僕のハーレムは命懸け!? 作:砂漠
『オマエは今日からとある屋敷で使用人として働いてもらう。社会の厳しさを学んで来なさい』
貴方「って言われても体のいい厄介払いだよなぁ…」
オレ、如月ルイが生まれた家というのは名家らしい(あんまりわからんけど)
父親は日本で一番でかい会社の社長
母親は基本専業主婦だが仕事合間に書いてる小説がバカ売れの人気作家
兄は東京の有名な大学に行き、首席で卒業し、今はウチの父親の稼業を継ぐべく勉強している
という天才の塊のような家に生まれたオレは…
勉強・中の上
運動・中の中
見た目・ごくごく普通
といういたって普通の人間なのだ
貴方「(兄貴はあんなに凄いのになぁ)」
脳裏に家を出る時の兄貴の嘲笑が頭の中によみがえってきた
といってもオレはイライラする気にもならん、兄貴が凄すぎてオレのレベルなんて笑われて当たり前なのだ
そう思いつつ、オレは奉公先である屋敷の門の横についているベルを鳴らした
?『はーい』
貴方「あ、今日からここで働かせていただく事になった如月です」
?『はいはーい、今開けるからちょっと待っててね』
貴方「(意外とフレンドリーな対応だったな。もしかして結構気さくな人なのかも?)」
?「いらっしゃ~い、使用人さん♪」
貴方「あ、ども」
?「私、高坂穂乃果。この屋敷の住人だよ」
貴方「如月ルイです」
穂乃果「じゃあ『さらちゃん』だねb」
貴方「さらちゃんっ!?」
穂乃果「え?き『さら』ぎだし」
貴方「え、あ、いや、それは、ちょっと…」
?「こら、穂乃果。初対面の人にいきなりあだ名をつけるのは関心しませんよ」
穂乃果「え~、でも可愛いじゃん『さらちゃん』」
?「相手は殿方なのですから、そういう女々しい名前はダメですよ。すいません、私は園田海未と言います。穂乃果と同じくこの屋敷の住人です」
貴方「あ、よろしくお願いします」
海未「それではついて来てください。今日は屋敷の住人の紹介と屋敷の部屋を説明しますので」
貴方「はい」
穂乃果「あ、海未ちゃん待ってよ」
――ダイニング
海未「ここはみんなで食事をする場所です。厨房はあちらに、食材は毎日業者さんが届けてくれるので事前に必要な食材を言ってくれれば3日以内には届きます」
貴方「なるほど。すいません、今日はどういった食材がありますか?」
海未「無難に豚肉、アスパラ、ニンジン、玉ねぎ、と言ったところでしょうかね?」
貴方「へぇ、じゃあ今日はアスパラのベーコン巻かな」
海未「ふふっ、もう今日の献立を考えているのですか?やる気満々ですね」
貴方「まあ料理は好きなんで」
海未「じゃあ次は――」
――移動中
?「あら、海未。その人は新しい使用人さん?」
海未「絵里、ええ、そうです。如月くんです」
貴方「こ、こんにちは(うわぁ、スタイルいいなぁ、この人)」
絵里「こんにちは、私は綾瀬絵里。あと向こうで隠れてるのが星空凛と小泉花陽、私たちはこの屋敷の住人よ」
そう言って絵里さんが指さした先には
凛「にゃにゃっ!?バレたにゃ?!」
花陽「だから尾行なんてやめようって言ったんだよ、凛ちゃん」
凛「でもかよちん人見知りだから、それに凛にはあの人が悪い人じゃないか見極める義務があるのにゃb」
海未「貴方にそんな義務ないですよ、凛」
凛「そ、そんなことあるにゃっ!」
海未「なにをムキになっているやら…」
貴方「たはは…<苦笑」
花陽「こ、こんにちは」ガチガチ
貴方「こんにちは」ニコッ
海未「それではこの屋敷の主人に会いに行きましょうか」
貴方「あ、はい」
――応接室前
海未「ことり、入りますよ」コンコン
ことり「はーい、どうぞー」
貴方「お邪魔しま――ってうわぁ?!」
ことり「きゃっ!?」
海未「ちょ!?ことりっ!?どうして着替えをしている最中にOKを出したんですか?!」
ことり「だ、だって海未ちゃんだけだと思って…」カラダカクシ
貴方「え、あ、いや…その、悪気があったわけでは…////」
海未「貴方は何をやっているのですか!!早く後ろを向いてくださいっ!!」
貴方「ひゃいっ!!///」
《数分後》
貴方「いや、ホント、すいませんでした」orz
ことり「あ、頭を上げて、その悪気があったわけじゃないんだし」
貴方「(ああ、終わった…これでこの屋敷を追い出される…<涙)」
海未「まあ今回の件はことりが悪いですね。今日は新しい使用人さんが来ると伝えていましたよね?ことり」
ことり「だ、だからこそだよっ!新しい使用人さんに大人っぽく見せようと思って…」
海未「着替えを見られましたけどね」
ことり「うぅ、それを言わないでよ~」ポカポカ
貴方「あ、えっと、もしかしてですけどオレってクビですか?」
ことり・海未「「え?なんで?」」
貴方「あ、いや、その入って初日で他人の着替えを覗くような愚行を犯しましたので…」
海未「はぁ、そんな事ないですよ。今回の件は完全にこちらのミスです」
ことり「そ、そうだよ。別にクビにとかしないから」
貴方「(なんとかクビにはならなそうだ)」
ことり「自己紹介が遅れたね、わたしは南ことり、一応この屋敷の主人ってことになってるの」
貴方「如月ルイです」
ことり「よろしくね♪あ、もうこんな時間だ。そろそろ夕飯にしないと」
貴方「あ、オレが作りますよ」
ことり「え?でも…」
貴方「いや、オレは今日からここの使用人なんで」
海未「ことり、ここはルイに任せましょう」
ことり「はーい」