ARMORED CORE VERDICT DAY ‐カーチス姉妹の協奏曲‐   作:黑羽焔

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敵ACとの戦闘ですが、敵悪役をかなりの小物でうざいキャラとなっております。

残虐な描写っぽいのもあるので注意。


Mission0-2 そして少女は・・・

side:フリージア

うう~戦力隠してるってあったけどまさかACなんて聞いてないよお。弾薬も十分だし、APも全く削れてないから大丈夫かなあ。

 

《こちらの戦力は全くっていいほど余裕だわ。まずは落ち着いて》

 

「お姉ちゃん。ううん、大丈夫。こういう『戦闘』って昔から想定外な事態起こることあるし。なんとかやってみるよ」

 

《大丈夫そうだな。フリージア。》

 

《そう……。でも危なくなったら後退させるからそのつもりで。気を付けてね》

 

ありがとう。2人共。ACも倒してこの任務完璧に達成するよ。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

No side

対峙する両AC、一方はフリージア搭乗重2脚AC『ガーベラ』、もう一方は、ここの盗賊団のボスが乗ってるであろう軽2脚のAC。

 

《きさまらかああああ。俺のアジトで好き勝手暴れる奴はあああああ》

 

「はう…!(この人怖いよおお。絶対なりふり構わずどなり散らしてそう)」

 

《あん?そのACパイロットは女の子か……いいねえいじめたくなっちゃうよ》

 

「え?(なにこの人、絶対に危ない人だって)」

 

《ちょっとあなた。もうそちらの戦力はあなた一人だけだし、ほかの人は全員捕まったわ。さっさと投降した方が身のためじゃないの?あと、うちのパイロットにそんな口きかないで。汚らわしいわ。恥を知りなさい。というかなんでこっちの音声拾えてるのよ?》

 

《ふん。ちと趣味でな相手の音声拾える機能追加したんだよ。パイロットの悲鳴までしっかり聞けるようになあ。ははは。どうせ、捕まるぐらいならここで派手に暴れてその女の子の悲鳴聞いて遊んでから死んでやるよ。ぐへへへへ》

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

side:フリージア

「……お姉ちゃん。」

 

《フリージア…》

 

これはっきり言ってもいいよね。

 

《二人ともはっきりいってやれよ。こいつは悪党未満だわ》

 

おじちゃんから許可でたしいいよね。

 

《そうね。それじゃあ一緒に》

 

「この変態!!《・・・このクソ野郎が!!》」

 

こいつはほっといたら、絶対・・・いやもう既に被害でてるし、ここで倒さないとダメな人だ。ここで撃墜()とすよ!

 

 

 

――――――――――

 

 

 

No side

《それはある意味ご褒美だ。今度はそっちがいい声でなけよ!》

 

親玉…いやもはや変態だな。親玉のAC『ルーターズ』が両腕のガトリングをガーベラにむけ一斉に掃射する。

 

「くっ!」

 

あまりのも弾幕でひるむ『ガーベラ』。回避行動を行いつつ、バトルライフルの狙いを定め、ガトリングでの牽制を開始する。

 

(それにしてもガトリングなのに距離遠すぎるなあ・・・。)

 

その疑問は当たり前である。敵ACは本来ならスナイパーライフルの距離から速射しているのだ。たまに流れ弾が当たっても弾かれてるためダメージはほぼない。

 

《やっぱこの距離じゃあ悲鳴あげないよなあ。》

 

接近してくる『ルーターズ』。

 

「今だ」

 

ロックして、バトルライフルとガトリングの掃射を繰り出すガーベラ。

 

「おおっと。暴れんなよ」

H

Bとブーストドライブを使い、また遠距離へと逃げるルーターズ。

 

《(あのHB最高速度重視の吹っ飛びセッティング)フリージア接近した時にだけ撃って、無駄弾は極力控えるのよ。高機動だから貼りつかれたり弾摩耗したらこっちが不利よ》

 

「わかった」

 

「(変に撃ってこないな。あのオペレーターの仕業か。)それじゃあこれはいかがかな?」

 

