それでは、どうぞ!
「…………やあ、いらっしゃい。」
霖之助が言った。その目の先にいたのは、白狼天狗である犬走椛、毘沙門天の部下であるナズーリン、紫の式である八雲藍、鈴仙、さとりだ。一見、なんの関わりも無さそうなメンバーだが、彼女達は集まっている。霖之助は苦笑いで、
「それじゃあ、始めようか。」
と言って、酒を持ってくる。そのあと、店の方を「準備中」にした。そして、それぞれに酒が配られる。そのとたん――――
「なんっなんですか、あの烏天狗!」
と、椛が叫んだ。そう、彼女達は、時々こうして集まって、愚痴るのである。皆たまっているのだろう。
「全く、ご主人はどうしてあんなに物を落とすのかね!」
それに反応するように、ナズーリンも叫ぶ。そして、藍も、酒を呑んで、
「全く、紫さまはいつもいつも人に仕事を押し付けて…………!」
と愚痴り始めた。すると、いつもは常識人で落ち着いている鈴仙とさとりも、
「師匠もてゐも姫様も、いつも私を馬鹿にして…………!」
「キスメは爆弾発言するし、ヤマメはそんなキスメと仲良いし、パルスィは同じ言葉連呼するし、勇儀さんは必ずどこか壊すし、お燐は死体集めてくるし、お空は鳥頭だし、こいしは人が気にしている事を言っちゃうし!」
と酒が入って、どんどん愚痴る。霖之助は、引きつった笑みで、
「そ、そうかい……。大変、なんだね。」
と返していた。そして、愚痴り始めてから数十分が経った頃、香霖堂にノックの音がした。霖之助は、立ち上がるとドアの方へ行って、
「なんなんだい?今日はもう…………。」
と開けながら言ったが、そのまま固まった。理由は――――
「お主が、霖之助か?儂は、佐渡の二ツ岩という者じゃが…………。」
そう、狸の妖怪、二ツ岩マミゾウの出現である。霖之助は、マミゾウの姿を認めると、
「貴方の様な妖怪が、何故ここへ?」
とできるだけ平静を装って、聞いた。マミゾウは、笑顔で、
「慣れない敬語は使わんでいい。普通に接してくれて一向に構わんよ。そして、儂が来たのは、ここに妖怪が集まって愚痴り合ってる、と聞いてな。だから、話くらい聞いてやろう、と思って、来たんじゃ。」
と説明した。霖之助は、
「それはありがたいね。入るといい。」
と言って、ドアを開けた。マミゾウは、「すまんのぅ」と言って、入ると、そのまま椛達が居る方へ歩いていった。霖之助もドアを閉めると、後を追いかけ、そして椛達に説明した。
「それじゃあ、聞いてくださいよ~!」
椛がそう言うと、マミゾウは、頷き、
「ほれ、この年寄りに話してみ。それくらいは聞いてやろう。」
と答えた。やがて、それぞれが愚痴って、酔いつぶれていくと、この愚痴り大会は終わった。霖之助は、
「助かったよ、マミゾウ。」
とマミゾウに礼を述べた。マミゾウは、笑って、
「いやいや、この年寄りが力になるんなら、呼んでくれれば力を貸すぞ?」
と霖之助に言った。霖之助が頷いて、「よろしく頼むよ。」と言うと、ノックの音がした。霖之助が出ると、そこには…………
「椛、居る?」
と言う烏天狗の少女…………姫海棠はたてがいた。はたては、どうやら椛の迎えに来たらしい。霖之助が案内をすると、はたては溜め息をつき、椛をおんぶした。そして、
「んじゃ、連れてくわね。」
と言って、立ち去った。残りは、マミゾウが、
「残った者は儂が運ぶよ。おやすみ、霖之助。」
と言って、運んでいった。霖之助は、
「またのご来店、お待ちしています。」
とだけ言って、眠りについた。
はい、どうでしたか?つまらない、キャラ崩壊しすぎだろふざけんな!という方、…………はい、正論です。本当にすいませんでした!
こんな小説でも、面白い、と言ってもらえたり、感想や評価などしていただければ、幸いです。コラボはまだ募集してますからね!やってくださる方、募集しています!
それでは。