12層 主街区 ~コルト~ 入り口付近
そこには3人そろい街を後にしようとしている一組のパーティがいた。
昨夜の出来事はアカネからセツナへの説明はしていない。
説明していないのはアカネも人の事をどうこう言うのがあまり好きでないとのと、いまだに機嫌があまりよろしくないからである。
「さて、ほんなら今日はクエストがてらにジロウの実力を見るようにするで」
「ハ!某主に実力を認めていただけるように精進する次第でござります。」
「で?あたしはどうしたらいいの?」っとぶっきら棒に質問をするアカネがいた。
なんでここまで不機嫌になってるんや? 俺昨日何かアカネにあかん事したやろか?と真剣に5分くらい考えたセツナだが原因にたどり着けづにいたので、直接聞くしかないかな~と思い
「アカネ…俺なんか昨日あかん事したっけ?機嫌めっちゃ悪ないか?」
「うっさい!このアホ助!!」とあからさまに八つ当たりやろそれはと非難をしようとした所に別の箇所から言葉が出てきた。
「主はアホなのではござらん!!アホなのは御主の方であろう!この!おっ……」
とタブーを言いそうになったジロウが、 (シュ!!)刃物が空を切る音がし赤色の槍が自分の喉元にいつまにかピタっと張り付いて、思わず硬直してしまっているジロウを横目に、たら~~~っと自分がその状態になっているわけでは無いが、冷汗をながすセツナであった。
「まぁまぁそのくらいにして、今日のクエスト説明するで~、真面目に聞いとかんと知らんで二人共」
「はいはい、分かったわよ」
そういいながらジロウの喉元に構えていた、槍を背中に収めてからようやく硬直から開放されたジロウも頷くのであった。
今日受けるクエストは今の最前戦より一層下である11層で受けられる<クエスト>である。内容はよくある物で雑魚モンスターを一定数倒すとクエストボスがPOPすると言う内容の物である。
クエストの攻略手順でメインで敵を倒して行くのはジロウとセツナ二人の役目で、アカネが今回はサポートに回るという内容だ。
いちおジロウのLVも確認した所20は超えており、よっぽどの事が無い限りは大丈夫であろうと判断したのであった。
その後クエスト場所のダンジョンに向かう途中にコンビネーションの確認等を行いながらに、あから様に力んでいるジロウの姿があった。
昨日の夜もそうだったけど、ジロウの奴今まで良く生きて来れたわね~。レベルはいいんだけどあの戦い方で今まで死んでいないのが不思議だわ。
ジロウの戦闘を見て率直にそう思ってしまうアカネだった、またその感想とまったく同じ意見をセツナも感じており、これからのクエストをどうしようかと思っている内に安全エリアまで来てしまい。
そこで話をするしかないかぁ~と思っていたのだ。
「ほな、ここらでちょっと休憩でもしよか?」
セツナが休憩を言い出し、アカネ、ジロウも休憩を取るように座って休憩をとるようにしたのだ。
「ジロウちょっとかまへんか?」
「なんでごりますか?」
「あ~~なんや~ちょっとなぁ~ジロウの戦いかたなんやけどな…」っとジロウの戦闘の仕方を駄目だしをしだしたのだが、最初は若干の反論もしていたのだが戦闘の事でアカネ、セツナの意見に言い勝てる訳もなく最終的には「………」っと無言で下を向いてしまうしかできなくなった。
「……っと言う訳や。分かるか?ジロウ」
「…主の意見はもっともかとは思いますが……某は、某はっ!」
ダッ!とダッシュでダンジョンの奥に走って行ってしまったのだ。
「あ~あ~子供を虐めて~かわいそう~」
「なんでやねん!俺はもっともな事しか言ってへんで!」
「じゃ~どうするの?ほっとくの?」
「んな訳あるかいな!さっさと後おうで!」
自分の頭をワシャワシャと掻きながら走り出すセツナを見ながら、アカネも後を追ってダンジョンの奥に足を進めるのであった。
キン!!
ガキン!!!
と幾度と無く刃物が合わさりあう音が辺りに響き
「はぁぁぁぁぁ!!」
小さな体から発せられる青色の軌跡、刀初級スキル<閃き>がモンスターの胴を横薙ぎに一閃し、パリーンと霧散した所だ。
某も1人で十分やって行けるだけの力は持っているのでござる!それを主は何とおっしゃるか…
このクエスト某が1人で全て終わらして、主に某の力を存分にアピールし認めてもらわねば!!
二人の元を走って行ったジロウはこのクエストを1人で終わらしてセツナに認めてもらいたいが為に
先に行きクエストを初めてしまっているのだ。
この始めてしまっているクエストの内容をきちんと理解していなかった為にこの後起きる悲劇を知らずに一体、また一体と雑魚モンスターを切り捨てていったのだった……
こんにちわ、更新がかなり遅れてしまったのですが懲りずに更新してしまいました。
小説書くのってほんとに難しいです。
書いているみなさんってほんとに凄いです、自分も頑張って書いてみてますが、中々旨く
いかないです。
これを読んでくれた人ありがとうございます。