今回は、命蓮との戦闘前の会話です!
それでは、どうぞ!
霊夢達は、少しの間ポカンとしていた。が、命蓮が拍手するのを聞いて、すぐに立ち上がろうとした。どうやら、治療は済んだようで、もう痛みは感じない。自分の体に力を入れて、しっかりと立ち上がった。
「残るは、あんただけよ。」
霊夢がそう言った。すると、命蓮は笑顔で頷き、
「そのようですね。」
と答える。そして、妖夢が刀を構えると、
「その笑顔、いつまで続きますかね。」
と冷たく言った。更に魔理沙が、
「降参すんなら、今の内だぜ?戦いが始まってから降参って言われても、止めれないからな?」
と聞いた。すると、命蓮は、全く表情を変えず、笑顔のまま、
「降参しませんよ。ここで降参したら、わざわざここまでやった意味ないじゃあないですか。」
と答えた。
「と、なると……手加減する必要はなさそうね。」
咲夜はそう言うと、手にナイフを持った。命蓮は、咲夜の方を向くと、
「ええ。手加減の必要は全くありませんよ。」
と答え、倒れている隠形鬼の方へと歩いていく。そして、隠形鬼の側で止まった。
「本当に、やる気なんですか?」
早苗がそう聞いた。命蓮は、未だ構える気配もない早苗を見ると、
「やる気ですよ。じゃなかったら、手加減の必要はない、と言う必要もないじゃあないですか。」
と答えた。すると、飛燕が前に出て、
「こんなことはやめて、聖さん達と仲良く過ごそう、とは思わないんですか?きっと、聖さんもそれを願って……。」
と言いかけたところで、
「残念ながら、こんなことをしている以上、もう姉さん達と仲良く過ごそう、とは考えていません。」
という命蓮の言葉につぶされた。だが、霧葉が、何かに気づき、
「一瞬、悲しそうな顔をしたよな。もしかして、本当は聖達と一緒に平和な日々を過ごしたいんじゃないのか。」
と言った。そう、本当に一瞬だけだが「聖」の名を聞いた途端、命蓮の顔が曇ったのだ。だが、命蓮はすぐに先程と同じような笑みを浮かべ、
「まぁ、そうですね。誰だって平和な日々を過ごしたいものですよ。ただ、僕は、もう後戻りできないところまで来てしまったので。」
と言った。すると、シェイナが剣の切っ先を命蓮に向け、
「もう何を言っても無駄なんだろう?」
と冷たく言った。すると、命蓮はその言葉を待っていたとでも言いたげな顔をして、
「その通りです。無駄話は、ここまでにしときましょうか。」
と、言うと、倒れている隠形鬼を持ち上げ、
「さて、隠形鬼。貴方の力……貰いますよ。」
と呟くと、隠形鬼の体に自分の腕を突き刺した。隠形鬼が口から血を吐き出した。そして、命蓮が腕を抜くと、隠形鬼はドサッ、という音を立て、動かなくなった。
「なっ、自分の仲間を……!」
「……正気かしら?」
魔理沙が驚きながらそう言うと、霊夢が命蓮を睨んで言った。
「仲間ではありませんよ。このための駒です。そして、生憎ですが、正気です。」
命蓮は律儀にそう返答すると、杖を手に持ち、
「さぁ、始めましょうか。異変の解決をかけた一戦を!」
と叫んだ。
はい、というわけで……次は、命蓮との戦いになります。
それでは、次もお楽しみに!