ARMORED CORE VERDICT DAY ‐カーチス姉妹の協奏曲‐ 作:黑羽焔
基地に潜入している、敵諜報部隊の捕獲に協力してください。
敵の闘争を抑止するための威嚇が主な任務であり、
戦闘は最低限度と想定しています。
【アセン内容(通称/武器カテゴリー)
HEAD:HF-277、CORE:CB-209、ARMS:AE-118、LEGS:AOI mdl.1
FCS:FA-303、GENE:MAKIBASGURA mdl.3、BOOSTER:BA-309
R-ARM:AM/GGA-206(35ガト/ガトリング)
L-ARM:Au-B-A17(タンジー/ライフル)
SHOULUDER:SU05 Jackal(ジャッカル/ヒートロケット)
R-HANGER:Au-U-E05(CEシールド)
L-HANGER:Au-L-K29(カルサワ/レーザーライフル)】
-デニス城塞/市内-
side:EGF司令官
「いかん…いかんぞ。」
奴らに先手打たれて、部隊は混乱…なにやってるんだあいつらはぁぁぁぁぁぁ。
「第23及び24警戒部隊後退!」
「第20警戒部隊より増援要請!」
「第3防衛ライン突破されましたぁ!」
ええい。一々問題だらけな。よりにもよってあのお方が視察しているときに限って。
「(!?)大型ヘリ接近。識別信号…サインズから派遣された傭兵です」
やっと来たか、こうなったらあの傭兵使ってでもすぐに終わらせてやる。
「大丈夫なんでしょうか。このままだと市街地が」
「傭兵も来ましたし、なんとか終わるでしょう。彼らの活躍に期待しましょう。現状はそれしかありません」
――――――――――
side:マギー
さてと、EGFからの依頼で来たわけだけど、すでに戦闘が始まってる?
《こちら市街防衛本部!各隊員!一時後退しろ!!》
「市街防衛本部、依頼を受けてきた。何が起きている?」
《傭兵か!潜伏していた諜報部隊が我が方の兵器を強奪し、市街を占拠した。目的は、タワーへの侵攻だ!急げ!連中を鎮圧しろ!!》
なんてこと…仮にも一端の軍隊なのに。すでに手を打たれたわね。
「潜入された上に、武器を奪われた?無能にしても、ほどがある」
《なんだと貴様!た、たかが雇われの分際で!!》
はあ、私もあまり人のこと言えないけど、この司令むきになりやすいタイプだわ。軍に居た頃の上司に本当そっくり…。ひとまず冷静に。
「こちらへの依頼は、潜入部隊確保のための威嚇行動。戦闘は最小限という話だ。現状と違いすぎる。当初の5割追加、ミッション遂行後にすぐ払ってもらうこと!よろしいか」
悪いわね。これぐらいしないと割に合わないわ。
《貴様!我々EGFの足元見おって!》
「エリア上空通過、帰っていいかね?司令官!はっはっは!」
《帰ってもいいですか~?(棒)》
この2人すでにノリノリね。フリージア…やっぱし演技ちょっと下手かな。棒読みになってる。
《くっ!払えばいいんだろう!ストーカーども!!いずれ後悔するからな!!》
「ログはとった?」
「とれたぞ。」
《こっちの機体にも残ってるよ~。》
うし、多少強引だが上乗せ成功~♪おっと、ファットマンとフリージアのノリが移ってたわ。
「ファットマンあとは」
「あぁ、サインズには俺が報告する。フリージアのサポートを頼む」
「契約内容の変更を了解、反転して機体投下、ミッション開始!フリージア戦闘開始よ。やっちゃって!」
《了解!》
【Main System Combat Mode Engage(システム戦闘モード起動)】
―――――――――――
side:フリージア
任務内容変わっちゃったけど、さすがお姉ちゃん強気に出て報酬上乗せ成功だよぉ。ひとまず降下したけど、被害はEGFの兵器だけなのが幸い。早く市街地に被害が出る前になんとかしなくちゃ。
《少し面倒そうなのがちらほらいるな。集結前に片づけろ》
《建物が多い。出会いがしらに気を付けて》
了解…っと出てきた出てきた。
建物の合間から出てきたのは偵察機『HELLKITE A-84/C』と『HM』型。
「まずはガトリングで!」
ガトリングを掃射する『ガーベラ』、だが…。
偵察機はガトリングを跳弾。その間にほかの偵察機が『ガーベラ』を囲もうと散開する。
「弾かれてる!硬い!?」
《フリージア。その偵察機は装甲強化してるわ。ライフルも叩きつけてじっくり減らして。》
「了解!」
囲まれつつも、ガトリングと左手のライフル『Au-B-A17』で1機ずつ減らしていく『ガーベラ』。
「物陰から防衛型!?」
防衛型の裏と取ろうとビル上に陣取ろうとするが、
《フリージア!?上空は駄目!》
狙撃型『S77-M』と奪われた砲台のミサイルの一斉射が『ガーベラ』を襲う、
「(!?)きゃぁ!」
ブーストを切っての自然降下で回避。防衛型がキャノンを構えるが、
「このままいくしか…ええい!」
踏みつけるようにブーストチャージ。防衛型はガーベラの自重と降下の勢いに耐えられず踏み潰されを破壊された。
《上に跳んだら砲撃の嵐か。フリージア、奪われた敵機はCE兵器が多いわ。上から無理だからシールド構えて一気に突っ込んで。》
「了解!」
右ハンガーのCEシールドに切り替え、GBで突っ込む『ガーベラ』。
狙撃型と砲台の砲撃がとんでくるが、
「これなら効かないよ。」
