私は神様の言うとおり転生して性別が変わっていたことに驚いたが特に気にはしなかった。狩りをするのに性別は関係ないからな。生まれた瞬間から意識があったから赤ん坊の真似をするのには苦労したが。
「セレナ。こっちに来てくれ」
「はーい」
セレナ・アーリー。私の名だ。今現在8歳。去年から見た目がアカメが斬る!のエスデスの子供頃に似ていたがまぁ、このままいけば美人は確定だし、意外に気に入っている。名前までエスデスでないのはよかったのか、悪かったのかはわからないが。
「セレナ。これから魔獣を狩りに行く。お前も付いて来い」
「わかった」
そして、この世界の私の父親は魔獣専門の狩人。ちなみに母親は魔法使いだったらしいが私を産んですぐに死んだそうだ。エスデスの過去にそっくりだな。
「行くぞ」
森の中に入り、息と気配を殺して私と父は獲物が来るのを待っていた。そして、獲物である魔獣が近くまで来ると父が飛び込み急所を剣で斬り裂いた。
「セレナ!」
そして、私はナイフで魔獣の頭を刺して完全に息の根を止める。動かなくなるのを確認してナイフを引き抜く。倒した魔獣は解体して売る。私と父はそれを糧に生きている。
それにしてもいい世界に来たものだ。魔獣がいるとは。まだこの世界がどこかわからないが今はこのままでもいいか。
今を楽しみながら私はこの世界を堪能していた。
ああ、そういえば帝具の力、まだ試していなかったな。
一応胸元にはエスデスと同じ帝具の印はある。試しに使ってみるか。
私は試に氷の剣をイメージすると右手から氷の剣が出て来た。思っていたよりもあっさりと出て来た。
簡単だったな。
消そうとしたらパリンと砕け散った。色々試してはみたがどうやらエスデスが使っていたようには使えるようだ。ちなみにこれを父に言ったら。
「セレナ。お前
セイクリッド・ギア?どこかで聞いたことあるような・・・・・・・・あっハイスクールD×Dか。ということはこの世界はハイスクールD×Dの世界か。主人公がスケベの熱血、ハーレムを目指すライトノベルだったな。原作だと4巻までしか知らないが。
神器持ちだと知った父はそれの使い方や狩りのレベルを上げてくれた。10歳の頃にはもう神器ありなら敵無しだった。
確か原作開始は主人公が高2だからあと7年後。4巻だったら確かテロ組織が出来るんだったけ?せっかくだから原作に参加してみるのも面白そうだ。主人公側に付けば強力な敵とも戦えそうだし。問題はどうやって原作の奴らに近づこうか。
「ん?」
私が思考を働かせていると私の近くに全長15メートルはある赤い鱗をした魔物、いやドラゴンがいた。
おっと、私としたことが狩りを忘れて考え込むとは。
今回の狩りの標的は
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!
火炎を吐き出すドラゴン。だが私は空中に跳びそれを躱す。そして、神器の力で私の周囲に氷の槍を出す。
「串刺しだ。ヴァイス・シュナーベル!」
アカメが斬る!で出て来たエスデスの必殺技を出してドラゴンの急所を外して串刺しにする。そして、倒れたドラゴンの背中に乗り必要な鱗をはぎ取る。
「さて、これで後はこいつをどうするか。私のペットにでもしてみるか。ならないのなら殺せばいいだけしな」
それから私はドラゴンの調教に取り掛かった。
それから二年後、父は死んだ。魔獣との戦いでミスをして死んだらしい。しかし、それは父が弱かっただけのこと。それだけだ。
ちょうどいい。必要なものは手に入った。魔法も家にあった魔法書で大抵の魔法は使えるし、そろそろ原作キャラがいる駒王町まで行くことにした。
「ここか。思っていたより普通だな」
初めて駒王町に来た感想はそれだけだった。前の世界と歴史や文化に多少違いはあるが特に気にするようななかった。
「とりあえずその辺りを歩いてみるか」
ぶらぶらと歩きながら移動しているとふと公園で喧嘩しているのを目撃してしまった。
4対1、か。結果はもう決まっているな。
子供が一人で多人数と喧嘩すれば必然的に一人の方が負ける。私みたいな例外を除けばな。
まぁ、弱い方が悪い。どうなろうがかまわんか。
私はそこから離れようとした時
「クソ!負けるか!」
何かに引っかかる声が聞こえもう一度その喧嘩をよく見て見ると
「ほお」
一人で喧嘩しているのは原作主人公の兵藤一誠だった。それを知った私は自然と笑いが出た。
まさか、こんなにも早く原作主人公に出会えるとは。こうなるように神様が仕掛けでもしといたのか?まあいい。気が変わった。
私は喧嘩している方へ足を運ばせると兵藤一誠を含めた喧嘩している奴らがこちらに気づいた。
「私が相手をしてやろう。かかってくるがいい」
そう言うと多人数のほうは怯んだのか、すぐにその場から消えていった。なんだ、つまらん。
「あ、あの」
「ん?」
おずおずとした表情をしながら兵藤一誠が私に話しかけてきた。
「あ、ありがとうな。俺、兵藤一誠。11歳」
「ああ、私はセレナ・アーリー。12だ」
どうやら私のほうが一つ年上か。それより、貴重な体験だな。アニメの主人公に話しかけられるというのは。
それから兵藤一誠が礼がしたいと言われ強引に家に連れて行かされ、兵藤一誠の両親からも礼を言われた。それから兵藤・・・面倒だからイッセーの両親から私の両親のことを話すと
「この家に住んではみないか?」
イッセーの父親からそう言われた。同情して言っているのだろうがこちらもそれは好都合だった。初めは原作主人公であるイッセーに会えばいいだけと思って後程原作に乱入しようと思っていたがこれはこれで好都合。私はすぐにそれを了承した。
「セレナちゃんはイッセーより年上だからイッセーのお姉ちゃんね」
「お姉ちゃん?」
イッセーの母親の言葉にイッセーは首を傾げている。
ふむ。イッセーの姉ポジションを手に入れてしまったが、悪くはないな。それとも神様がそうなるようにしているのか?まあいいだろう。このポジションを使って前から考えていたことが実行できそうだ。
私は狩りと拷問も好きだがこの世界に来て調教も好きになった。ならイッセーを私の色に染めるように調教すればどうなるのだろうか?そう思い調教の腕を上げていよいよそれを実行に移すことが出来る。もし、染まればより修羅場が見れそうだ。もしくはそれ以上に面白いものが見れそうな予感がする。
原作開始まで時間もたっぷりある。どうなるかこれからが楽しみだ。
「よろしく!お姉ちゃん!」
「よろしく。イッセー」
無垢な笑顔で手を握ってくるイッセーに私も握手する。
さぁ、イッセー。私がお前の心を蹂躙し、私の色に染めてやろう。