ARMORED CORE VERDICT DAY ‐カーチス姉妹の協奏曲‐ 作:黑羽焔
『敗北』から始まる・・・。
Prologue 散る木蓮 咲く純潔
‐とある戦場‐
《(ザザ...)マ..リ.応...》
・・・何か聞こえる。
《(ザザザ...)お.マギー..かり.ろ》
あれ?なんで私倒れているんだろう・・・。
《(ザザッ...ガガ...)お姉ち..聞こえ..ら..して》
さっきから全身が痛いけど特に左手の感覚がなんか変だ・・・。
《(ガ...ガガガ)畜.おい..次第、.ぐ.に救...配しろ》
(左腕を見つつ)ああ・・・そうか私・・・。
「お姉ちゃん!!」
負けたのか・・・。あの死神に・・・。
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《(ザザ...)こ..52人目、..つも素養..つもの....ったか》
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‐マグノリア機撃墜から1週間後‐
side:マグノリア
私が撃墜されてからから1週間経った。コア左側が撃ち抜かれコックピットブロックに達した割には奇跡的だったらしい。あの損傷にも関わらず左腕1本すんだからだそうだ。3日程寝込んでたらしいけどね。
私自身としては、まだ割り切れてないかな・・・。撃墜(おと)されたという事実を。
医者からはAC乗ることはかなり難しいと言われたのもあるけどね。
「お姉ちゃん。起きてる?ちょっと入るね。」
「ええ。起きてるから入ってもいいわよ。」
この子は『フリージア・カーチス』。この世界での私の唯一の家族。…7歳年下のかわいい妹。
「その調子だと割と元気そうだね。よかった。」
「まあ…ね」
物心ついた時からいつも私の後ろついてきて、おばあちゃんが亡くなって私が軍入った時は、
ご飯つくって寝ながらも待ってくれてたよね。
あの駄目上官が理不尽なミッション通達してきやがったけど、速攻で潰して帰宅するほどだったかな。
ファットマンと出会って憧れだった傭兵業始めたおかげもあってか
あのアホ上官に見切りつけられたけど、「私も戦うの!」って言ったときは焦ったかな。
ファットマンと説得してなんとかオペレータに専念させることにしたけど。
おっと関係のない話を誰かにしてしまった。
「…お姉ちゃん、あの事まだ気にしてるの?」
やっぱし、この子は昔から鋭いや。気分沈んでた時に色々聞いてきたし、色々相談のってくれたし、あのマヌケの愚痴聞き入ってくれた。それもあってかオペレートはかなりうまかったかな。先読むのかなりうまいし。
もはや上官の影もない?あいつとは関わりたくないし。
「……うん。噂通りの強さで、こういう大怪我だけは避けたかったけど、撃墜されて帰ってこれたのは運が良かったかな」
「でも、本当~~~に心配したんだからね、命落とさなかったのは良かったけど大怪我しておまけで左腕失ったんだし。」
「その…ごめん」
いつも人見知り激しいくせに、「姉妹なんだし言いたいことははっきり言って話し合おう」って教えたら、言うときははっきり言ってくる。こうされると私じゃあどうにもならないかな。
「お姉ちゃんのことだから、またチャンスあったら死神さんとけりつけたいんでしょ。
お医者さんからAC乗れないって言われたけど」
ACの操縦はかなり緻密だ。仮に義手つけたとしても、今残ってる義手の技術じゃあ精密な動作できないんだ。
ここで、フリージアに抱きつくマグノリア。
「お姉ちゃん?」
「ごめん・・・少しだけ弱音言うね。」
すでに私の目は涙があふれていた。
「フリージア・・・私ね。こんな体になってるのにまだ『戦い』たいっていう意思があるんだ。もしかしたら、それのせいであなたを置いてどっかにいってしまいそうで怖い……。でも、それを捨ててしまいたい自分もいるの。そうしたら今度は何ものこらない自分になってしまうのも怖い…。どうすればいいのか悩んでるの」
「……」
「私不器用だから『戦い』以外のことはわからない。・・・ねえどうすればいい私。」
「……もっと悩めばいいと思うよ」
「え?」
「お姉ちゃんは、みんなよりこれという『答え』を出すのが遅いだけだよ。だから、いっぱい悩むの。悩みぬいて『答え』出すの。その分いいものになるよ」
この子らしい無邪気な答えだ。これで何度も救われたかな……。
「フリージアらしいよ。そんな考え。でも、…ありがとう。すこし楽になったよ」
「それじゃあ夕食作ってくるね♪なにか食べたいのある?」
「フリージア作るものならなんでもいけるよ。」
フリージアが部屋を出る。
「まずは、この身体治さなきゃ。それからこれからの事考えよう」
そういって私の身体は眠りについた。
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side:フリージア
「おじちゃんなにしてるの?」
この人はファットマンおじちゃん。お姉ちゃんを傭兵になる切欠を与えた人でもあり、
私達姉妹の親代わりみたいなものです。
「なに、ちとコーヒーきらして入れに来たんだ」
「あれ?いつもと同じ銘柄だけど濃いめのストレートなんだ」
おじちゃんが入れてたのは『オーメルコーヒー』だけど普通より濃いめだった。
(もしかしてお姉ちゃんとの話聞かれてた?)
私は察した。おじちゃんとここのスタッフは、お姉ちゃんとの絡みがあるとブラックの濃いめストレートで飲むことを知っていたからだ。
「これから夕食作るのかい?」
うん。あ、そうだおじちゃん。
「どうした?」
例の件…。どうなったの?
「この前のアレか。さすがに俺も驚いたよ」
え?そんなにすごかったの?たしかに難しかったのに…なんとかなったけど。
「ああ、適性は十分。これからにも期待っと」
そうなんだ。それなら今度お姉ちゃん説得するからちと手伝ってね。
「お姫様のいうことなら当然協力するぜ。ジンやアイン達も手伝ってくれるからな。」
ありがとう、おじちゃん。今日のハンバーグ大きめにするね。
「そりゃあ光栄なこった」
さて、お姉ちゃんが落ち着いたら忙しくなるぞぉ。
いかがでしたでしょうか?
作者は文を書くことに関しては、ほぼど素人で手さぐりになります。
ひとまずは頑張って書いてみます。
以下、人物紹介などになります(当話時点)。
2015/02/05 タイトルに誤字発見修正(水蓮→木蓮)