艦隊これくしょん~鶴の慟哭~   作:エーデリカ

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皆さん……春イベ楽しんでますかー?
Rome掘りまで終わったので、更新再開です。
ただ教育実習とか控えているので、まだ時間がとれなくて更新はノロノロしてますが……。

今回は例のネタ回です。本編とは関係ありませんので、スルーで大丈夫です。
次回の更新は5/25日を予定しています(オイ。その前に1回くらい更新出来るかなぁ……

葛城の台詞は意図的に変えてあるので、違和感感じるかもしれませんが。
それでは、どうぞ。


幕間 春イベを迎えた幌筵泊地からお送りします

練度の上限――――それは私たち艦娘にとっての終着であり、同時に努力では越えられない壁を表している。

 

「瑞鶴先輩が倒れたって……どういう事ですか!?」

「落ち着きなさい、葛城」

 

既に引退(温存)組とされる加賀(Lv93)が、壁に腕を組み佇んでいた。

 

「艤装の使用限界……貴方も知っているでしょう?」

 

練度の上限に達した艤装は、成長を止める。だからこそ、使用限界と言う別称がある訳だ。

加賀さんの指摘に対して、どうして気づいてあげられなかったのだろうと歯噛みをする。

瑞鶴先輩が前線で戦い続けて、1年が経とうと言う頃らしい。一番そばにいて、助けたかったのは私だったのに。

 

病室に踏み入れて、窓から外を眺める憧れの先輩の姿を視界にとらえる。

こちらに気づいて、ベットから身を起こしている瑞鶴先輩。心なしか、こちらに向ける笑みが引き攣っているように見えた。

 

「後の事……任せるわ、葛城。私の艦載機達で、存分に戦ってきなさい」

 

渡されたのは、先輩が使っていた烈風601。私には勿体無い程の最新鋭機だ。練度は足りていないが、もうすぐ私の艤装の調整も終わる。先輩に託されたからには、後には引けないのだ。

 

「了解致しました。航空母艦葛城。秘書艦の任、拝命致します!」

「貴方の武運を祈るわ」

 

――――2015年4月29日。私の秘書艦としての生活が始まる。

 

 

 

 

 

葛城が去って加賀と二人きりになった病室で、瑞鶴の“終わったー”という声が響く。

 

 

「……で、これで良かったの?加賀さん」

「着任したての彼女には酷な話だけど、これからの機動部隊で中核を担う為の経験を積ませなくてはならないわ」

 

既に引退(温存)組の出る幕ではないのだ。加賀や大和達、雷巡勢が投入されるのは、彼女達が本当に必要とされる海域だけである。

 

他方面作戦が予想される海域では、いかに層の厚さが重要になってくる。この泊地の提督は、誰かを偏らせて練度を積ませるタイプではない。今回の海域では、新たに木曾・最上・三隈・古鷹の投入が決まっている。

特に『重巡・航巡が7隻いれば十分だろう』などと、慢心しなかったおかげもある。功を奏して今回の拡張海域は、三式弾が搭載出来る彼女達の活躍が見込まれる事になった。

 

「提督は貴方に対しては、何とおっしゃっているの?」

「……経験値が勿体無いから、今回の拡張海域はお留守番だって」

 

――――つまりは、そういう事である。瑞鶴が病室で謹慎を喰らっているのは、体調不良などではなくただ単に経験値が勿体無いという話なのだ。

 

「ようやくLv99ね。おめでとう瑞鶴。提督も書類一式を用意してるらしいわ」

「それまで、出番はお預けかなぁ……でも私がこの泊地に着任したのって、去年の今頃よ?なんだか感慨深いわね」

 

葛城に対して一芝居を打つ事で、後輩が成長出来るならばそれも良いのではと思い始める瑞鶴であった。確かに、艦隊の活躍を見守りたいといいう気持ちもある。たまにはこういう機会も悪くない。

 

「それで……加賀さんには出番があるの?」

「E5甲海域の話ね……。渦潮対策の為の電探2つを積んでかつ、航空優勢と砲撃戦が両立出来るのは私にしか出来ない事だそうよ。それにE6甲海域では……あの空母棲姫が随伴につくそうなので、葛城では荷が重くなるでしょう」

「……艦載機の搭載数が負けている、私に対する嫌味ですか?」

 

瑞鶴が渋い顔をしたに対して、加賀は苦笑する。

 

