思った以上に長くなってしまいました
自分が子供になっていることがわかり戸惑っていたアーチャーだが、すぐに落ち着き、自身がどういう状況なのかを考えていた。
(転生したということは………、ありえないな…)
英霊の魂は座が管理しているためそうアーチャーは結論づけた。
(恐らく何らかの影響でこの兵藤一誠という器に私の魂が入ったと言ったところか…。だが…何故このような事が起きた?)
アーチャーそう思考にふけっていると
『今代の相棒は面白そうだな…』
(誰だ!)
アーチャーは突然聞こえてきた声に驚きながらも、一時考えるのをやめ、警戒しながら声の主に尋ねた。
『そう警戒するな。俺はドライグだ、これからよろしく頼むな相棒』
(貴様は何者だ!、それに貴様はどこから話している)
アーチャーがドライグにそう尋ねると、
『俺は相棒の中にいるぞ。会うには意識を集中して、心の中に入るようなイメージをすれば会えるはずだ』
アーチャーはドライグという相手が自分の中にいるという事に内心驚きつつも、聞きたいこともあったため、意識を集中し、言われた通りにイメージをした。
(こんなところか…)
アーチャーは自分の中に入り、再び驚いていた。
目の前に赤い龍がいたのだから。
(な⁉︎ドラゴンだと!)
自分がいた世界ではドラゴンは珍しく、英霊となってもほとんど会うことがなかった生き物なのに、こうして目の前に現れれば驚かないわけがない。
たが、流石は英霊と言ったところで、すぐに冷静さを取り戻した。
「お前がドライグなのか?」
アーチャーが睨みつけるように目の前にいる赤い龍に尋ねると、
『ああ、俺がドライグ、そして赤龍帝だ』
目の前の赤いドラゴンががそう言った。
「まさか、ドラゴンとはな…。何故、貴様は私の中にいる」
アーチャーはドライグに疑問に思っていたことを聞いた。
『まぁ、そう慌てるな。順を追って説明する』
それからドライグは神器の事、この世界の事、悪魔、天使、堕天使で三つ巴の戦争があった事、ドライグが二天龍のうち片割れだという事などの事を説明した。
「はぁ…ドラゴンだけでなく、悪魔や天使に堕天使とはまた厄介なところに来てしまったものだ…」
アーチャーは額に手をあてため息を尽きながらそう言った。赤龍帝は力を引き寄せるという事をドライグが言っていたため必ず厄介事に巻き込まれるだろうとアーチャーは嘆かずにはいられなかった。
『ところで相棒は一体何者なんだ?唯の人間とは何か違うような気がするんだが…』
「ふむ…」
アーチャーはその質問を聞いた時話すかどうか悩んだ。だが、それも少しの間だけでアーチャーは話しても問題ないだろうと思っていた。
ここに来てからのやり取りで、ドライグは信頼ができると思っていたからだ。それに、自分の中にいる以上、他人に自分の事を教えることはないだろうとも思い、自分が何者かということを話した。
聖杯戦争の事や自分が英霊である事や英霊になった経緯、何故かは分からないが自分が兵藤一誠として生まれたことなど全てを話した。
『なるほどな、だから人間とは違った感じがしたわけだ…。だが、相棒は守護者になった事を後悔はしていないのか?』
ドライグはアーチャーが言ったことに対し、思ったことを言った。そう聞いてきたドライグに対し、アーチャーは、
「後悔か……。私が守護者になった事で多くの人の命を救えたのだから後悔はしてないさ…」
アーチャーはそう自嘲気味に言った。
『そうか…。こんな事を言ったところで、気休めにもならないかもしれないが、相棒は多くの犠牲を伴ったかもしれない…、だが、それ以上に多くの命を救った。だから、それは誇っていい事じゃないのか?』
アーチャーは驚いていた。まさか、自分を中傷するような言葉ではなく、自分を思っての言葉だったからだ。
「…本気で言っているのか?」
『ああ、相棒は恨まれたのかもしれないが、多くの命を救ったのは紛れもない事実だ。その中にはきっと感謝を感じている人間もいるはすだ。だから、前を向いて生きていけばいい』
『それに相棒は“頑張る”と誓ったったんだろ?だったらこの世界に生まれたのだから、頑張ってみればいいのではないか?』
アーチャーは目を見張った、がすぐに、
「ふっ」
アーチャーはすました顔で笑った。
「そうだな、この世界で頑張ってみるよ」
アーチャーはそう言いながら笑っていた。
「これからよろしく頼む。ドライグ」
『ああ、よろしく頼む。相棒』
こうして龍と弓兵との会合は終わった。
読んでくださりありがとうございます。
全く進んで無いうえ後半雑な感じですみません。m(_ _)m
次からは幼少期を書いていこうと思います。
こんな文ですが、これからも読んでくれると嬉しいです。
アドバイス等あれば教えて頂けると幸いです。