今さらですけど、武装とかそのあたりの事で突っ込まないでね?
私、にわかなので・・・それなりにwikiったりして調べてますけどやっぱり実際に見たりしたわけではないので、全部イメージで書いてます。
なので、まあ不思議なことがあったら「これもすべて妖精さんのせいなんだ」ってことでお願いします。
(実は艦これもまだやれてないのは秘密
「しっつれいしまーっす!ってあれ、電ちゃんに雷ちゃん・・・あと・・・ああ!あの新人さんじゃないですか!目が覚めたんですねー」
「は、はぁ・・・失礼ですけど、そちらは?」
元気よくはいって来たのは、ピンク色の髪の女性でした。
見ればセーラー服以外にも、どこか船のパーツを思わせる装備がついてます・・・後、ギリギリなスカートですけどこの人も艦娘なのかな?
「あ、明石!どうしたの?」
「明石さん、ノックくらいはしてほしいのです」
「あはは、ごめんごめん。ちょっと急いでたんで・・・とと、失礼しました工作艦、『明石』です!修理が必要になったら言ってね!」
「これはご丁寧にどうも・・・あ、わたし護衛イージス艦のみらいです。これからよろしくお願いしますね」
「ななななんとイージス艦ですか!?ほえー始めてみました。これからはハイテクな時代ですねっ!?是非ともかいz」
「落ちつけ明石」
「あてっ。もう提督~。たたかなくてもいいじゃないですか~」
な、なんかテンション高めな艦娘さんですね・・・でも、工作艦かぁ。そんな船まで艦娘化するとはすさまじいです。
「それで明石。ノックもせずに客がいる時に入ってくるとはなんの用事だ?」
「っとと!ついつい目の前にハイテク艦がいるんで目がくらんじゃいました・・・って、そうか。みらいさんが起きてるなら、丁度いいですね。実はみらいさんの艤装に関してで・・・」
ぎそう・・・ああ、艤装ですか。
ついさっき説明された中にありましたね。
確か、それがいわば艦娘にとって最も船な部分だとか。
で、それをつけないと海に浮けないんでしたっけ?
「そう言えばここにみらいを搬送した時にドックに預けたままだったな・・・おいまさか、勝手に改造したりしてないだろうな?!」
「だ、大丈夫ですって。ただ少し整備にかこつけてかいzゴホン、かいたゴホンゴホン!」
「本音ダダ漏れじゃない・・・」
「なのです・・・」
「ちょ、その艤装がどんなものかは知りませんけど、かなり繊細な物でしょうから、出来れば触らないでほしいんですけど」
精密機器いっぱいですからね。いくら工作艦だからって、わたしの許可くらいは欲しかったです。
「あー、実はまだ手がつけられてないんですよ・・・」
「?・・・お前ならいの一番にバラしそうなものだが」
「あははー、提督からの信頼がない・・・まあ、それは置いておいて。みらいさん、着いて来てもらっていいですか?ちょっと私だけじゃ手に余ってて」
「・・・?」
一体どうしたんでしょうかね?
と、言うわけで工廠兼ドックへと向かっている最中です。
なんでも司令官さんはまだお仕事があるとかないとかで執務室に電ちゃんと一緒に残りました。
雷ちゃんはまだ時間があるそうで、私たちについてくるようですが。
と、そんな中たまに不思議な生物に合う事に気が付きます。
身長は私の腰くらいしかない三頭身の小さな生物・・・見た目、人間みたいですけど、コレなんでしょう。
「っとぉ。そう言えばみらいさんは『妖精さん』を見るのは初めてでしたっけ?」
「よ、妖精さん?」
どうやらこの小さいのは妖精さんというそうです。
元から、私たちみたいなのがいたのもあってSFっぽかったんですが、急にファンタジーっぽくなっちゃいましたね?
妖精さんの一人は、わたし達の話に出てきたってことがわかったからか、キリッとした表情にピシッと敬礼を返してくれたんですが。
小さいからかすっごいなごみます。一人持ち帰ってもいいかな?
