ARMORED CORE VERDICT DAY ‐カーチス姉妹の協奏曲‐ 作:黑羽焔
-前回話から1か月後-
side:マグノリア
あの撃墜から1か月、身体はすっかり良くなったわけで、ファットマンとこの先の事を話し合おうと思ったけど、そんな最中フリージアに呼ばれたわけだけどいったいなんだろう?
「お姉ちゃん!私…『傭兵』になりたい!」
「な!?」
なんですって!!!さては・・・ファットマン・・・なにかフリージアに焚き付けたわね。
「ファットマンどういうことか説明しなさい!」
「だから、マギー。フリージアがACパイロットになりたいって言ったんだ」
「それで?なんで私に黙ってAC適性検査受けさせたの?」
「私が頼んだの。お姉ちゃん回復するまで秘密にしてって」
「そうなの!?「ひぅ!」いや、正直に言ったからいいけど…。AC適性が現段階でAAA。
この先の成長見込みありのおまけ付き!?」
これ私並…下手したら素質は私以上……。
「ためしに受けさせたらこうなったんだ。みんなも面くらってたぞ」
「ファットマンいったん黙ってなさい!!!」
「お~~~こわっ。」
「ねえ?フリージア?」
「なに?お姉ちゃん」
「前にも言ったけど、『戦い』はそんなに甘いものじゃないの。無人兵器ならまだしも、人と戦わなくてはいけないし、怪我したり死ぬこともある。そんな事があるから『戦い』から遠ざけた。私の変わりを無理に務めることはないの。」
「それはわかってるよ。だからこそやりたいの。」
「なんで?」
「お姉ちゃんこんな状態だし、今はおじちゃんやスタッフの人もいる。お世話になった分まだ返してないし、今まで後ろでサポートしててけど、私としてはもう後ろでじっとしていられないの!」
「でも…」
全く困ったわね…この子はこうなると引かないからなあ。
「後ろじゃなくてお姉ちゃんの隣で『戦い』たいの。今は無理だけどいつかは」
「え?私もうAC乗れないんだよ。」
「どこかにお姉ちゃん治して、復帰させてくれる人もいるかもしれないの。そのために、資金はいるの」
この子ったら…。そんなにみんなの事思って…。ふぅ…この様子じゃあいくら言っても聞きそうにないし勝てないわね。
「はぁ…。わかったわ」
「え?」
「私としても話し合いたいことがあるから今すぐ「Yes」と言えないわ。ファットマン、あとでスタッフ集めて会議室に来て。フリージア悪いけど『決める』まで待っててね。すぐに答えだすから」
「う、うん」
――――――――――
-1時間後-
side:ファットマン
というわけで、すぐさまスタッフ集めたわけだが。こういう行動は人並み以上に早いんだよなあマギーは。
「で?マギーどうするんだ?」
「多数決でははっきり言うと私以外全員賛成だし、あの子の言い分も聞いたから許可するわ」
「なるほど。それなのになんで集めたんだ?」
「あの子をACパイロットにするための計画練る為よ。」
スタッフA「資金関連はまかせってっす。」
スタッフB「ジンのおやっさんがAC関連は是非うちにと。」
スタッフC「書類はやっとくよ~。」
上からファットマンのガレージで働くスタッフ、テンバー・ゼル・リタが答えていった。
「……計画はすぐ出来そうね。もうやる前提で進めていたのね」
「そのようだなマギー」
悪いが、既に計画は練らせてもらった。フリージアの頼みだからな。おじちゃん頑張ったぞ。
「でも、生半可な状態では出せないわ。少なくとも普通に生き残れるまでのレベルまでやるわよ」
「手厳しいな。そんなにやるのか」
「悪いけど。これだけは譲れないわよ。戦場にたつってのはそんなものだと思うから」
分かってるじゃないか。マギー。
「わかった。残りは詳細を詰めていくことでいいか皆。」
「「「了解!」」」
―――――――――――
-会議後-
side:フリージア
「・・・ということになったので。お願いねフリージア。私は贔屓になってる伝手と交渉してくるわね。」
う・・・うん。私が思ったというか既に事が進んでたみたい。まあ、お姉ちゃんもパイロットなるの認めてくれたし頑張るぞ。
――――――――――
かくして、無類の強さを誇った傭兵、『マグノリア・カーチス』こそ『ブルー・マグノリア』。その妹である『フリージア・カーチス』が傭兵になるための第一歩が踏み出された。
実はファットマンの思惑通りに動いていたこの計画。
マギーは、裏ちゃんと作って表立って言えば意外と言い返せないイメージで書いてみました。
プロローグもう1話あげて機体もらったら、初任務後に原作移行予定。
(機体構成は初任務時の話に載せます)