シールドで攻撃は無力化。GBを吹かしつつロックに入った敵機及び砲台をタンジーで破壊。
「これも持ってけ~!」
大型砲台に対して、肩武装『SU05 Jackal』を斉射。ロケットを叩きつけられた砲台は爆発し崩れ去った。
《残りターゲット残り半数》
《いいか傭兵、タワーにだけは絶対に近づけるわけにはいかん。1機も逃がすな!》
《現状で問題はない。それより支払いの用意は?》
《運び屋のやり方と一緒にするな。約束は守る》
《結構結構。話が分かる相手で助かる》
《金になるとみれば。大した執着心だ。貴様らが、ストーカーと呼ばれるわけだな》
(ん~?この言いぐさ絶対にあの人だよね。お姉ちゃんが嫌がってたあいつに)
GBで移動を開始しつつ通信を聞いたフリージアはそう思った。
《仕事ですから…》
《元はコウノトリだったんですがねえ、どこでこうなったんだか。はっはっは》
最後のポイントに到着した『ガーベラ』。敵機は残り防衛型3機。キャノンを斉射してくるが、
「建物に上がれるなら」
キャノンをHBで切り替えし回避、敵機の上を取り、
「全部持ってけ~!」
肩のジャッカルを全弾発射。防衛型を2機撃破、最後の1機に対して、
「これで…ラスト!」
左ハンガーからカルサワを出し照射、残る1機を撃破。
《スキャンした、敵影はない。これより降下する。司令官、報酬は大丈夫ですかね》
《いまここには、大した戦力は無いはず。もし、しらばっくれたりしたら、そのACが何をしても、こっちは責任取れないけど》
さすがに・・・それはやらないよぉお姉ちゃん。手だしてきた時は別だけど。
《約束は守ると言った。よくやった、このロクデナシどもが。貴様はいつもそうだな!マグノリア元軍曹!》
!?やっぱしこの人!
《(今頃気づいたか)お久しぶりです上官…。今は司令官でしたか…》
《貴様はいつもそうだな。こちらの指令は聞かずに勝手に動いて<以下略》
なにこいつ!劣勢にした挙句、結局こっちに頼って、頑張ったのにぐちぐち文句。お姉ちゃんが言ってたとおりだよ!
《フリージア、マギーは司令官とどういった関係なんだ?》
「多分・・・いや、絶対にお姉ちゃんが軍にいた頃の…元上官。あまり優秀じゃないみたいでよく周りに当たってたんだって。ある作戦でお姉ちゃんの判断が無かったら部隊全滅させてたんだって…。それから目の敵にされてるの…」
《そりゃあ難儀な》
《そこまでです、司令官。》
《か…カリン様!?》
「え?」
《マギー、カリン様って》
《えぇ。EGFの『戦時特別指導部』の指導者のひとり、カリン・L・ムラクモよ》
《なるほど、彼女が例の『聖女』というわけか》
《傭兵の皆さん。申しわけありません。こちらの身内の不手際もありましたが、この度の防衛任務ご苦労様でした。報酬はご希望通りお支払いします。ひとまずはそれで手打ちを》
《…分かりました。カリン様。ファットマン、フリージア機を回収、引き揚げましょう》
《了解した。フリージア今向かうから待っててくれ》
「了解!警戒しつつ待機するね」
――――――――――――
-ガレージにて-
side:フリージア
あれから、あの司令官は解任されて放逐されたらしい…。お姉ちゃん達を馬鹿にした報いだ。
でも、まさかあのカリン様がいるとは思っても無かったなあ。
お姉ちゃんとほぼ同い年なのに、子どもの頃から活躍して今じゃあEGFの権力者だもん、普通は一傭兵であるわたしたちにそんなことはしないと思うんだけどなあ。
「まあ、それだけの活躍したんだろう。もっと誇ってもいいぞフリージア」
おじちゃんがいうならそれでいいか。ところでお姉ちゃん?
「ん~何?(ぎゅ~)」
ハグするのいいんだけど、動けないよぉ(ただいま、マギーにハグされて動けない模様)。
「ははは、胸糞悪いやつと再会しちゃたんだ。拗ねてるからもう少し甘えさせてやれ」
もうしょうがないなあ。嫌いでもないし、アイツに会った後なんだもう少しだけねお姉ちゃん♪
「ありがと~フリージア(ぎゅ~)」
その後、解放されたのはしばらく後なのであった。
「あはは…。そういえばお姉ちゃん。いつものあれあげないの?」
「…忘れるとこだったわ。VoWに映像あげとかなきゃ」
「マギーェ…」
――――――――――――
side:EGF
「カリン様!なぜあのようなことをしたのですか!」
「・・・。今回の場合、あの傭兵たちの言い分に一理あると見えました。それに司令官も成すべきことを果たさず、自分の言い分を押し通そうとしていたもので。」
「確かにあの司令官は間違えてました。しかし、たかが一傭兵に対してあのようなことを」
「・・・。わかりました。今後は気を付けます」
側近の人は退出していった。
「3大勢力との争いは激化する一方、組織内での問題も多い…。そして、私は『聖女』と
呼ばれながらほとんどは傀儡みたいなもの、いや『戦時特別指導部』も所詮名ばかり」
そう独り言をつぶやきながら、窓の外を見る。
「…あの人たちみたいに自由に跳びたい。始祖『フランシス・バッティ・カーチス』。
私たちはこのままでいいのでしょうか?」
今更ですがこの世界のマギーさんはいじったりいじられたりの残念仕様。でもやる時はやります。
カリンはEGFの組織図を見て出してみたかっただけ。
司令官はマギーと認識がある設定にしました。