大本営から、翔鶴型に二次改装が実装されるという噂話もある。そうなれば、私のような一世代前の空母で彼女の隣で戦えなくなるかも知れないのだ。

 

だが……それまでは空母機動部隊の中核として、瑞鶴と共に戦える。

 

「まだ……ここは譲れません」

 

加賀が病室の窓から見上げた空は、夕日で紅く染まっていた。

 

 

 

 

 

E1甲編成:由良、五十鈴、睦月、如月、天津風、時津風

 

エーゴホン。皆さん初めまして、航空母艦葛城です。今回の春期拡張海域にて艦隊の指揮を執らせて頂く事になりました。

 

提督が“しゅーしょくかつどー”で忙しいらしく、瑞鶴先輩もあんな感じなので……出来れば、先輩の隣で戦いたかったのですが贅沢は新参には言えません。

 

「さーて、E1海域ね。水雷戦隊による威力偵察と……フムフム」

 

まず貯蓄されている、泊地の資源を確認します。

燃:97331

弾:95448

鋼:96587

ボ:77137

修:1754

 

さすがに甲難易度で挑むと、それなりの練度が必要なのでしょう。冬期海域では練度不足の秋月さんが足を引っ張っていたそうで、第六駆逐隊の子達が必死に牽引して引き返してたようですし。前回の二の舞を避ける為には、それなりの子達を使わなければなりません。

 

「Lv64の睦月・如月ちゃんかなぁ。二次改装が実装されたようだし……練度上げには持って来いかな」

「おりょっ?睦月たちの事、呼んだ?」

 

両手で広げていた艦娘名簿の裏側から、ひょっこり顔を出した自称魔王様。

咄嗟の事でウワァと情けない声を出して、私はひっくり返る。

 

「葛城さんが秘書艦なんだー。瑞鶴さんといい……司令官は、そういうのが好きなのかにゃあ」

「こら睦月ちゃん、あんまり新人さんを困らせてはだめよ」

「……何か良い意味じゃなさそうねソレ。それで、他に水雷戦隊の指揮が得意な子っているかしら?」

 

二人に紹介された、五十鈴さんと由良さん。それと騒ぎを聞きつけた天津風・時津風コンビによって、無事にE1海域は攻略し終わったそうです。

 

 

 

 

 

E2甲編成:古鷹、榛名、霧島、赤城、雲龍、摩耶:大淀、吹雪、秋月、大井、北上、木曾

 

「弱すぎるっ!」

「海の藻屑となりなさいっ!」

「うん……まぁこうなる事は分かってたんだけどさぁー」

 

通称ハイパーズと呼ばれる雷巡トリオが、敵艦隊に向けて猛威を振るっています。

 

「榛名さん、霧島さんっ。第二艦隊が凄い事になってませんか、アレっ!?」

「配置可能であれば、第二艦隊に雷巡3隻を……というのは、私にも理解できますが……」

「それで、実際にボスマスまで辿り着けてしまったのですね……」

 

二次改装を終えたばかりの木曽さんを含んだ第二艦隊。敵艦隊を甲標的による先制雷撃で半壊させ、後は残党を蹂躙していったようです。

装甲空母姫さんが不憫でなりません。こちらが護衛退避しても、昼戦で終わるとかがたくさんありました……。

 

「何と言うか……第一艦隊の皆さんは、随分お暇そうですね」

「古鷹さんも拡張海域は初陣ですのに、大活躍だったと思いますよ?」

「いえ……それに赤城さんと雲龍さんって、制空しか関われてませんでしたし……」

「昼連撃が出来ずに、対空カットインしかしてなかったアタシに対する嫌味か!?」

 

摩耶さんが不服そうでしたけど、彼女の対空砲火でこちらの艦隊は救われていましたし。裏方のMVPは彼女だったと思います。

 

晴れて私も艤装が使用可能となり、皆さんと戦えるようになりました。

まさかそれが、私にとっての特訓の始まりである事を知らずに。

 

E1海域は水雷戦隊だった為か、資源的には影響がほとんどありませんでした。

E1甲+E2甲を終えた貯蓄は……というと

燃:93802

弾:92785

鋼:95640

ボ:76895

修:1726

になっていました。先程は机に突っ伏していた2014夏を経験していた提督。『AL?知らないなぁ(白目)』とか、言ってましけど……一体どんな鬼畜マップだったんでしょう?

