東方日常話   作:judgment

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どうも、行事で動物園に行って、かなり癒されてきたjudgmentです!可愛いですよね、動物!

それでは、今回は、最後のコラボキャラが出てきます!

それでは、どうぞ!


最後の鬼

「妖夢、お疲れなんだぜ!」

 

妖忌との戦いを制した妖夢に、魔理沙がそう声をかける。その言葉に対し、妖夢は笑みを浮かべ、

 

「ありがとうございます。」

 

と礼を返した。すると白夜が、

 

「今のその姿、幽々子に見せてあげたいくらいですよ。……さて、それでは、私はもう行きますね。」

 

と恐らく妖夢の成長を褒めた言葉を言って、そのあとに、自分はもう戻るという意思を示した。そして、後ろを振り向き歩き始める。

 

「あ、そうそう。」

 

白夜はそう言って、再び霊夢達の方を見ると、

 

「勝利の……つまり、異変を解決した、という報告を待ってますからね。」

 

と続けた。霊夢達は、互いの顔を見ると頷き、

 

「もちろん。」

 

と言って、白夜に向かって頷いた。白夜は、その答えに満足したのか、霊夢達に頷き返すと、どこかへと飛んでいった。

 

「まさか、魂魄妖忌を倒されてしまうとは、ね。」

 

命蓮が、そう言った。しかし、命蓮は未だに笑みを浮かべており、どこか余裕そうだ。

 

「もうあんた達にも余裕はないでしょ?さっさとこの異変を……。」

 

霊夢の言葉の途中に、ヒュン、と風を斬る音が聴こえてきた。すると、霊夢は足に痛みを感じて、思わずしゃがんでしまう。そして、霊夢は自分の足を見ると、切り傷がついていた。

 

「いつの間に……!?」

 

霊夢が驚きながら、呟いた。そして、命蓮を睨み付ける。命蓮は、笑みを浮かべたまま、

 

「見せてあげたらどうです?貴方の姿を。」

 

と言った。すると、スタッ、という音が鳴るのと同時に、短い剣を持った女が現れた。

 

「何者なんだぜ?こいつ……。」

 

魔理沙が右手で左腕を抑えながら言った。血が流れているのが見えるので、恐らく今現れた女に斬られたのだろう。すると、

 

「ほら、紹介してあげなさい。あ、自分のですよ。」

 

と命蓮が女にそう言った。すると、女が霊夢達の目の前にいつの間にか移動して、

 

「我が名は……隠形鬼。主の敵を、排除する者だ。」

 

と自らの名を名乗った。そして、短剣を構える。

 

「隠形鬼……。こいつをなんとかして倒さないと、聖命蓮とは戦えそうにないわね。」

 

咲夜が冷静にそう言った。すると、早苗が、

 

「でも、どうするんですか?先に攻撃されて傷を負わされた分、まともな攻撃は出せなさそうですよ?仮に、まともな攻撃が出来ても……。」

 

「ちゃんとしたダメージを与えるのは困難、か?」

 

と言いかけたところで、シェイナが早苗の言葉を継いだ。すると、飛燕が、

 

「なんとか時間を稼げれば、全員の傷を回復出来るんですが……。」

 

と言って、視線をずらす。

 

「そんな時間を稼ぐのも、難しそうですね。全員、腕や足にダメージを与えられましたから。」

 

妖夢が、飛燕の言葉の続きだと思われる台詞を言った。すると霧葉が、

 

「それじゃあ、どうするんだ?」

 

と聞いた。全員が、解決法を考えたが、なかなか思い付かない。すると、命蓮が、

 

「ふふっ……解決法は思い付かないようですね。」

 

と言って、手をすっと挙げた。すると、それを合図に、隠形鬼が足に力を入れて、スッ、と姿を消した。霊夢達は、なんとかかわそうと思って動こうとするが、一部の者は足に傷を負っているため、動くこともできない。足に傷を負わなかった者も、避けるのに間に合わずに、結局全員がダメージを負う。

 

「くそ……。なんなんだぜ、こいつ……!?」

 

「気配すら、ないなんてね……!」

 

魔理沙と霊夢が、そう呟く。すると、隠形鬼が再び姿を現し、

 

「……今度ので、終わりだ……。」

 

と言って、足に力を入れると、また姿を消した。

 

霊夢達は、もう駄目か、と考えたが、カン、という金属どうしがぶつかる音だけが響き、霊夢達には攻撃は来なかった。見ると、そこには少年が一人立っていて、隠形鬼の短剣をナイフで防いでいた。

 

「ふふっ、間に合ったわね。」

 

そんな声と共に、紫が現れた。霊夢は、紫を見ると、

 

「紫?誰よ、あの男。」

 

と聞いた。すると、紫は笑って、

 

「異世界から来てくれた人よ。……ただ、諸事情で、かなりの短時間しかいられないけどね。」

 

と説明した。それが聞こえたのか、命蓮が、

 

「隠形鬼。その方から倒さないといけないようですよ。」

 

と隠形鬼に言った。すると、隠形鬼は一旦距離をとり、

 

「……誰か知らないが……邪魔をするなら、斬る。」

 

と言って、短剣を構えた。すると、少年もナイフを構え、

 

「頼まれたし、やるか。」

 

と呟いて、

 

「境界線の暗殺者、朱野椎。覚えて一生噛み締めろ!」

 

と自らの名を名乗り、走り出した。

 

 




はい、というわけで、「東方隙間遊~境界線の暗殺者~」より、朱野椎さんに登場していただきました!

実は、あちらでコラボさせていただくことになり、白夜を出してくださるということになりまして、その際に、使っていい、と言ってくださいました。なので、出させて頂きました。

あちらの小説も、とても面白いので是非見に行って見て下さい!

それでは、次もお楽しみに!
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