ガトリング掃射してくるが狙いが『ガーベラ』ではなく、ビルに命中。そして崩れるビル、その影響で。

 

「!?」

《ビル崩壊の粉塵か寄りにもよって風向きがこっちに…、厄介な真似を》

 

狙ったのか建物崩壊の粉塵で視界がふさがれる。その次の一手はやはり、

 

《もらったあああああ!》

「きゃっ!」

 

粉塵を利用し奇襲。ルーターズが左ハンガーからヒートパイルをだし突貫、間一髪でよけるガーベラ。

 

《オラオラオラオラ》

 

『ルーターズ』はHBからのパイルを連打。だがフリージアはすべて躱す。

 

(いったい何を?)

《おっとそろそろかな?》

 

「え?」

《(!?)フリージア!そこから逃げて!!》

「うん・・・。あっ。」

 

そこにあったのは青く光るなにかが。

 

「(これはジャマー)きゃあああああ!」

 

パイル連打はビルを崩すためのものだった。さらに変態はジャマーも蒔くという手まで絡めてきた。

 

《フリージア!!!》

「ううぅ・・・。!?しまった機体が。」

 

ジャマーでうまく逃げれずビルの破片に巻き込まれ機体が挟まってしまった(コアと頭、肩ユニットだけ出てる状態)。

 

「(HBで無理やりダメか。破片壊さないと)《フリージア!》あ!?」

 

《ほうら捕まえた》

 

ルーターズが動けないフリージアにむけてガトリングに積載された弾をすべて発射する。

 

《逃げて!フリージア!》

「…ごめんね…。」

 

空中でHBを掛けながらガトリングを照射。

 

「……ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

《はっはーいい声でないてくれるじゃないかあああ。まあ今のラッシュでエネルギーと弾薬使い切ったからな。近づいてじっくり確認でもしてからACにとどめさしてから……。お・た・の・し・み・だ!》

 

《・・・そんな…。嘘でしょ。》

 

噴煙で見えないが普通に考えれば無事ではすまないだろう。確認するのか近づく『ルーターズ』。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

side:マグノリア

そんなあの子が…。私のミスだ、あの時に敵の手にのらなかったら……こんな事には!!!

 

「(!?)マギー少し落ち着け!」

 

「落ち着いていられるか!あの子が・・・あの子が・・・。」

 

「これを見ろ」

 

「あっ……」

 

《なんだあ?》

 

《はああああああ!》

 

《な・・・なんだとおおおおお。》

 

噴煙の中から出てきた『ガーベラ』が『ルーターズ』を『HABAKIRI』で一閃。両腕を断ち切る。

 

「(…!?)無事だったのねフリージア!」

《お姉ちゃん心配させてごめんね。》

 

なぜ無事だったのか、それを知るために少し時間を戻そう。

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

No side

ガトリング掃射をはじめようとするルーターズ。その時にフリージアがとった行動は、

 

「……ごめんね。ガーベラちょっと痛いよ」

 

そう言って、ガーベラからミサイル発射。しかし狙ったのは敵ACではない。ガトリングの弾幕によりあっさり迎撃されるミサイル。その爆発に巻き込まれるガーベラ。

 

【(警告音)Warning!Warning!】

「くう・・・ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

VTFミサイルの爆風で機体が揺れる。その衝撃で悶えるフリージア。

 

「・・・崩れた。今だ。」

【パージします。】

 

ミサイル破壊の爆発で瓦礫を壊すことに成功。両腕の武器をパージしつつ瓦礫から脱出、残った瓦礫の影に隠れた『ガーベラ』。こうしてできた粉塵を利用しやつが近づくのを待ったというわけだ。

 

なお敵ACは索敵のためにスキャンモードを使わず、戦闘モードでのロックに頼った模様であると補足しておく。

 

 

 

 

―――――――――――

 

 

side:フリージア

これで形勢逆転・・・両腕斬ったし大人しく投降してくれるかなあ?ただ、この変態なにしでかすかわからないしどうしようかなあ?

