ARMORED CORE VERDICT DAY ‐カーチス姉妹の協奏曲‐   作:黑羽焔

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‐依頼内容‐
軍事基地跡地を根城にしている盗賊団の殲滅作戦にご協力ください。相手の生死は問いませんが、確保はこちらが行います。

敵盗賊団は仮にも軍事基地跡ということで、ある程度の無人機の戦力を有していますが、練度はそれほどでもないとのことです。

主目標としては、無人兵器などの戦力の無力化のため手段は問いません。なお、未確認ですが他に戦力を有している可能性があるので留意してください。

なお、この依頼は、現傭兵候補『ルージュ・フリージア』の最終試験となります。確実な任務の遂行を期待します。


MIssion0-1 強襲(アサルト)

No side

盗賊団アジトから少し離れたところに降下したフリージアのAC『ガーベラ』。

 

《マーカーをセット。今のところは敵は展開してないな》

 

《さすがに気づいてるかと思ったけど出撃準備してる割には、索敵やってないみたいね。フリージアそのまま突っ込んで!》

 

「わかった!システム『スキャンモード』」

【All Right System Scan Mode(了解。システムスキャンモード)】

 

システムを『スキャンモード』に切り替え、機体のブーストを点火。高速移動機能のひとつグライドブースト(GB)で加速するガーベラ。重量がある機体が宙に浮き、すさまじい勢いで前進を始める。

 

《フリージア。敵はまだ出撃準備ができてない。一気に叩いて》

 

「よおし。システム『戦闘モード』」

【All Right System Combat Mode(了解。システム戦闘モード)】

接敵前にシステムを『戦闘モード』へ。未だに起動してない偵察型『HELLKITE』の一団に左手に装備されたレーザーライフル『Au-L-K29』を向け引き金を絞る。すると青い光が収束し始める。

 

「いっけええええええ!」

 

十分にチャージされた青い閃光が未起動の偵察型の内の一機にむかう。閃光は偵察型を貫通。爆発で周囲の無人機まで誘爆に巻き込まれる。

 

「な!!もうきやがったのか!!ちきしょ~起動したやつから展開しろ!!」

 

強襲を受け、慌てて先に起動した防衛型『GOLEM』をむかわせる盗賊団。だが、足が遅く距離もあるせいか未起動の無人機のところへ到達しきれてない。

 

(全然対応できてないよ~。悪いけど先に壊させてもらうよ。)

 

今度は右手のガトリングガンAM/GGA-206による掃射を始めるガーベラ。高速で放たれる銃弾で未起動の無人機・格納庫を瞬く間に穴だらけの鉄屑に変えていく。

 

ちょうど、ガトリングの発射音を聞いていた試験官ニールセンは、

 

《(・・・ああ~^ガトリングがいい音だしてるんじゃあ^)》

 

《あのう・・・試験官殿?》

 

《(は!?)なんでもないわ!突入隊すかさずCICの占拠に入って!》

《りょ・・・了解です!総員突入!》

 

《(こいつも裏の顔が・・・あったのかい)》

 

ガトリングの掃射の音に危うく自分と部隊への指示を忘れそうになったニールセン。

ファットマンの突っ込みで持ち直す。彼の中でニールセンの認識が変わったようだ。

 

《フリージア!敵の部隊が合流してそっちに向かったわ。囲まれないように偵察機を先に片づけて!》

 

「わかった。お姉ちゃん」

 

マグノリアの指示ですぐさま対応。先に小回りの利く偵察型を片づけることに。

 

「あいつをさっさと囲め!」

 

「囲む気?そうはさせないよ!」

ガーベラがビルの壁面を蹴る。ACの高速移動技術のひとつ『ブーストドライブ』だ。重2は小回り利かないため、囲まれる前に高速移動し攻撃ポイントを整えるフリージア。

 

「ミサイルお願い!」

間髪入れずにロック肩武装のミサイル『SAZANAMI mdl.2』を発射。回避行動をとる偵察型だったが。近接信管であるVTFミサイル。その爆発に巻き込まれ偵察機は堕ちる。敵の残り戦力は防衛型のみになる。

 

「なんでもいいからあいつをとめろおぉぉぉぉぉ!」

 

「うわあ。よりによって盾持ちだよお。それならこれ」

 

盾持ちの防衛型『GOLEM』の対応のため、すぐさま左ハンガーのバトルライフル『AM/BRA-125』と交換。ガトリングとの2重掃射で盾ごと防衛型を破壊していく。防衛型はガトリングで反撃するもフリージアはこれを小刻みに機体を動かし断続的な損傷を減らす。被弾しやすい重量機の対策で1年間練習した回避マニューバだ。

 

(残りは3機・・・いける。)

 

残る敵を仕留めようとロック圏外の敵機に接近しようとするが、

 

「いまだ!やれぃ~!」

 

《(防衛型を隠してた)フリージア避けて!》

「(!?)きゃっ!」

 

廃墟の中に隠していた防衛型のタックルを回避。対応が遅れていたら直撃してたであろう。

 

「やってくれるの!でも!」

 

右ハンガーの『HABAKIRI』と交換。

 

「レーザーブレード?いや実体剣だと。その細い刀身じゃあ切れんだろ。」

 

「ええい!」

 

「ふぁっ!?」

 

驚くのも無理はない・・・。『ガーベラ』のふるった『HABAKIRI』は防衛型を盾ごと真っ二つに両断したのだから。切り落とされ爆散。次の1体に対して、

 

「はあぁぁぁぁぁ!」

 

高速移動機能のひとつ『ハイブースト(HB)』からの『ブーストチャージ』。重2機体での質量を活かした蹴り、蹴り上げられた防衛型は転がり、壁に叩きつけられ爆散した。

 

「とどめ!」

 

残り2機に対してバトルライフルを掃射、防衛型の本体部分に重大な損傷を与え機能停止に陥らせる。

 

《ファットマン!残りは?》

 

《もういないようだ!ひとまず片付いたか》

 

「これで全部かな?あれ?リコンに反応が」

 

《こっちでも確認したわ。気を付けてフリージア!》

 

《こちら突入隊!敵の重要人物がACに乗って脱出そちらに向かってます!》

 

《ちい。嫌な予感がしやがる。》

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

side:??

なんとか出撃(で)れたが、すでに無人機は全滅だと・・・。冗談じゃねえ。こうなったらただでは帰さんぞぉ!きさまらああああああ!!!

 

派手なカラーのACがGB吹かして突進していったのであった。




この回では、敵機動兵器との戦闘でしたがうまく描けたでしょうか。

次回はついにAC戦となります。
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