戦闘はよ、と言う方はお待ち下さい。ギャルゲ思考ですけど、この世界割と簡単にGAMEOVERになる可能性を秘めているので好感度上げ()が必須と考えてますので。
それと本当はこんな所でする事じゃ無いんですけど敵の群が来た時に付ける名称ってあるんですかね?
「あ号群」みたいな。ちょっとこの先の戦闘でそれっぽいのを考えたいなと思ったんですけど見つからないんですよね。このままあ号群みたいな感じでいいんだろうか。目標群α、β呼びは時代が違う気がしますし。
あ、本編始めます。
歓迎会が始まってからすぐ。まず重巡洋艦のお二人と仲良くなっちゃいました。
「みらいっていったっけ?私、最上型3番艦の鈴谷。よっろしくねー♪」
「鈴谷。もっとお淑やかにできないんですの・・・?それよりもごきげんよう。わたくしは最上型4番艦の熊野ですわ。よろしくお願い致します」
「よろしくね!二人とも仲がいいんですね」
「うん!大の親友だから!あ、今度三人でお菓子パーティしようよ。この鎮守府重巡がすくなくってさー」
「そうですわね。その時はわたしもお茶をご用意させていただきますわ」
鈴谷はとてもなじみやすかったですねぇ。テンションが平成の女子って感じなので、割と合わせやすいです。
熊野もどこかお淑やか、淑女といった感じの女の子で、可愛らしいですね。
・・・でもおなじ最上型でもおもちは違うんですね。
しばらく話した後、次は戦艦と空母の方へと向かいました。
・・・あそこだけなんだかご飯の量がおかしいんですけど、気のせいですかね?
「ん。みらい、楽しんでるかしら」
「加賀さん。こんばんは。ええ、もちろんです・・・加賀さんも楽しんでいるようで・・・」
もっきゅもっきゅ、なんて聞こえそうな感じでご飯を食べてる加賀さん。
けどスピードはまるで録画した映像を早送りしているように見えます。
少しだけ表情が緩んで、こう・・・ぱああって感じでキラキラして「流石に気分が高揚します」って言ってるから、エンジョイしてるんでしょう、うん。
と、一人頷いていたら加賀さんにご飯を盛っていた少女?がこっちに気が付きました。
確かここら辺にいるのは空母か戦艦だって言ってましたけど、この子は?
「あ、貴女が新しい艦娘ですね。私、祥鳳型軽空母、瑞鳳です。よろしくね!」
「よろしくお願いしますね、瑞鳳ちゃ・・・瑞鳳さん」
一瞬だけ動揺してしまいましたけど挨拶をきっちりします。
・・・まさか軽空母だとは。一瞬駆逐艦かとなんでもないです。
「?どうしたの?」
「ああ、いいえ!なんでもないですよ!よろしくお願いしますね?」
「はい、よろしくね?そうだみらいさん、こっちの卵焼き食べる?上手くできたと思うんだけど」
「はいいただきま・・・え、これ瑞鳳さん作ったんですか?」
見てみれば、まるでプロの方が作ったんじゃないかと思うまでに綺麗に纏まった卵焼きが。
色も鮮やかな黄色で色々な料理がならんでますけれども別次元です。
勧められるがままに口に運べば、卵本来の味とほんのりと甘さが、そしてふわりと出汁の香りが口の中に広がります。
「すっごい美味しいです!瑞鳳さんってお料理お上手なんですね!」
艦娘になったからかどうなのかは判りませんが、お料理が得意なのが羨ましいです。
なんというか女の子っぽいですし。
「あはは〜。一部じゃ女の子として勝てないけどね・・・!」
あれ、どうしたんだろう。なんかジト目になった後に沈んじゃいました。
おもちを見たと思ったらすぐでした。どうしたんだろう。
とそんな状況をみていた和服美人さんがふふふ、と笑ってこっちを見てました。
妖艶、そんな感じに見えますねぇ。
「ええと、そちらは?あ、わたしは」
「ええ、存じてます。みらいさんですね。私は航空母艦、鳳翔と申します。よろしくね?」
「鳳翔さん・・・たしか日本に残っている正式な発表で、世界で初めての航空母艦でしたね。こうしてお話できるなんて感激です」
「あら・・・よく知っていますね。ふふ、そう言ってくれるなら嬉しいです」
なんというか、包容力を感じる方です。
新妻、なんて言い方が似合うかも。
あ、瑞鳳さんは私が鳳翔さんと話し始めたからか加賀さんの所に戻りました。なんだか一升瓶片手にいじけてるけど・・・
「瑞鳳ちゃんなら大丈夫。たまにああなっちゃうの。でも私達ではどうにも出来ないからそっとして、ね?」
「そうなんですか?」
「うふふ、貴女ももっと人を知ればきっとわかるわ・・・にしても、ありがとうみらいさん。加賀が久しぶりに生き生きとしていたから・・・」
「加賀さんがですか?」
「ええ。どうしても日本各地の鎮守府に戦力を送らなければならないとなったとき、同じ一航戦であった赤城。二航戦の飛竜と蒼龍、五航戦の翔鶴と瑞鶴は別の場所に配属しなければならなかったんです。だからこの鎮守府では彼女が全力を出せる相手はいなかったの」
「鳳翔さんや戦艦の方たちではだめだったんですか?」
元一航戦ですよね?という意味を込めて言うと、頬に手を当てて困ってしまった。
「たしかに私の子達も錬度で負ける気はないけれど、それでもやはり軽空母と正規空母では規模が違うの。それに、その・・・戦艦のみんなだと・・・弾薬とか燃料が、ね?」
ああ、納得です。戦艦は強い代わりに補給がかなり大変だという話ですからね。
わたし?これでも最新鋭のイージス艦ですよ?
