ARMORED CORE VERDICT DAY ‐カーチス姉妹の協奏曲‐ 作:黑羽焔
砂漠でにらみ合いを続けるヴェニデ・シリウスの2勢力に攻撃を仕掛け、均衡を崩してください。
どちらも取り逃がしてはなりません。確実に全滅させてください。
-フリージアのデビュー戦から1年後-
No side
「♪~」
「ミッションを確認するね。前方に、2つの部隊がいる。
片方はヴェニデの境界警備部隊。もう片方はシリウスの偵察部隊。
両者のにらみ合いは、2日前から。
依頼は、この両者のどちらかに攻撃戦端を開かせた後に、両陣営の殲滅ね。
与えられてる情報はこれで全部ね。」
「♪~♪~」
「静かにして!ファットマン!《おじちゃんうるさい!!》」
「だってなあ。毎度毎度ロクでもない依頼じゃないか」
「ファットマン仕事する気あるの?」
「マギー。俺はいつお前らが立派に務めれるか見届けてから引退することしか考えてない」
「それなら明日にしなさい!今日は仕事がある」
「明日は雨のようだ。辞める日は晴れてる日と決めている」
《(おじちゃんまた辞める辞める詐欺だよぉ)》
「(はあ)速度上げ、低空で突入後切り離し。シリウス部隊後方に投下後、ただちに上昇。オペレーティングシステム、起動準備。フリージア頼むわね!」
「了解。降下後にメインシステム起動するね!」
「らーらーらー♪~」
《『ルージュ・フリージア』…『ガーベラ』戦闘開始!!》
【All Light! Main System Combat Mode Engage(システム戦闘モード起動)】
――――――――――
視点:シリウス偵察部隊
「た…隊長!未確認機が後方より接近!機影より重2脚AC!」
「なに!…ちい挟み撃ちになったか!よりによってこの乱戦に!」
シリウス部隊の後方から接近する白と赤の重2脚AC、その左手のレーザーライフル『Au-L-K29』青く光らせ、最大まで収束した光をターゲットにむけ放った。
放たれた閃光は防衛型の背部に命中し爆散。
「ちい!すぐさま旋回応戦せよ!」
部隊の防衛型の一部がACに向かう。それに対し、ACは、左の武装を換装。
左ハンガーから取り出したの『AM/BRA-125』、右手の『AM/GGA-206』と共に、防衛型のシールド以外の部分にガトリングとバトルライフルの弾を叩きつける。瞬く間にシリウス部隊の数が減る。
「隊長!ヴェニデの部隊がこっちに接近!」
「くっ!残存部隊をまとめて対応。ACには構うな。ヴェニデの偵察機にまとわりつかせる」
奇襲を喰らいシリウスの部隊は固まって防戦に。ACは前線に上がってきたヴェニデの警備隊を交戦に入る。旋回性の悪い重ACなら懐に飛び込めれば足止めになるだろう。
これに対しACはすぐさまGBを起動。高速移動し、偵察型を射線にとらえ逐一撃破していく。この程度では火力の差もあり足止めにもならない。
「ヴェニデ部隊全滅!?」
「あのACやはり…やる…。「隊長!ACがこちらに!」!?」
残3機のシリウス部隊にとどめを刺すべくACが接近。
肩ユニットから発射されたVTFミサイルで1体を撃破。そしてガトリングを右のハンガーに格納し、右手武器をきらめく刀身が特徴的な質量剣『HABAKIRI』に換装。防衛型2体を一閃、胴体の関節部を切り捨て崩れ落ちる防衛型。
「…馬鹿な…こんなにあっけなく…。」
両陣営は唖然とするしかなかった。完全な敗北である。
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side:フリージア
ターゲット全部破壊っと。楽勝だったかな?
《スキャン完了。敵影はない》
《いつも通り。レポートは依頼元に送信しとくから、お疲れ様フリージア》
お疲れ様。お姉ちゃん、おじちゃん。
《フリージア!仕事中は『マギー』って名前で呼んでって何回もいってるでしょ!》
「あ!またやっちゃった。えへへ」
《はっはっは!それよりもどういう話か何もわからんかったな。それもいつも通りか》
だねえ、おじちゃん。でも、たまには人から喜ばれるお仕事もしてみたいな。
《今のやり方は、そういうものでしょ。知らなくていいことは知らなくていい。なにひとつ…》
《そういうのが気にいらんのだろ、マギー。お前が、傭兵だった頃から》
《そうね…次の仕事がある。帰りましょう。次はそういう仕事になるといいわねフリージア》
うん。そうだね~。
「でも、最近依頼多すぎだよ。サインズに文句言ってやりたいくらいだよ」
《ちょ。フリージア!》
《ははは。さあ、行こうかお嬢様方》
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side:?
《データ取得完了。どうです、感想は?》
《今はそれほどのものは、だが…》
《ええ、可能性のある者はすべて消去します。それが我々の計画ですから》
《(まあ使えるものはすべて使いますがね…。あれは他のとは違うなにかがる)》
――――――――――
side:?
《…ついに動きだしたようだな。彼に報告せねば…》
序盤で最初のミッションなので簡単に消化。
ついに奴らに目を付けられました。