戦国✝恋姫が面白いと思いながらプレイしている今日のこの頃
「・・・嬢様、起きてください。お嬢様。」
その言葉で紅魔館の主「レミリア・スカーレット」は目を覚ました。しかし、寝起きのせいかまだレミリアは意識が朦朧としているようだ。起こされた声のほうを向きレミリアは声の主のほうを向く。先ほどの声は話し方から咲夜だと思い、レミリアは
「さくやー、着替えを準備して頂戴。」
「はい、お嬢様。お召し物はこちらに準備しております。ですがお嬢様、私は咲夜ではありません。私はお嬢様の執事、森近霖之助ですよ。」
「・・・・へ?」
霖之助はレミリアに自分はレミリアの執事だとそう名乗ったのだ、一瞬の出来事にレミリアは言葉を失った。心地の良い夢なのかと思い目をこすったり頬をつねったりしてもレミリアの目に映るのは執事服を着た霖之助の姿が映っている。
「・・・り、霖之助よね。あの香霖堂の店主の。」
「はい、その通りでございます。お嬢様、目が覚めたのでしたらお着替えください。いつまでも寝ていてはいけませんよ。」
「わ、わかってるわよそんなこと。」
などというレミリアだがやはりその顔には驚きの表情が見える。しかしあまりの出来事が起こったが落ち着いて考えてみるとこれはチャンスだとレミリアは考え、レミリアは霖之助に
「ねぇ、霖之助?」
「はい?なんでしょうか、お嬢様。」
霖之助は作業をやめてレミリアのほうを向く。
「あなたは私の執事なのよね?」
「はい、その通りです。お嬢様。」
「じゃあ、私の言うことを聞いてくれるのかしら?」
「なんでもというわけにはいきませんが、私にできることならば。」
「な、なら!起きた私に!め、目覚めのキス・・・」
「はーい!おはようお姉さま!目が覚めたなら早く着替えようか!」
といい突如、レミリアの部屋にフランが飛び込んできた。どうやら扉の前で待機していたようだ。フランの行動にレミリアは
「ちょっとフラン!せっっっかくいいところだったのに!なんてタイミングで入ってきてるのよ!」
「お嬢様こそいったい霖之助に何させようとしてるのよ!」
「お嬢様方、お戯れもそこまでにしてください。レミリアお嬢様はそろそろ咲夜がやってくるので咲夜に事情をお聞きください。それでは私はこの辺で失礼させてもらいます。」
「ちょっと霖之助!私に目覚めのキスを・・・」
「はいはいお姉さまはおとなしく着替えましょうね。」
などという小喧嘩をしている姉妹二人をおいて霖之助は部屋を出てため息をついた。
「なんで僕もドッキリに協力させられているんだ・・・」
「あら、それは起きたお嬢様の前に執事姿をした店主さんがいたらびっくりするだろうというみんなの願望、もとい提案ですわ。」
と霖之助の小言に答えを返したのは咲夜だった。
「そんなことでびっくりするのかい?女性とはわからないものだね。」
「いえ、普通は好きな人が執事姿で自分を起こしに来ているのにびっくりしない人はいないかと・・・」
「ん?咲夜、今何か言ったかい?」
「いいえ、何も?さて、私はお嬢様にドッキリの説明をしてきます。あ、せっかくなので店主さんは最初に着てきていたタキシードに着替えていてください。」
「わかったよ、着替えたら会場に向かっていたんでいいかな?」
「はい、構いませんよ。料理も準備しているので先に食っていていただいても構いません。」
「わかったよ、お言葉に甘えさせてもらうよ。」
といって霖之助は咲夜と別れてから執事服に着替えた部屋に戻った。そして、着替えようと思って上着を脱いだ直後に
「あれ~、どこにしまったんだろう~、あの服気に入っていたのに~って、ん?」
と言いながら美鈴が部屋の扉を開けて着替え中の霖之助と数秒目があった。そして美鈴の顔がまるでゆでられたタコのように真っ赤になっていき美鈴は開けていた扉を見えない速さでしめて
「な!な!な!なんで霖之助さんがここで着替えているんですか!?」
「なんでって、咲夜がこの部屋で着替えるようにって言ったんだが君こそそんなに焦ってどうかしたのかい?」
「あぁ!そうでした!霖之助さん!私探し物があるので失礼します!」