「彼らは私たちや人間をサポートしてくれる心強い味方です。私たち艦娘の艤装の手入れなんかも、彼らがいれば数倍早く終わるんですから!」
他にも武器を開発したり、土地を開発したり。戦闘機を操縦したり艦娘の艤装に入って(!?)照準の補佐をしてくれたりとかするみたいです。
なかなかに多芸ですね。
「・・・で。みらいさんにお願いしたいのはほかでもない・・・あの子たちの説得をお願いしたいんです」
そう言ってたどり着いた工廠。
開いた扉から見える一番奥にそれはありました。
一目でわかる、わたしの艤装だ分かる装備が。
ハープーン等のミサイルを発射可能なVLS。コンピューター制御の高性能な対空機銃、ファランクス。
イタリア製の、速射可能な単装砲。どこか艦首を思わせる盾のようなものには、識別番号『182』の文字。その裏側にもVLSが存在していた。
その、手前。
どうやらこの工廠を担当していると思われる妖精さん達が誰かと言い争っています。
鉢巻とか巻いた、いかにも職人!といった妖精さんの、その、奥・・・
「いやぁ~、点検しようとしたらあの子たちが邪魔して手をつけられな・・・みらいさん?」
明石さんの声は、もうわたしの耳に届いていませんでした。
そこにいたのは、確かに妖精さんでした。
でも。わたしにはわかります。
・・・灰色のヘルメットと救命胴衣みたいな服を着た、妖精さん。
海上自衛隊の方が着ていたような、あの黒い服。
わたしが近づいてきたことがわかったからか、工廠の妖精さんは道を開けてくれました。
そうしてたどり着いた先にいた、その妖精さんたちは。
わたしを見た瞬間、すぐさま敬礼をしたのです。
「・・・そっか。ありがとう。守って、くれたんだね?」
わたしの問いかけに、自慢げにこくりとうなずいた。
彼らはただ、私が来るまで守っていてくれたんだ。
わたしの、みらいの。イージス艦という、『未来』の力が、どれだけの影響を持つのかを知ってくれているから。
それが、少しだけ嬉しく思えた・・・けど。
ちらりと見た妖精さん達は、どこかわたしに搭乗していた自衛官達に似ていました。
けど・・・一人、足りない。理由は、わかっているのだけれど。
「皆さん、感謝します―――傾注!」
私の言葉にザッと『わたしの』妖精さんが姿勢をただします。
「この世界には、私たちのような存在の他にも、人々を脅かす深海棲艦なる存在がいます。
彼らは人々を襲い、我々が守ってきた『未来』を壊そうとしています」
皆が、私の言葉に耳を傾けている。
中には、その内容に憤りを感じているのか、顔を真っ赤にしている妖精さんまで居ます。
その事に、少しだけ笑みがこぼれます。
例え、そこに乗っていたのが、本来の搭乗員でなく、妖精さんだったとしても・・・『自衛官としての矜持』を忘れないで、いてくれたのだから。
「わたしにはそれが許せない。みんなが守ってきたこの海を!空を!大地を!!たかだか亡霊ごときが食い荒らそうとしてるのを、見捨てておけません!
力無き者達が、虐げられていることが許せません!!!
だから、わたしはここの艦隊に入り彼らを撃退することを誓いました・・・どうか皆さん。私に、力を貸して下さい!」
そこに、言葉はなかった。そこに言葉は必要なかった。
ただ、わたしの妖精さん達は最敬礼を以て答えてくれた。それだけで十分でした。
「ありがとうございます。直れ・・・と、言うわけで、ここの妖精さんとは仲良く!彼らは、私たちと志を同じくする同志なんですから」
そう言うと、どこか仕方ないなぁ・・・っといった感じでわたしの妖精さん達はここの妖精さん達の元にとたとたと歩いて行きました。
・・・何を話しているのかはあんまり理解できませんが、どうやら和解しようとしてるみたいです。良かった。
「と、明石さん!多分これで大丈夫だと思いますよってどうしたんですか?」
ちょっとあとから考えると恥ずかしい演説に、顔が熱くなるのを感じながら今まで頭の片隅に置いてた明石さん達に目を向けると、なんでか下を向いてプルプルと震えてた。
なんで?と聞こうと思ったら・・・ばひゅん!って音がして明石さんが消えたと思ったら、目がキラキラした状態で手を握られてました・・・なんで!?
