ハイスクールD×D 赤を宿し無限となった転生者   作:水凪刹那

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赤龍とシスター

 悪魔と堕天使

 

 ドラゴンとシスター

 

 侵入者と管理者

 

 排除されるものと排除するもの

 

 今ここに…

 

 運命の物語が始まる

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 リアス・グレモリー達と接触してしばらくたったある日、町でシスターを見つけた…ってか転んでた

 

 「痛いです…」

 

 まさにシスターって感じだね首からはロザリオかけてるし…助けとくか

 

 「あー大丈夫か?」

 

 取り合えずシスターに近寄り手を差しのべながら起き上がらした

 

 「あうぅ…なんで転んでしまうんでしょうか…あ あ、すいません。ありがとうございますぅぅ」

 

 若いな…ってかこの時期にいるシスターってアーシアしか居ないじゃん。にしてもやっぱし見事なまでの金髪だな…

 

 「綺麗だな…」

 

 「ふぇ!?」

 

 シスターが驚いていたってか

 

 「まさか…今の声出てた?」

 

 「は、はい…あ、ありがとうございます…」

 

 風に揺れる綺麗な髪と赤く染まった頬がまた可愛かった

 

 「あ、あの…どうしたんですか……?」

 

 訝しげな表情でシスターは俺の顔を覗き込んでくる

 

 「いや、なんでもないよ?」

 

 「そ、そうですか」

 

 やべぇ、原作知識で知ってるとはいえやっぱ可愛い。

その時、風が吹いて彼女のヴェールが飛ばされる

 っ!!さっき少しの隙間から見えた顔も可愛かったけど素顔もすっげえ可愛い。ってヤバイさっきから黙ったままだった。心配させないために話を続けるか

 

 「ここにはなんで来たの?旅行?」

 

 目に入った旅行鞄から話を繋げてみた

 

 「いえ、違うんです。実はこの町の教会に今日から赴任することになりまして……あなたもこの町の方なのですね。よろしくお願いいたします」

 

 ペコリと頭を下げる彼女

 この町の教会って殆ど使用されてなかった気がするんだけどな…ってこんなの堕天使がやったことだった

 

 「この町に来てから困っていたんです。その………私って、日本語うまくしゃべれないので………道に迷ってたんですけど、道行く皆さん言葉が伝わらなくて……」

 

 一生懸命頑張ってるこの子を教会は異端としてこんなところに左遷した…救いたいけどここで俺が下手うって事態を悪化させたら目も当てられない…ここは原作通り行くか…

 

 「教会なら、場所知ってるぞ」

 

 昔、まだ黒歌と白音が居た頃に一緒に修行した場所の近くにあったはず、今では使われてないけどだから堕天使どもが根城にしてんだろーな

 

 「ほ、本当ですか!!あ、ありがとうございますぅぅ!!これも主のお導きのおかげですね!!」

 

 涙を浮かべながらよろこび、俺に微笑むシスター。

こんな子をこれから堕天使の所につれてかないと思うと罪悪感が凄まじい

 

 だけど、この子を不安にさせるわけにはいかないから 俺は、最大限の笑顔で応えながら、俺はシスターを教会に連れていった

 

 教会に向かう途中、公園の前を横切る

 

 「うわぁぁぁぁぁぁん」

 

 その時、聞こえてきた子供の鳴き声に俺たちは足を止めた

 

 「だいじょうぶ?よしくん」

 

 母親らしき人物が付いているから大丈夫だらう。恐らく走って転んだだけだろうし。

 しかし、俺の後ろをついてきていたシスターが突然公園のなかへ歩を向ける

 

 「おいおい」

 

 俺が呆れながらついていくと、泣いている子供のそばに近寄って

 

 「大丈夫?男の子ならこのぐらいの怪我で泣いてはダメだすよ」

 

 と、声をかけながら、しかし、言葉は通じていないだろうがその優しい表情は見るものを安心させた

そして、おもむろに自身の手のひらを子供が怪我をした部分に当てた

 次の瞬間、その母親と子供が驚いたような表情をしていた

それもそうだ、シスターの手が光ったかと思えばみるみるうちに子供の怪我を治していったのだ

 

 「(ドライグやっぱりあれって…)」

 

 『イッセーの思っている(とう)り、あれは『聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)』よ』

 

 やはりか…それにしても知っていたとはいえ実物は物凄い回復速度だな

 

 「はい、お子さんの傷はなくなりました。もう、大丈夫ですよ」

 

 シスターは子供の頭をひとなですると、俺の方へと顔を向ける

 

 「すいません。つい」

 

 彼女は舌を出して、小さく笑った

 

 子供の母親は、子供と共に頭を下げるとそそくさと去っていった

 

 「ありがとう!お姉ちゃん!」

 

 子供の感謝の言葉も言語の壁に阻まれて、うまくは伝わらないだろう

 

 「ありがとう、お姉ちゃん。だってさ 良かったな。その力は人を幸せにする力だぞ」

 

 俺が通訳すると、シスターはうれしそうに微笑んだ

 

 「はい、神様からもらった素敵な力で、素晴らしい力なんですよ」

 

 微笑む彼女だが、その笑顔は何処か寂しげで悲しみが含まれていた

 

 俺は、深くは聞かずただ

 

 「なら、その力を傷ついたすべての人に使うといいんじゃないか。同じ神器持ちとしてはそれしか言えないな」

 

 そこで会話は途切れ、俺たちは再び教会に足を運んだ

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 「あ、ここです!よかったぁ」

 

 地図に書かれたメモと照らし合わせながらシスターが安堵の息を吐く

 

 「ここまでこれば大丈夫かな?」

 

 「はい、ありがとうございました」

 

 「じゃあ、俺はこれで行くよ」

 

 「待ってください!!」

 

 別れを告げて立ち去ろうとする俺をシスターが呼び止める

 

 「私をここまで連れてきて貰ったお礼を どうか教会で――――」

 

 そのとき丁度俺の携帯がなった

 

 「少しごめん」

 

 メールが届いていて内容は

 

 『今すぐ、部室に来て頂戴』

 

 と、リアスから来ていた

 

 「すまない、少し用事が入ってしまった」

 

 「……でも、それでは…」 

 

 シスターは少し困ったような表情で呟いた

 

 「ならさ、名前を教えてくれよ、そうすれば町で見かけたら声をかけられるだろ?」

 

 すると、シスターはうれしそうに

 

 「私はアーシア・アルジェントと(もう)します!!気軽にアーシアって呼んでください!!」

 

 「俺は兵藤一誠、親しい人は大体イッセーって呼ぶよ、よろしくなアーシア」

 

 「はい、イッセーさん」

 

 「それじゃあ、また会えるといいね」

 

 「はい、またお会いしたいです」

 

 俺が手を振りながらその場を離れていくと、アーシアも手を降り返してくれた

 

 

 

 これが、これから堕天使の戦いの序章になるのであった

 

 

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