 

 

 

 

 

E3甲編成:比叡、古鷹、青葉、最上、三隈、瑞鳳

 

拡張海域でたびたび行われてきた、多方面作戦。その開始がここE3海域からになります。

エクセルで作られた、艦娘のカウント表。振り分けが済んだようで、いよいよ投入となりました。というかこの表……母港内の艦娘の数に、圧迫され始めたから作ったんですか?提督。母港拡張すれば良いのに。

 

ともあれE3海域には、比叡さんに引率を頼んだのですが……。

 

「もがみんと(わたくし)で、対潜哨戒とは、随分無茶をおっしゃるのですね。葛城秘書艦は」

「いや……だって。昼連撃要員の減少は、軽巡棲姫への火力不足を引き起こしかねないので……」

「でも、瑞雲12型とカ号……主砲を積んで昼連撃との両立は、さすがに欲張りだと思うけどなぁ」

「私も烈風&スツーカ&カ号の制空・対潜装備って、軽空母の使い方じゃなかったなぁ……」

 

瑞鳳さんにも頬を掻かれてはいますが、ボスマス昼戦S勝利も可能だった今回。采配は間違っていなかった気もしますけれどね。

燃:91918

弾:91765

鋼:95768

ボ:77155

修:1704

まだまだ、序の口……といった所でしょうか?さて、残るE4・E5海域を見てみましょうか。

 

 

 

 

 

E4甲編成:摩耶、金剛、榛名、翔鶴、蒼龍、飛龍:大淀、霧島、羽黒、プリンツ、吹雪、島風

 

E4海域。ここも色々と大変だと思う――――特に、敵艦隊にとってですが……

 

「皆サーン。三式弾は持ちましたカー!?」

 

金剛さんの掛け声にオーと返してくる、戦艦・重巡組の面々。

何というか……こう。ハルノイクサさんに、ひたすら三式弾を撃ち込むゲームになってましたハイ。

 

道中撤退もなく、昼戦でボスSとか普通にあったもので。何とも言えない気分になります。

攻略中に高波さんも着任されましたし、問題ないようです。

 

他に特筆すべき点もないので、E4甲突破時の資源です。

燃:89693

弾:87535

鋼:96071

ボ:75961

修:1698

さていよいよ、Extra Operationに入りますよー。

 

 

 

 

 

E5甲編成:鈴谷、熊野、長門&陸奥⇒大和&武蔵、伊401、加賀

 

はい、冬の拡張海域?何それ?状態になってきました。今回のイベントは“アニメありがとう”キャンペーンではないでしょうか?まぁアニメの評価は賛否両論と聞いてます。しかし私にとっては瑞鶴先輩が動いていれば、もう満足ですよ。

 

――――しかし……お礼(Notお札)イベントだと思っていた時期が、私にもありました

 

「や・り・ま・し・た」

「……なんで、長門型のお二人よりも、加賀さんが活躍してるんですかね……」

「なぁ陸奥。電探を二つも積んで、おまけに爆戦でしか殴ってない加賀の方が随伴艦を落としてないか?」

 

E5のボスマスでは、護衛要塞・補給艦・駆逐艦など装甲が比較的に薄い随伴艦で固められています。

長門型のお二人がル級改にフルボッコにされて、あまりにも大破されるもので。中破しなければ、加賀さんが確実に随伴2隻は落としていた事になります。

 

「まぁ。あとは大和と武蔵に任せましょう?」

 

初戦の縦or複縦でル級の事故が余りにも多かった&決戦支援なしで試行回数を稼ぐ為に、大和型の投入を開始しました。むしろ問題だったのは……

 

「葛城秘書かーん……私は、何回大破進軍させられれば気が済むの~」

 

伊401ちゃんの大破進撃回数でしょうか?ダメコンを持たせているとはいえ、非常に心臓に悪いです。

おまけに磯風さんをお迎えするにあたって、大破進軍回数は50を越えているのではないでしょうか?幸いですが一度もダメコンを使わずに磯風さんが着任されたので、E5海域とはこれでお別れになりそうです。

 

あれ……遠くから、小走りに大淀さんが駆けて来ます。何が起きたんでしょうか?