今回はミサイルも使わなかったですし、かなり低かったらしいです。
なんでもちょっと軽巡洋艦に足した分くらい、だそうで。これもまた大淀さんが驚いてましたね。
・・・ミサイルが補給できるかわからないけど、出来るようになったとしたら・・・どの位かかるかなんて考えたく無いです。
「私から言えた義理ではないのだけれど・・・時々でいいから、加賀と訓練をしてもらえない?・・・あの子のあんな興奮した姿、久しぶりに見たから」
「あはは、優しいんですね、鳳翔さん・・・勿論、おまかせあれ!わたしにとっても航空機との戦いはタメになりますから!」
しかもそれが一航戦の相手だというのなら、私にしても望むところです。
こうして時々、加賀さんとの訓練が行われることになります・・・けどたまに司令官さんが(加賀さんの)燃料と弾薬費で頭を抱えることになるのは、ちょっとだけ後の話です。
どうやらこの鎮守府には航空戦力はお3方しかいないらしく、次は戦艦の方たちがいる場所へと行きます。
と、すぐにさっき司令官さんに声をかけていた片言の人がわたしに気がついたらしくぶんぶんと手を振ってくれます。
それに気がついたのか、慌てて隣に控え目にいた同じような女性がぺこりと頭を下げました。
「oh!New feceのご登場ネー!確かみらいでしたカ、Future、いい言葉デース!」
「もう、金剛お姉さま。みらいさんが困ってますよ」
「あ、あはは・・・って、こんごう・・・?」
ってこっちじゃないか。こんごうじゃなくて金剛さんか。
と言う事は、思い当たる方は一人しかいないですね。
「金剛型一番艦、地獄の金剛・・・」
「ワタシの事を知ってるデスか?win fameになったものネ!でももっとcuteな通り名の方がいいデス!今のワタシはそう!バーニングラブの金剛デース!!」
「あはは・・・元気いっぱいですね、貴女のお姉さん」
「はい、でも榛名は大丈夫です・・・って、よく榛名がわかりましたね?」
おんなじ金剛型ってわかりましたけど艦名まではわかんなかったです。
でも今榛名って言いましたよね?金剛型3番艦の榛名さん。
確か史実においては金剛型で一番最後まで戦い抜いた、歴戦の勇士。
お姉さんと妹を先に喪う・・・どういった心境だったんでしょうね・・・こうして艦娘として蘇れたんですから、今度もまた姉妹仲良くやっているのでしょう。
榛名さんにはとりあえず「似てましたから」と言っておきました。
ちょっと照れてましたね・・・
金剛さんとは挨拶ではなく英国式というか、外国式なハグで挨拶だったんですけど、何故か榛名さんがきょとんとしてました。どうしたんですかね?