 

《へへへ……》

 

(!?)これでむかってくるの!やっぱしやるしかないの。

 

《やってくれるじゃねえか小娘ええええええええ!》

 

両腕破壊されているのにも関わらず突進するルーターズ。

 

ひう、すごい気迫……。

どうしてここにきて怖いの。倒すって決めたのに…。

 

《しいいいねえええやああああああ!》

 

突進してのブーストドライブ狙いであろう勢いよく突進する『ルーターズ』。

 

気迫で身がすくんで動けなかったフリージア、その刹那頭に浮かんだのは、

(フリージア)

(なにお姉ちゃん?)

(いい?傭兵のお仕事をするにあたってちょっと覚悟してほしいことがあるの)

(覚悟すること?生き残るじゃなくて)

(それも大事。でもそれをするために『命を奪う』ということも絶対にあるの。もしそうなったらフリージアはどうするの?)

(う~ん実際にやってみないとわからないや。訓練だと無人機か模擬戦での戦闘だけだったし)

(そうなったら一つだけ『迷ったら』絶対に死ぬ。だから迷っちゃダメ)

(……わかったよ。今は実感わかないけど)

(今はそれでいい。そのうちそうしないといけない時が来るかもしれない)

 

そっか。このことだったんだ。あの時のお姉ちゃんの話は。怖いのは『命を奪う』こと、あの気迫とは別の怖さもあったんだ。

それにこれは『実戦』、やらなきゃ……、

 

「やるしかないんだあああああ!!」

 

『ガーベラ』は『HABAKIRI』で『ルーターズ』のコアを突き貫く。パイロットブロックを貫通し、糸の切れた人形のように倒れる敵AC。

 

《敵のACの撃墜を確認。…フリージア?》

 

「……あっ」

ほぼ無意識の行動だったのだろう、ふと我に返るフリージア。改めて冷静になって、刺し貫かれ崩れ落ちた敵ACを見て気づいてしまう。

 

私、やっちゃったの?人を…。いくらACに乗ってたとはいえ、この手で……。

 

「あ…あぁ……」

気が動転して、次第に感情に蝕まれようとするフリージア。

 

私が…ころし……。

 

《フリージア!!!》

 

(!?)おねえちゃ…ん。

 

マギーの一言で寸前のところで我に返ったフリージア。そんな彼女を落ち着かせようと、

《・・・フリージア思うところがあるけど、今は落ち着いて。》

 

う、うん。

 

《敵ACの撃破はこちらでも確認した。よくやりました。『サインズ』は貴方を傭兵として認めましょう。あとの処理はこちらでやります。ご苦労様でした。》

盗賊団の制圧が終わったサインズの部隊。試験官ニールセンから一報が伝えられる。

 

《レポートはあとで送信しとくわ【ニールセンとの通信解除】。フリージア・・・今から回収するからその場で待機。迎えにいくから少し待っててね》

 

……了解。

 

《……(やはり、フリージア初めて人に手をかけてしまったのがもろに出てるな。)》

 

《ファットマン、悪いけど》

 

《ああ。マギー、フリージア機の回収に向かう》




この世界は、綺麗ごとばかりじゃないんだ・・・。

以下、設定紹介
<AC>
●ルーターズ(略奪者)
盗賊首領が乗ってきたAC。
搭乗者の趣味があらわれてるのか遠距離から高機動で動き回り削り倒すスタイル。
ただ、狙いが適当すぎるため弾切れ起こしやすいのとヴィジュアル重視なのか
性能のバランスはやられ役なのか相当悪い。ほとんどが盗品で適当に組まれているからである。
HEAD:Hd-R-E06
CORE:C03 Makicious
ARMS:AB-216
LEGS:HOWAKI mdl.1
FCS:USUGUMO mdl.1、GENE:MAKIBUSHI mdl.1、BOOSTER:Bo-C-L13
使用装備は、
R-ARM:AM/GGA-208(ガトリング)
L-ARM:AM/GGA-208(ガトリング)
R-HANGER:KUSAKAGE mdl.2(ジャマー(移動妨害))
L-HANGER:Au-R-H04(ヒートパイル)
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