それでは、ゆっくりしていってください!
「どうして、こうなったのか、ねぇ。」
シェードが呟く。その側には、フランが楽しそうな顔でついてきていた。ここは、無縁塚と呼ばれている場所で、まず誰も近づかない場所である。シェードがここに来たのは、フランに外へ連れていくよう言われたのと、散歩がてら、という理由だった。
「?シェード、どうしたの?」
フランが首を傾げて、シェードに聞く。シェードはそのフランの姿を見て笑って、
「いや、なんでもねぇよ。」
と答えた。そして、また歩き出す。目的地もなく、ただただ歩く。最後にはフランが、
「もう疲れちゃった。」
と言った。シェードは苦笑いで、
「それじゃ、戻るか。」
とフランに言って、今来た道を引き返していった。すると、その先に、なにかおかしな姿の者がいた。
「あれ?なんだろう?」
フランが反応する。しかし、シェードは厳しい顔をしていて、何も答えない。すると、その者が歩いてきて、
「シェード様!こんなところに……!」
とシェードに声をかけた。フランが口を開こうとしたその時、シェードはフランを気絶させた。
「……何の用だ?」
シェードが冷たい口調で言う。すると、その相手は、
「シェード様。我々の元へ戻ってきてください。貴方以外、我々をまとめて、まともな吸血鬼人形が作れるのは、貴方のみなのです!」
とシェードに言った。しかし、シェードは冷たい目のまま、冷たく
「失せろ。」
といい放った。しかし、相手もまだ行こうとしない。すると、シェードはどこかに合図をした。すると、どこからか悪魔の羽根をつけた悪魔たちが現れる。その悪魔が相手を掴んだのを確認すると、
「連れていけ。」
と言った。すると、その悪魔たちが人間を連れて行った。そのうち、一人が残って、シェードにひざまずく。そして、
「シェード様。サタン様がお呼びです。なるべく早く来い、と。」
とシェードに言った。シェードはそれを聞いて、
「分かった。ごくろうさん。もう休んどいていいぜ。」
と言った。すると、その悪魔は礼をして、去っていった。その辺りが静かになると、シェードは、静かに
「もう、戻らないといけない時期、か。思っていたよりも早かったな。……さて、フランドールやレミリア、十六夜にノーレッジ、と……説明すべき奴がいっぱいいるな。」
と呟いた。すると、フランが目を覚まして、
「あれ?私……」
と言った。シェードは、笑って、
「起きたか、フランドール。んじゃ、戻るか。」
と言った。フランは「うん。」と答えたが、内心では、
「(シェードがどこかに行っちゃう夢を見ちゃったけど、なんなんだろう……。)」
と思っていた。そして、シェードの方も
「(戻んなきゃいけないだろうな……隠されし大罪を司る悪魔として、サタン……ルシフェルの友として。)」
とそれぞれ色々考えながら紅魔館へと行った。
はい、どうでしたか?この作品では関係ないですが、実際に物語で考えれば、シェードがどこかに行きます。
それと、活動報告の方で、ちょっとしたお知らせを書くので、よければ確認してみてください。というか、時間に余裕があれば確認してほしいです。それでは。