「すっごいです!今の演説、カッコ良かったです!痺れましたぁ!!」
「え、あ、あはは・・・ありがとうでも出来れば忘れてほしいかなって」
「もう感動しちゃいました!この工作艦明石!たとえ戦闘で劣ることがあろうとも貴女の事をほかの事で全面的にサポートしちゃいます!!」
話を聞いてくれやしない。
出来れば忘れてほしいのにぃ・・・
「あはは、みらいって結構激情家なのね。」
「雷ちゃん、出来れば忘れてほしいかなって」
「あはは・・・でも・・・うん。雷は悪くないかなっておもうわ!」
そう言って胸を張ってくれる雷ちゃん。
それが少しだけ嬉しかった・・・でも、やっぱり忘れてほしいですはい。
と、ひと悶着あったりもしましたが、ようやくわたしの艤装を同期させる作業にまでこぎつけました。
どうやらわたしの妖精さん達が細かな点検はすでに済ませていてくれたようで、特に修理、補給も必要なく動かせるようです。
あとできちんとお礼を言わないと。
で、今私はドックと言われる場所の水が張ってる場所で待機しています。
とっても不思議な場所・・・なんだか、幻想的です。
「さて・・・本来はまた違う出撃方法なんですけど、今回みらいさんは初めてになりますから私が補佐しますね!」
そう言ってさっきの重たそうな艤装を軽々と持ち上げる明石さん・・・いやよく見たら少し汗が見えます。
・・・重いんですね。
「っ」
「あ、大丈夫ですか?何か変なところあります?」
「大丈夫です。ちょっとちくってしただけなので」
ずしり、と感じる重みはどこかしっくりと来ました。
と、それと同時に私の立っている場所が変形、そこの下に格納されていたであろう艤装の一部が私の足に装着されていきます。
・・・SFなんだかファンタジーなんだか、よくわかんないです。
そして、装着されると同時に前に押し出されるような感覚。少しバランスを崩しながらも、なんとか進水を終えます。
・・・水の上だって言うのに沈まず、まるで陸に立っているように自然体でいることが不思議。でも、そう。『帰ってきた』・・・そう思えるんです。
明石さんがしきりに大丈夫かと聞いてくるのに大丈夫だと答える片隅で、すべてのチェックを終わらせる。
単装砲・・・OK。
VLS・・・OK。
対空機銃・・・OK。
対潜装備・・・OK。
機関・・・準備完了。
対電子戦装備・・・OK。
飛行甲板・・・磨き抜かれたようにぴっかぴか。
わたしにつまれた航空機であるヘリ・・・海鳥とSH-60Jも準備万端。
「診断終了・・・完璧です。いつでも行けます」
「そうですか・・・提督にはもう許可をとっていますから、試験航海してみますか?」
「いいんですか!?」
思わずテンションが上がってしまう。
まるでおもちゃを貰った子供のようでしたが、今わたしには自分を抑えることができそうにないです。
だって、今このドックの外から感じる潮の香に。波の音に滾っちゃってるんですから。
「・・・ふふふ、今凄くいい顔してますよ。勿論オールオッケーです!妖精さん、ドックの扉開けて!」
ゆったりと開かれていく扉に、まだかまだかと気だけが逸ります。
外から漏れた、暖かい日差しに思わず目を閉じますが・・・今は、それすらも嬉しい。
完全に開かれた扉・・・もう、私を遮るものはありません。
明石さんと雷ちゃんの「いってらっしゃい」の言葉に軽くうなずいて、最初は微速前進。
完全に湾内に出ます。
「ああ・・・そう。これです」
完全に海の上に居る。今、わたしが元々艦船だったと思いだせる瞬間。
わたしは、やっぱり海が好きなんだって理解した瞬間です。
風でなびく髪を手で押さえる。うん、とても気持ちがいい。
と、艤装の中からぴょこっとわたしの妖精さんが顔を出します。
・・・どうやってはいっているのかは企業秘密だそうです。
彼が言うには、一応沖までは出ていいと言うことなので・・・ちょっとだけはしゃいじゃいましょう。
「機関全速!久々に何も考えないで突っ走りますよ!」
わたしの声に反応した妖精さん達から了解の意が返ってきたとき、既にわたしの機関がうなり声を上げています。
これでもわたし、イージス艦ですからそれなりに早いんですよ?最高速度30ノットって言われてたんですけど、実は35ノットまで出せちゃいます。
徐々に早くなる速度の中、わたしはどうしても笑みを隠せませんでした。
模擬戦までたどり着けなかった無力な私を許してほしい・・・(
いや、実はこのお話でこう・・・ね、もう少し先に続けたかったんだけど割と長くなったので区切りました。
もっと分かりやすい内容に出来ればいいのですが・・・申し訳ありません。
あと、わかりやすい複線的な感じでみらいの戦争時の戦いとかに関してはボカしてあります。
決して書き忘れとか、そういうのではないので・・・って分かりやすい複線だから誰もそんなの気にしないか。
ドック内に関しては艦これアニメ1話のアレを思い出してもらえれば。
うちの人たちは基本優しいです。初心者にはきちんとサポートしてあげますよ。
PS、恒例のミス報告です。ヘリはDH−60ではなく、SH−60Jでした。
佐藤さん報告ありがとうございました。