 

えっ。月末までマンスリー任務が終わってなかった!?ネジが欲しいから、E5甲で磯風掘りと“ろ号”を終わらせろ!?(日時は4/30日の夕方頃)

 

はい……何とか終わらせましたよ。21時以降に幌筵泊地では猫が大量発生したので、朝3時が業務開始でした……。でもさすがに2-5くらいはイベント前に終わらせて欲しいと、提督を叩き起こしてきました。

 

5-2の羅針盤が荒ぶること荒ぶること。20回中に15回は東に逸れたと思います。航巡2隻でボス前は固定してるのですけれどねぇ……。

E5甲終了時点⇒4月分マンスリー任務終了後のE6甲開始時点

燃:79081⇒71841

弾:78287⇒69039

鋼:88033⇒85214

ボ:75656⇒75299

修:1654⇒1609

イベント期間中に無駄な資源を1万も使う泊地って……流石に4月の3-5攻略は、諦めて貰いましょう。大和型の投入はただでさえ重いのですから、それで資源が枯渇してドロップ艦やら海域突破を諦めるなんて勿体無いですからね。

 

 

 

 

 

E6海域。甲難易度であってもラストダンスは一桁で終わっていたので、冬期海域に比べれば天と地の難易度ではないでしょうか?

正直に言うと、2015冬のE5甲に比べられない位だと聞いています。道中3マスとも大破撤退要素あり、おまけにトリプルダイソンとかぶっ壊れた難易度だったでしょうし。あの鬼畜マップは二度と思い出したくないと、提督は頭を抱えていました……。

 

……しかし、問題なのはRomeさんをお出迎え出来ていなかった事です。

 

E6甲突破時⇒E5甲磯風掘終了⇒E6甲Romeボスマス堀終了

燃:53031⇒42136⇒15725

弾:53629⇒45149⇒14952

鋼:71622⇒59626⇒26446

ボ:74064⇒73434⇒75417

修:1566⇒1535⇒1424

 

W支援なし、ボスS周回時の編成(かっこ内は葛城の改装後にボス前優勢をとる為)

葛城59:烈風601、烈風改、司令部、烈風601(あきつ丸改:烈風*2、司令部)

大和改98:試51砲、46砲、徹甲、観測

武蔵改98:試51砲、46砲、徹甲、観測

長門改93:試41砲、41砲、徹甲、観測(扶桑改二90:試41砲、試41砲、瑞雲*2)

陸奥改93:試41砲、試41砲、徹甲、観測(山城改二90:試41砲、41砲、瑞雲*2)

摩耶改二88:2号砲、12.7砲+高射、FuMO、観測(葛城改59:烈風601*2烈風改、彩雲)

 

北上改二97(運45):甲標的、4連酸素魚雷*2

ビス子drei93:38砲改+2*2、徹甲、夜偵

大淀改72:2号砲、10砲+高射、FuMO、照明弾

※潮改二73:5連酸素魚雷+4*2、熟練見張り員

※時雨改二78:5連酸素魚雷+4、4連酸素*2

※雪風改79:4連酸素魚雷*3

大井改二97:甲標的3号砲+4*2

※護衛退避による赤疲労の為に、駆逐艦3隻はローテ

 

「皆さん……ホントに鬼ですよ!鬼教官!私の練度はLv1だったんでしたよ!?“い・ち”」

「……まぁ、この面子で挑んだのだ。葛城秘書艦殿は、旗艦でふんぞり返っているだけで良かったのさ」

「今じゃ、60代手前ですからねぇ。こんなに短期にレべリングを兼ねたのって、葛城さんが初めてじゃないですか?」

 

年齢っぽく言われると、軽く凹むのでやめて差し上げて下さい。それ言い出したら、金剛さんが怒ります……。

 

「というか、大破した後。ようやく改にされたと思ったら、数回でRomeが出るってどういう事!?」

「随分資源を削ったなぁ。まぁ原因は、私と大和だろうがな」

「復員船と言うか……今回も空母の皆さんは、烈風キャリアーでしたね……」

 

ともあれ、2015春イベントは完走出来たようです。

 

リザルト

獲得報酬等:葛城、Littorio、秋津洲、FuMOレーダー

ドロップ艦:Rome、酒匂、磯風、高波、大量のまるゆ

 

 

 

 

 

そういえば……瑞鶴先輩。オリョール海へ出撃されたようですが……何かあったのでしょうか?




正直言うと、横須賀編の話の投稿順番で悩んでいる。

東郷の海防大時代
白夜の鐘
横須賀にて演習
動乱本編

うーむ、どうしたものか。
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