更新するとか言いつつ、いつ書くんだと思っていた皆様本当にすみません…
何かと忙しいというのもあったのですが、何か文がおかしいなとか、変だなとか思ったりして、全然書けず、終いにはもうダメだと思ってしまい全く進みませんでした
なんとか仕上げたのですがおかしな所もあると思うのでその点はお許し下さい
「あら、いらっしゃい、イッセー君。いつもありがとね」
「いや、気にすることはない」
朱乃と出会ってからアーチャーはよく朱乃の家に訪れていた。と言うものの、毎回のごとく帰る時に朱乃が泣きそうになり、また来ると言っているうちにほぼ毎週訪れるようになっていた。
「じゃあまたねイッセー君!」
「ああ、またな」
帰り道、アーチャーとドライグはある事について話をしていた。アーチャーは朱乃と関わっているうちに生前様々な者たちと戦っていたこともあり、朱乃から何か人とは違うものを感じとっていた。気のせいかと思っていたアーチャーだが、悪いとは思いながらも、朱乃の体を解析しそれが確信に変わった。
(ドライグ、朱乃の事をどう思う?)
『あの少女はおそらく異種族のハーフだろう』
(異種族のハーフか…)
『ああ。たまに人間に恋をして子供を授かる者は少なくない。だが、どの種族でもそのような子供を嫌っている者が大半だ。その子供を殺そうとする奴もいる』
(…気に食わんな)
アーチャーはドライグの話を聞いて怒りを覚えた。何故そのような理由で嫌ったり、ましてや命を奪おうとするのかと。生前人々を救う為に戦っていたアーチャーにとって、それは許せるのものではなかった。
(だとすれば彼女達もそうなのか?)
『はっきりとした確信がある訳ではないが、その可能性はあるだろう』
(…そうか)
アーチャーはドライグの話で、何故朱璃が朱乃を学校に行かせなかったり、あまり人と関わらせないようにしているのかを理解した。
(おそらく、自分の目の届かないところで襲われるかもしれないからか…)
憶測だがアーチャーはそう思った。それと同時にあの二人を守りたいとも思った。あの笑顔を守りたいと…
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アーチャーは朱乃の家に向かっていた。
『毎週よくやるものだな。もしかして気があるのか?』
(何を言っている、俺はただ彼女に笑っていて欲しいだけだ)
アーチャーはドライグにからかわれながらもそう答えた。
アーチャーとドライグは他愛のない話をしながら朱乃の家に向かっていたが、家の近くまで来た時に、アーチャーは異変に気付いた。
(この感じは…)
『おそらく結界が張ってあるのだろう』
(急いだ方がよさそうだな!)
アーチャーはそう思うと同時に走り出した。
結界は周りに気付かせない為のものであったため問題なく通り過ぎた。アーチャーが辿り着いた時、目に入ったのは刀を持った数人の男達が二人に斬りかかろうとしていた。
「っ⁉︎不味い!投影開始!」
アーチャーは瞬時に魔術で身体を強化し、生前に使用していた二本の黒と白の夫婦剣を投影しながら二人の元へ駆け出した。
(間に合ってくれ!)
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朱乃は自分と母親が斬り付けられそうになっているのをただ見ていることしかできなかった。
(だめ…このままじゃ、母様が…誰か助けて…)
朱乃は振り下ろされる刀を見て目をつぶり、そう願ったと同時に、何かがぶつかり合う音が聞こえた。
朱乃はその音を聞き、恐る恐る目を開きよく見ると、それは自分がよく知る人物だった。その人物は、黒と白の剣を使い刀を受け止めており、首から紅い宝石のペンダントをかけていた。
「なんとか…間に合ったか…」
「イッセー…君…?」
「ああ。だが話は後だ」
アーチャーはそう言うと同時に刀を弾き返した。
「貴様どこから⁉︎まぁいい、子供風情が我々の邪魔をするとはいい度胸だな。死んで後悔するといい、やれぇ!」
男がそう言うと周りにいた男達が一斉にアーチャーに向かって切りかかり始めた。
しかし、数々の戦いを経験していたアーチャーにとっては、この程度の攻撃を見切るのは容易かった。アーチャーは相手の攻撃の一つ一つをいなし、時にはかわし攻撃を避けていた。
しかし、強化しているとはいえ生前と違い子供となってしまっているため筋力差はどうしようもなく力で少し押し負けていた。
「ドライグ!」
『任せろ相棒!』
『Boost‼︎』
アーチャーのかけているペンダントから音声が鳴る。
このペンダントはアーチャーが籠手だと戦いにくいため、ドライグと話し合い、その中で凛のペンダントが思い浮かんだためそれを元に形を変えていた。
『Explosion‼』
そしてもう一度音声が鳴り力が増加したのを感じると同時に近くの敵に向かって行った。切り掛かってきた敵の攻撃を避け、柄の部分で殴り気絶させる。周りの敵も同様に時には攻撃を受け止め、時には避けたりなどをして全員を気絶させた。
切るのではなく、気絶させたのは朱乃に血を見せたくないというものからだ。
「さて、後は貴様だけだ」
アーチャーがそう告げると男は後ずさった。
(くっ!まさか、こんな子供にここまでの力があるとは…だか目的だけでも果たさせて貰うぞ!)
