俺の兄貴は、
音無、剣信(オトナシ、ケンシン)
勿論、『上杉謙信』から名前を取り。
親父が剣を覚えて欲しいのと、
偶然にも、飛天御剣流の人と
名前が同じなので、
謙という字を剣にしたそうだ、
親の願いも有ってか、
剣道部の部長、3年でその名通り、
『高校界の剣神』と
もじられる位の腕前だ・・・
しかし全国的にも実力は確かだが、
全国1位にはなって無い・・・
何もしてなかったのに、
異常に汗をかいてる兄貴・・・
そこに、一人の女性が兄貴の汗を
拭きに近寄って来た。
「剣信さん、はいっ汗、拭きますよ
飛び散らすのは汗だけにして下さいね。」
兄貴の汗を拭きに来た女性は
『南、春乃』(ミナミ、ハルノ)さん。
兄貴の彼女で、学校の生徒会のメンバーだ。
本当に三姉妹の長女で面倒見が良くて
美人で皆が知ってる。
南さんの家の、長女そのまんまと言える
ただ下ネタが好きなのは、
生徒会の役員メンバーならでは、
やはりかというべきか・・・
俺は初めて紹介された時は、
春乃の名前で、スーパーウーマンの
外面が鉄仮面の様なお姉さんを想像したが・・・
まぁ俺の知ってる鉄仮面は、
『怖かろう・・・』って人間だけを殺す
機械を使って来るが・・・
「ありがとう、春乃」
満足そうな兄貴だ。
兄貴が何故異常な汗なのか、
思い当たる節は有る、
物心着く前から剣道をやっていて、
もう1つ物心着く前から
親父達の影響で
保坂先輩を観ていて
あの、無駄に汗をかく技を身に付けたのだ。
本当に無駄な特殊能力だが・・・
そして、春乃さんは
今はやらなかったが何も無い所から
タオルを出す事が出来る。
(これは、マジック)
兄貴に合わせて皆をビックリさせる、
指向らしい、
こんな男に出逢わずに
下ネタ使わなければ、
最高の女性だっただろう・・・
しかし状況は把握した。
全国トップクラスの男が
何もせずに、ただ汗をかいて
彼女が汗を拭き取る。
確かに風紀を乱している、
後、キモい、てかキショい
身内でも引く・・
「景虎、遂に真剣に剣道を始める気になったか?」
兄貴が問い掛けて来た。
「いや、違う、むしろ兄貴が真剣にやれ、
風紀委員として
でも無いか・・・風紀委員の協力者として
沖田君に頼まれて、風紀の乱れを正しに来た」
「そうか!普通だと思ってたお前が、遂に真剣に
剣道をやる気になったか!
しかし普通のお前がいじめに・・
兄は悲しい、何故早く相談しなかった?」
「人の話を聞け!気持ち悪いから、
無駄に汗をかく能力を止めろ!
後、普通って言うな・・・ていじめ?」
久しぶりの突っ込みの入れ所かと、
思ったが、疑問だな兄貴が何故俺の
いじめられて無い過去を知ってる?
まぁいじめられて無くて一緒に居たから
知ってて当然か・・・
いや、俺が言いたいのはそうでは無い。
「先日、善家君が家に来て
頭を下げに来たぞ、自分がきっかけで
景虎君を傷付けた来た事を、本当に申し訳無く
思っています。胸の内を明かしてくれた。
父さんが、その戦国時代の武将の如く。
ソロモンの悪夢の如く、
善家、素直の名前に恥じない、
素晴らしい行いと、真っ直ぐ差と
善家君の中の長年の苦しみを理解した。
いたく、感動して。
何ならもっと徹底的にやってしまっても
構わないそうだ。」
ショーーク!虎ショック!
最新のネタもやっておかないとな。
ってもはや、素直の作戦か?
いじめられて無いを過去をでっち上げて、
今、精神的にいじめる作戦か?
「兄貴、16年一緒に居て俺のいじめに
気が付かなかったのはしょうがない。
いじめられて無いからな!」
「そうなのか?善家君は涙ながらに
自分の過ち語り、後悔の念
詫びて来たが・・・」
「良いからな気にするな」
魅月が会話に入って来た。
「ねぇ?音無君のお兄さんなのは会話
で解ったけど、この人が風紀乱してるのかな?」
「大体解るだろ!こんな奴に部員とって
迷惑でしかない!」
「沖田君そうなの?」
「はいっ!」
「何を言ってる!?沖田、俺はお前に指導を!」
「その指導が!汗で濡れて触るし、
南先輩も汗を拭きに来るし、
色々、気持ち悪いんです!」
「らしいぜ、兄貴まぁ部員の事を考えて、
部活に中に無駄に汗かいて彼女に汗を拭か
せるのは止めとけ。部活じゃなくても
迷惑だ、後、キモい」
「風紀委員としても言わせて貰います。
気持ち悪いので止めて下さい。」
「春乃・・・」
「はいっ剣信さん」
春乃さんが又、汗を拭き始めた、
「部員の皆がそんな風に思ってた。
とはこの剣信気が付かなかった。
今後は控えよう、だが条件が有る!」
「条件?」
「沖田、景虎、俺と剣を交えて貰う!」
「いや、勝てる訳無いだろうが!
後、汗を拭きせながら喋るな!」
ふと思ったが。顧問は何やってんの?