、暫くしない内にその場で暴れるように腕のようなものを振り回しだした。

 

「うわっと」

 

わたしはダガーを刺しっぱなしでその場から退いた。

わたし…いや、わたしたちはこれを狙っていたのだ。フィーが大きな動きで敵の注意を引き、完全にわたしから気が逸れた瞬間を狙う。そして、そこに防御を考慮しなくていい最大の攻撃を叩き込む……

 

「チャンスだよ」

 

距離を取ると、後ろに回っていたフィーが声を掛けた。確かに相手がパニックになっている今がチャンスだろう。わたしは頷き、二人で再度敵に駆け寄った。

 

「―――せいっ!」

 

私は新たなダガーで暴れ回る敵に、安置そうな足元近くで身をかがめ、胴体にダガーを斬りつける。今度は刺さずに外傷を負わすだけだ。すると、その攻撃に反応したのか、わたしの方に向かって宙返り攻撃を実行する。それをバク宙で回避すると、その下をくぐって今度はフィーが斬撃を加える。フィーは何度か斬撃を繰り出した後、相手の後ろに周りこちらを向く。それを見てわたしは、

 

―――今度はわたしが囮になる

 

そう思った瞬間、体が淡い光に包まれた。

 

―――了解

 

フィーの意思が伝わって来た気がした。

わたしはフィーから注意を逸らすように、ダガーを何本か投擲する。

注意を上手く引いたらしく、今度は私に向き直る。

 

―――次はこっちで注意を引く

―――うん、わかった

 

わたしに攻撃を加えようと突進してくるかかしの、後ろから銃撃を行う。

何度も撃ち込まれる弾丸に耐え切れなくなり再びフィーの方を向こうとする。

 

―――速度上げるよ……!

―――Ja(ヤー)

 

その合図とともにわたしとフィーは遠距離から攻撃を交互にダメージを加え続ける。徐々に攻撃速度を加速させ、遂にはほとんど同じタイミングで攻撃を仕掛けるレベルで攻撃する。そして、その加速する攻撃の中でかかしはどちらに仕掛けるべきか決めることが出来ず、その場で混乱するようにまた暴れだした。

 

―――これで……!

―――もう……!

 

わたしとフィーは同時に疾走、猛スピードで敵の眼前まで接近する、そして……

 

 

 

「「とどめ!!」」

 

声を揃え、交差するように最後の一撃を繰り出した―――。

 

 

 

 

 

「最初はどうなることかと思ったけど……最後は一番連携取れてたと思うわよ、アンタたち」

 

そう言ってサラ教官が微笑む。わたし自身も最初本当にどうなるかと思っていたが、無事終わったので一安心している。それはそうと、ある一つの疑問が残っている。

 

「―――しかしサラ教官、先ほどのあの傀儡めいたものは、いったいなんだったのだ?」

 

そう、まさにそれだ。ラウラの疑問に疲れ切っていた一同が顔を上げた。

 

「んー、とある筋から押し付けられちゃったものでね。あんまり使いたくないんだけど、色々と設定できて便利なのよねー……。まあ、ちゃんとテストの役に立ったことだし、結果オーライということで(はぁと」

 

絶対はぐらかしてるよ……

 

こう思ったのは私だけじゃないはず……というか全員がそう思ってるはずだ。まあ、そんなに気にするわけでもないからいいのだが。

 

「―――さて、《実技テストは》これで終了。ここからは前にも言った通り、かなり重要な伝達事項があるわ。君たち《Ⅶ組》ならではの、特別なカリキュラムに関するね」

 

それを聞いて全員が真剣な顔になる。これまでで一番気になっていたことが遂に明かされるのだ。当たり前といえば当たり前だ。

 

「……君たちに課せられた特別なカリキュラム。それはズバリ、《特別実習》よ!」

 

………《特別実習》?

 

「《特別実習》……ですか?」

「な、なんだか嫌な予感しかしないんだが……」

 

マキアスに同感である。オリエンテーリングの時といい、今度はいったい何をするというのだろうか。

 

「君たちにはA班、B班に分かれて、指定された実習先に向かってもらうわ。そこで期間中、用意された課題をこなしてもらうことになる。まさに特別(スペシャル)な実習ってわけね♪」

 

へぇ……

 

思ったより真面目なものらしい。しかし、いきなり外に出て実習とはかなりハードなのではと思ってしまう。

 

「……その口ぶりだと、教官が付いてくるという訳でもなさそうですね」

 

リィンがそう問いかける。

 

「ええ、あたしが付いて行ったら修行にならないでしょ?獅子は我が子を千尋の谷にってね」

 

そう言って、フンスと鼻息を荒げる教官。

 

「はぁ……」

「ふむ、修行ならむしろ望むところだが……」

「バレスタイン教官、結局俺たちに何時(いつ)、どこへ行けと言うんだ?」

 

様々な反応に、サラ教官は話を進める。

話の通り、A班とB班に分かれることになり全員が自分の配属される班とその目的地の書かれた用紙を渡された。

 

………教官、わかっててやってるでしょこれ

 

一目見て思ったことがそれだった。

用紙に書かれていた内容は―――

 

 

 

【4月特別実習】

A班:リィン、シルヴィア、アリサ、ラウラ、エリオット

(実習地:交易地ケルディック)

B班:エマ、マキアス、ユーシス、ガイウス、フィー

(実習地:紡績町パルム)

 

 

 

……また一波乱ありそうだねぇ

 

そんなことを思いながら私はため息を吐くのだった。

 




なんていうか、書いてると
いつも思うんですけど

話のアイディアうんぬんよりも
同じ言い回しを何回も使わないように
するのが一番大変なんですよね

無い知識絞って、語彙を見出だすのに
30分とかざらなんですよー……

もっと活字とかの小説読んだ方が
いいんでしょうか?
オススメあったら教えていただけると
嬉しい限りです
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