アーチャーが男に向かって駆け出した。だが男はそれに対しアーチャーには目もくれず朱乃達の方へ向かって行った。
「ちっ!意地でも朱乃達を始末するつもりか!」
アーチャーは瞬時に男の前に立ちはだかり行く手を阻んだ。
「邪魔をするな!」
男はそう叫びながらアーチャーに斬りかかる。
「あの二人には手を出させるわけにはいかないのでね」
アーチャーはそれを受け止め弾き返す。そして、そのまま男の裏に回り他と同様に柄で殴り気絶させた。
「なんとか片付いたな…二人共怪我はないっ⁉︎」
アーチャーは二人に声をかけ安否の確認をし近づこうとした時、殺気を感じその場から飛び退いた。
その直後、光の槍がアーチャーの立っていた場所に降り注いだ。
「二人から離れろ!」
そう声が聞こえ見上げると黒い翼を広げた男がいた。
男はそのまま二人を庇うように降りて来た。
(黒い羽…堕天使か…。そしてあの行動…恐らく彼女の父親だと考えるべきだろう…)
男の二人を庇うようにする行動からそう結論付けた。
「いくら子供とはいえ私の家族に手を出すならば容赦はせん!」
光の槍を構えながら目の前の堕天使はこちらに向け殺気を飛ばしてきた。それも当然だろう。子供の姿であろうと武器を手にした子供が二人に近づくのを見れば警戒するのも当然だ。
(どう誤解を解いたものか…)
アーチャーがそう思案していると
「待って!イッセー君は私と母様を守ってくれたの!」
朱乃が堕天使の男に叫ぶように言った。
その事を聞き堕天使の男は殺気を消えたが、まだ警戒しているようだった。
「朱乃の言ってくることは本当よ。彼が私達を助けてくれたの」
しかし、朱璃も朱乃と同様にアーチャーが助けてくれたという事を伝えたことにより警戒もなくなったようにアーチャーは感じた。
(誤解は解けたみたいだな)
アーチャーはホッとした。誤解が解けず戦闘になった場合どうしたものかと少しばかり不安でいたからだ。
「すまない…二人を助けてくれたというのにいきなり襲いかかったりしてしまうとは…」
堕天使の男は申し訳なさそうに言ってきた。
「気にする必要はない。家族を守りたいと思っての行動だろう。それは当然のことだ」
アーチャーは堕天使の男に対しそう告げた。
「そう言ってもらえると助かる。すまない。挨拶が遅れた、私はバラキエル。見ての通りだが堕天使だ」
「私は兵藤一誠だ。よろしく頼む」
「今更だと思うが、驚かないのだな」
アーチャーが攻撃を仕掛けた時もそうだが、自分の姿を見て驚いていない事にバラキエルは疑問を感じていた。
「そういう事には慣れていてな…」
アーチャーは簡単に答え、バラキエルもそれを察しそれ以上は追求しなかった。
「さて、私はそろそろ失礼させてもらおう。バラキエルがいるなら心配もあるまい。ああ、後その男達を任せても大丈夫か?」
「ああ、あそこの奴らはこちらで処理しておく」
アーチャーは二人を襲った男達の事をバラキエルに任しそのまま立ち去ろうとした。
が、背中に衝撃を感じ後ろを振り向くと、朱乃が抱きついていた。
「どうしたんだ朱乃?」
「助けてくれてありがとう…また来てくれる?…」
朱乃はアーチャーにお礼を言いつつまた一緒に遊べるかどうか不安だったためにこのような行動をとった。
朱乃の体は少し震えていた。
『恐らく自分の事を怖がって離れていかないか不安なのだろう』
朱乃の行動に対しドライグはそう呟いた。
「心配をしなくてもいい。また来る」
アーチャーは朱乃に笑いかけながらそう言った。
それ聞き朱乃は満面の笑顔で嬉しそうにしていた。
その笑顔はアーチャーが見惚れるほど綺麗だった
何この急展開と思った方もいるかもしれませんがこれが限界でした…後々少し訂正を、していくと思うので改善点等あればご指摘お願いしますm(_ _)m
今後は書け次第更新していきたいと思います。
今回のように期間が空く事が有ると思いますが読んでいただけると幸いです。
追記:次話についての事で活動報告にアンケートを取っているので協力お願いします