赤キ血統ノ忘レ形見   作:桐谷

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こんにちわ、桐谷です

今回はダンジョン回ですね
いや、ぶっちゃけ戦闘と言えるような展開はないんですけどね(白目)

でも、ダンジョンに落ちたということは・・・
例のあれがありますよー

原作を知っている方なら
???「ここまで言えば、解るわね?苗g(((」


それではどうぞー



不可抗力は怖いね

落とし穴はそれほど深くなく割とすぐ地面に足を付けることができた。

 

「さて、みんな大丈夫かな……って!?」

 

いきなりのその場面を目撃して衝撃を受けた。別に、悲惨なことが起きていたわけではない。まあ、特定の2人だけはある意味悲惨なことになっていたのだが。

 

「あー……これはー、うん、ご愁傷様としか言えないなぁ……」

 

私は苦笑いしながらその場面を眺めるしかなかった。落ちた先の場所でまさか―――

 

 

―――黒髪の男子がアリサの下敷きになっていて、顔を彼女の胸に埋めてるなんて。

 

「いたた…突然何よ……あら?」

 

体の下に違和感を感じ、改めて自分の状況を確認したようだ。

 

「……その、何と言っていいか」

 

彼がそういうと、アリサは顔を真っ赤にしてその場から飛びのいた。それを見て、黒髪の彼も立ち上がる。

 

「その、本当に申し訳ない!……でも良かった。無事で何よりだった―――」

「~~~~~~~っっ~~!!!」

 

声にならない悲鳴を上げ、彼女は彼が言葉を言い終える前に手を振り上げる。

 

あ、これはダメだ

 

そう思い、心で彼に対して合掌する。数秒後、旧校舎の地下内に「パァンッッ!!」という音が響くのであった。

 

 

 

 

 

全員が下りてきたのを確認したうえでみんなで辺りを見回した。することもなく全員で立ち尽くしていると突然全員の服のポケットから着信音のようなものが鳴り響いた。

それは入学式前に制服と共に送られてきた携帯用の導力器だった。全員がオーブメントを開くと聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

「それは最新型の戦術オーブメントよ」

「これは、教官の声……この導力器からか?」

「つ、通信機能を内蔵しているのか……?」

 

そんな疑問は通信先の彼女、サラ教官が一通り説明してくれた。どうやらこれは次世代戦術オーブメントの1つらしく、《ARCUS(アークス)》と言うらしい。戦術オーブメントとは結晶回路(クオーツ)をセットすることによって魔法(アーツ)が使えるようになるという特別な導力器だ。主に、遊撃士などが使っているのがよく見かけられる。

 

「―――というワケで各自受け取りなさい。君たちから預かっていた武具と特別なクオーツを用意したわ。それぞれ確認したうえで、クオーツをARCUSにセットしなさい」

 

そう言うと、各所で明かりが点き、その明かりの下には説明にあった武具とクオーツらしきものが台座の上に置かれていると思われる。

 

「武具の確認、クオーツのセットが終わったら部屋の奥からダンジョン区画に入り、一回のホールまで抜けてきなさい。まあ、ちょっとした魔獣なんかもいるんだけど……そこら辺は自分たちで何とかしてきてね。それじゃ待ってるわね♪」

 

そう言うと通話が切れた。全員は少し腑に落ちない様子で言われた通り、武具の確認、クオーツのセットをするのだった。

 

 

 

数分後、全員準備ができたようで、とりあえず全員で話せるように全員で円になってみた。

 

「え、えっと……」

「どうやら冗談という訳でもなさそうね……」

 

赤毛の男子とアリサが呟いた

 

「フン……」

 

そんな中ひとりでダンジョン区画に入ろうとする人が一人いた。1階でマキアスと口論になりそうになった貴族、ユーシス=アルバレアだった。そんな姿を見て、マキアスが引き止めるが「慣れ合うつもりはない」と言い捨て、さらにマキアスを煽った。その言葉にマキアスが激怒、頭に血が上って意地を張ってしまったのか彼は1人でダンジョン区画へと歩いて行った。それを見て「フン」とユーシス、彼もまた1人でダンジョンの奥へと姿を消した。

 

「えっと……」

「どうしましょう……?」

 

また赤毛の男子が声を詰まらせてる。向かいの眼鏡をかけた女子も困った様子だ。

 

「とりあえず、何人かでグループを作って、ダンジョン進むのはどうかな?ここでずっと立ち止まってるわけにもいかないだろうしー……」

「うん、それがいいだろう」

 

私の発案に、蒼い髪のポニーテールをした女子が賛同してくれた。

 

「そうだな、そなたとそなた、私と共に来る気はないか?」

 

彼女は、眼鏡の子とアリサを誘った。

 

「え、ええ、別に構わないけど……」

「私も……正直助かります」

 

それに2人は了承する。

 

「それに……そなたも」

 

彼女の視線の先には銀髪の子がいた。が、しかし、その子は彼女の言葉をスルーしてトコトコ歩いてダンジョン区画へと入って行ってしまった。

 

「ふむ…?まあいい、後で声を掛けておくか」

 

仕方ないと視線を戻し、今度は私に目を向けた。

 

「そなたはどうだ?私と共に来ないか?」

「え、うーんと……」

 

周りを見回すと残りのメンバーは先ほどの黒髪の男子に赤毛の男子、それに長身の褐色系の男子だけが残っていた。

つまり、ここで断れば必然的に男子のメンバーに入るか、それとも一人で行動するかのどちらかになる。よって私は、

 

「じゃあ、お誘いに甘えて……」

 

流石に私も女身1人男子の中に入れるほど気が大きいわけではない。だから誘いを受けた。

 

「うむ、わかった。よろしく頼む」

 

そう言って言葉を返してくれた。そして今度は男子の方に顔を向けた。

 

「それでは、私たちは先に行く。男子ゆえ心配無用だろうが、そなたらも気を付けるが良い」

「あ、ああ……」

 

黒髪の男子が答える。それを確認すると、彼女はダンジョン区画に向かって行った。

それを追いかけるように眼鏡の子は男子に頭を下げ、アリサは黒髪の男子を一瞥し、「フン」と目もあわさずに歩いて行った。

 

「私も行くね。えっと……」

「ん……?あぁ、俺はリィン・シュバルツァーだ」

「ガイウス・ウォーゼルだ」

「エリオット・クレイグだよ」

 

察したかのように3人とも自己紹介をした。それにうなずき自分も返す

 

「シルヴィア・O・ラメンティアよ。3人も頑張ってね……んと、リィン君」

「え?」

「えっと……その、頑張ってね?」

「はは……ありがとう」

 

自分なりのフォローを入れ彼らに別れを告げた。

そして先に行った彼女たちを追うべく、小走りで駆けていった。

 

 




お疲れ様です。

ぶっちゃければ、どちらに付いて行くかはどちらでもいいと考えてました。

でもまあ、二次創作なので描かれていないシーンの方が面白いかなと思いまして。

というわけで、次回からダンジョン攻略です。

次回でお会いしましょう
それでは失礼します
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