「榛名びっくりです。大体の人はお姉さまがそんな感じで挨拶すると驚いちゃうんですけど」
「そうですか?んー、確かに外国とかの人じゃないと驚いちゃいますかね。でもわたしは海外派遣の任務がたくさんありましたからそんなに気にしないですね。未来の日本はいろんな国との交易がありましたから」
「それはGrovalネ!良い事デース!」
「でも・・・米国とも仲良くしてたんですよね・・・榛名、ちょっと複雑です」
ありゃ、これはちょっと地雷だったかな。
例え今、この世界でも私の世界と同じで仲良くしていたとしても。結局彼女たちを攻撃したのも、榛名さんの姉妹を撃沈したのもアメリカを始めとした敵国なのです。
そう簡単には立ち直れないんでしょうね。
と思ってたんですけど、金剛さん自身はあっけらかんとしてました。
「こ、金剛さんはなんとも思わないんですか?」
「ん?Yes!」
ちょうど飲んでいた飲み物を置いて、にこやかに笑います。
「Sportsと同じデス、終わったらそこまで!ワタシには、今ココがありマース!pastがどうとかは気にしないデス!!」
榛名もいるしネー!と抱きついた金剛さんに、榛名さんもにこやかになります。姉妹仲がいいようで何よりです。
聞いたところによると、比叡さんと霧島さんはまた別の鎮守府で元気にやっているみたい。
ただどっちもやっぱり姉妹仲が良いらしく、金剛さんや榛名さんに会いたがっているようです。
・・・いいなぁ。ここまで仲がいいとやけちゃいます。私、もう姉さんたちとは会えないから。
と、そんなときふと料理がこんもりと乗せられた皿を持った女性がこちらへと寄ってきました。
「金剛、どうせなら私も混ぜてほしいな」
「仲間外れにしてしまいましたネー!長門も混ざるネー!」
「・・・!長門。連合艦隊旗艦だった長門さんですか」
「ああ。そのとおり、長門型戦艦ネームシップの長門だ。この艦隊でも大体は旗艦を務めている。よろしく頼む」
まさかこの鎮守府に地獄の金剛と蛇の長門がそろっているとは、すごいですね。
流石最大規模の横須賀鎮守府といったところですかね。
これで山城さんがいたならまさしく音に聞いた戦艦勢揃いになりますね。流石に居ないらしいですけれど。
「どうだ、この艦隊には慣れたか?」
「ええ。まだあったことのない人にはこれから挨拶をしようかと思っていますが、みんないい人達ばかりで居心地がいいです」
「ふっ、そうか。何か困ったことがあるなら私に言うといい。そうでなくても金剛や、司令官に近い位置であるなら電もいる。頼りにしてくれて構わない」
「そうデス。何かあったらスグにfollowするネー!」
「ありがとうございます」
金剛さんとはまた違ったすっぱりとした性格というか、流石連合艦隊旗艦といった感じの方でした。
・・・ただ、あの服装寒くないんですかね。
それとどうやら、戦艦の方達はおもちも大きいようです。またかしこくなりました。
もうちょっとしたら、次は軽巡洋艦と駆逐艦の方に言ってみようかな。
あとがき:
うちの長門さんはながもんではありません。ですので駆逐艦を溺愛したりはしません。
普通に駆逐艦達からは好かれてそうですが、鼻血を流したりはしません。
あとあれです。金剛さん書きやすすぎです。
すらっと出てきます、ネタが。
それとこの鎮守府が重巡が少ない理由は、長門さんがいるからです。
長門と金剛、それに加賀もいるし戦力的には重巡はそこまで割かなくてもいいかなという考え方です。
資材がマッハですね。
どうしても単一の存在だと分けなきゃいけないですしね、戦力。
あとみらいちゃん、口には出さずに心の中で密かにおもちの批評をしてますが、まあそれは元になった人に比べたらマシということで。
クロチャーだったらみた瞬間叫びますからね。
正直露骨なキャラ付けな気がするんでそのうち言わなくなるかも知れません。
おまかせあれは便利なんで使いますけど(
といった感じで、お次は軽巡と駆逐艦のお話。
この二つはそれなりに居るのでキャラをすべて動かせるか心配です。
PS、嘘だろ・・・日刊ランキングに載ってる、だと・・・
えっ、えっ、ちょっとお待ちくだ、え。
え、1位(12日22時現在)?嘘でしょ?・・・幻覚じゃないんだけど(白目
いや、なんかマジすんません。自分みたいな初心者が載るとは思わずガチでビビってます(震え声
やはり艦これとジパングが愛されているという事でしょう。
設定はガバガバで誤字も多く結構突っ込まれて来ましたが、こうしてランキング入り出来たのはみなさまのおかげです。
今後もジパングを、そして艦隊これくしょんをどれだけ表せるか判りませんが出来る限りの努力をして行きたいと思います。よろしくお願いします。
PS2、はい、恒例の誤字報告のお時間です。
金剛さん、英語ミスってました。pestじゃないですpastです。
ごめんね金剛さん。
草掛論さん報告ありがとうございました。
あと鬼は山城さんですね。金剛さんは地獄です。
昨日のランキング入りで動揺してたみたいです。