東方霖愛録   作:ナニコレ

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最近暑くなりましたね


第六話「森近霖之助とフランドール・スカーレット」

霖之助は図書館でパチュリーと一緒に読書を楽しんでいた。しかし、その時間に終了の知らせが来た。

 

「店主さん、パチュリー様。読書中失礼します。」

 

といい咲夜が二人の前に現れる。その咲夜には焦りの顔が見られる。

 

「どうしたの?少し焦ってるようだけど。」

 

「はい。実は店主さんに急ぎのお願いをしに来まして。」

 

「僕かい?いったい君が焦るような頼みとはなんなんだい?」

 

「えっと、大変申し上げにくいのですが妹様がお怒りでして・・・」

 

咲夜の言う妹様は紅魔館の主「レミリア・スカーレット」の実の妹「フランドール・スカーレット」のことだ。フランが怒ると「完全で瀟洒なメイド」といわれる咲夜でもとてもではないが手に負えないことがある。

 

「どうしてパチュリーじゃなく僕なんだい?君たちより僕のほうが頼りないと思うんだが・・・」

 

「実は妹様がお怒りなのには理由がありまして、その理由に店主さんが関わっているのでそれで。」

 

「僕が?僕は彼女を怒らせるようなことをした記憶がないんだけど・・・」

 

「とりあえず急ぎなので妹様のもとまで連れて行きます。パチュリー様、店主さんをお借りします。」

 

「えぇ、わかったわ。気を付けてね。」

 

パチュリーが話し終わった瞬間に霖之助の視界は図書館からフランの部屋の前に変わっていた。霖之助は周りを見回してみたがすでに咲夜の姿は見当たらなかった。恐る恐る霖之助はフランの部屋の扉を叩いてみる。

 

「だれ?」

 

と中から少し怒りが声に出ているフランの声が聞こえてきた。

 

「僕だよ、霖之助だよ。入ってもいいかい?」

 

「いいよ、はいって。」

 

霖之助が扉を開けるとぬいぐるみを抱えてベットに座っているフランがそこにはいた。

 

「フラン、怒っているようだけどどうしたんだい?」

 

「・・・霖之助が悪いの。」

 

「僕が?僕が君を怒らせるようなことをしたかい?」

 

「霖之助がたまにしか屋敷に来ないから、せっかく霖之助宛てに招待状も書いたのにフランに会いに来ずにパチュリーや咲夜たちと会ってるから・・・」

 

「ごめんよ、フラン。どうか機嫌を直してくれないかい?招待状の主に最初にあいさつしに来なかったことは謝るから。」

 

「やだ!絶対に許さないもん!」

 

霖之助はこのままではまずいなと思いながら霖之助は一つ、あることを思い出した。

 

「フラン、会いに来なかった代わりと言ってはなんだが、君にプレゼントがあるんだ。」

 

「プレゼント?霖之助が私に?」

 

「あぁ、君に似合うだろうと思って持ってきたプレゼントだ。受け取ってくれるかい?」

 

といい霖之助は持ってきていた鞄から一つの小包を取り出しフランに渡す。

 

「霖之助、開けてもいい?」

 

「あぁ、どうぞ。」

 

そう言われフランは霖之助から貰った小包を開ける。すると小包の中には一つのネックレスが入っていた。そのネックレスは赤と白と黄色で構成されているものだった。

 

「そのネックレスを見たときに君に似合いそうとふと思ったからプレゼントとして持ってきたんだが、もしかして気に入らなかったかい?」

 

「そんなことない!霖之助、このネックレス返さないよ?返さないからね?」

 

「返せなんて言わないさ、君のために持ってきたものだ。次から紅魔館に来たときは君のもとに行くようにするからにするから、機嫌を直してくれないかい?」

 

「うん、もういいよ霖之助。もう怒ってないよ。」

 

「そうか、それはよかったよ。」

 

と霖之助はフランの機嫌が直ったことに安堵し気持ちが安らいだ。そして図書館に戻ろうとした霖之助にフランが

 

「さて、せっかく霖之助がいるんだから今から遊ぼうか!」

 

と言い出した。霖之助は読書に戻りたかったのだがフランは機嫌が直ったばっかりだから遊びを断ってまた機嫌が悪くなるのはいけないと思い

 

「いいよ、パーティーが始まるまで付き合うよ。」

 

とフランと遊ぶことを決めた。フランは霖之助が一緒にいてくれると分かった瞬間機嫌がよくなり

 

「やったぁ!何をしようかな?霖之助は何がしたい?」

 

などと遊びを考えることに夢中になっている。そんなフランを見てたまには子供と遊ぶのも悪くはないと思い微笑んでいた。

 

「そうだ霖之助!ままごと!ままごとをしようよ!」

 

「ままごとか、良いよ。やろうか。」

 

「うん!じゃあ、フランが近所の子供で、霖之助はお兄さんね!」

 

「わかったよ、僕がお兄さんだね。」

 

などといい、霖之助はフランのままごとに付き合った。そしてもう少しでパーティーの時間になる時間になったところを見て、霖之助は

 

「フラン?もうすぐパーティーの時間だからままごとはもう終わりにしよう。」

 

といったがフランは

 

「いやだいやだ!まだ霖之助と遊ぶのー!」

 

などと言い出してどうしようかなと思った霖之助は

 

「じゃあフラン?フランに僕になんでもお願いできる権利を一つ上げよう。」

 

「フランが霖之助になんでもお願いできるの!?なんでも!?」

 

「まぁ、僕にできる軽いことだけだけどね、さぁなんでもいいから言ってごらん?」

 

と霖之助はフランに言いフランは何にするかを悩んだ結果

 

「じゃあね、霖之助。フランが大人になったらフランと結婚してください!」

 

と言われ霖之助は少し驚いたが先ほどのままごとの続きだと思い

 

「いいよ、こんな僕に貰い手がいると思わないからこんな僕でよければね」

 

と霖之助はフランにそう言った。するとフランはかつてないほどに喜んで

 

「やったぁ!嘘じゃないよね!?本当だよね!?」

 

「お願いだからね。」

 

「わぁい!霖之助!お姉さまを起こしに行こう!早く早く!」

 

などとさっきまで駄々をこねていたフランはどこに行ったのかといわれるぐらいの上機嫌で霖之助のことを引っ張っていたがフランの頭の中にあるのは姉を起こすことなんかは二の次で一番は霖之助が約束してくれたことが一番だった。彼女は早く大人になりたいと思いながら今日を過ごそうと思っていたのであった。

 

 




どうもナニコレです。今回はパーティー回だといったな、あれは嘘だ。というわけでフラン回でした。子供を子供っぽく書くのってどうしたらいいのかなと悩みながら書いた回でした。それっぽくかけていたのならいいなと思います。それでは次回でまたお会いしましょう
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