と言い残して美鈴はそそくさとその場を立ち去って行った。
「まったく、忙しい子だな。あの子は。」
とつぶやく霖之助だが美鈴が焦ってその場に立ち去った原因が霖之助自身なのを霖之助は理解してなく特に美鈴がが来たことなんかを気にせず霖之助は着替えを続ける。そしてタキシード服に着替え終わった霖之助は会場のほうに向かおうと歩き始めた瞬間
「霖之助ー!聞いたわよ!ドッキリだったんですってね!」
ときれいなドレスを身にまとったお怒りのレミリアが部屋に飛び込んできた。
「レミリア、なんで君はそんなに怒っているんだい?」
「だって!私の執事だなんて嘘をついて!無駄な期待をさせて!私はもうお怒りよ!」
といいレミリアは霖之助に怒りの矛を向ける。レミリアは霖之助が本当に執事になったのかと思い喜んでいたのにそれがドッキリだと聞かされてぬか喜びさせられてそのことに関して怒っているようだ。
「仕方ないじゃないか!僕だってドッキリなんかしようと思わなかったさ!だけどフランや咲夜にどうしてもって頼まれたからやっただけであって!」
「問!答!無!用!おとなしく私の怒りの鉄槌を受けなさい!」
「うわぁぁぁぁぁぁ!?ってあれ?」
霖之助はレミリアから最大級の攻撃を食らわされるのかと思えば突如自分の胸に抱きついてきたレミリアに拍子抜けして驚きを隠せない。
「あの・・・レミリア?」
「何よ、物理でやられる方がいいの?」
「どうぞ気が済むまでやってください。」
といい全力で攻撃を回避した霖之助だがなぜレミリアがこんな行動にとったのかを考えていた。そして自分に抱きついて嬉しそうなレミリアに
「レミリア、さびしかったら僕のことを父親だと思ってくれてもいいんだよ?」
「・・・・・は?」
などと霖之助は理解したような顔でレミリアに言ったのは想像の斜め上を行った言葉だった。その言葉にレミリアは
「はぁ、もういいわよ。霖之助はそんな人だってわかっているから。」
といいながら霖之助から離れるレミリア。その彼女を見て霖之助は
「おや?もういいのかい?」
と許されたのかと思いそんなことをレミリアに言うがレミリアは
「えぇ、朴念仁の霖之助に期待するだけ無駄ってもんだからね。」
「失礼な、なぜ僕が朴念仁扱いされなければいけないんだい?僕は人の気持ちには敏感なはずだが。」
「そんなこと言ってるからそんな扱いされるのよ。さてそろそろ会場に行くわよ、フランたちももう会場に向かわせてるわ。」
「なんだか納得しないがわかったよ。」
と返事を返し霖之助は立ち上がろうと思ったところで
「霖之助、少し目をつぶりなさい。」
とレミリアに言われた霖之助。霖之助はしぶしぶ
「わかったよ、これでいいかい?」
「えぇ、そのままじっとしてなさい。」
と霖之助はレミリアが何をするのかはわかってないが目をつぶった。すると霖之助の頬になんだかやわらかい感触がしたが霖之助はその正体に気が付かない
「はい、もういいわよ。」
「いったい何をしたんだい?」
「内緒よ。そうね、あえて言うならいうことを聞かない執事に主からのお灸ってところかしら。」
「もう執事の件はよさないか、あれは僕でも少し恥ずかしかったんだぞ。」
「あらそう?まぁ、なんでもいいわ。霖之助、行くわよ。」
そのようなことを言いレミリアは霖之助を連れて会場の方へ歩き出した。きっと今日の出来事は素敵な思い出になるだろうなんて思っているレミリアの足取りはすごく軽かった。
どうもナニコレです。今回はレミリア回だったのですが、これまでと違いなんか他のキャラも出てしまいました。あるぇー?まぁ、そんなことはどうでもいい!(よくない)今回のレミリア回ですが霖之助のほかの格好もみたいなぁなんて考えながら書いた回でした。いやぁ、頭の中でこれかなー?いや違うなー?なんて考えていましたがやっぱり霖之助に似合いそうなのは執事服でしたね!異論は認める!だれか霖之助の執事服姿書いてくれないかなー(チラッ
それでは次回ですが紅魔館編のまとめになると思います。パーティー回は書いていても楽しいですね。さて今回はこの辺でまた次回にお会いしましょう。