ドSが蹂躙する!   作:ユキシア

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悪魔になりました

ここ数日、イッセーはレイナーレのことを下僕やクラスメイトに訊いていたが誰もが知らないと答えていた。

 

まぁ、記憶を消されているから当然と言ったら当然か。

 

もちろんイッセーは私にも訊いて来たが知らんと答えてやった。

 

「それで、いつになったらイッセーに悪魔のことを話すんだ?リアス」

 

オカルト研究部の部室にて私はリアスに問いかけた。

 

「あの子が自分の体の異常に気付いたらここに呼ぼうと思ってるわ」

 

「それが妥当だろう。突然悪魔のことなど話したらあの馬鹿がより馬鹿になってしまう」

 

「ハハ、相変わらず弟さんには厳しいですね」

 

「弟を厳しくするのも姉の務めだ。祐斗」

 

「あらあら、立派なお姉さんを持って幸せですわね、兵藤くん」

 

「あいつはいいぞ、朱乃。今度貸してやろう」

 

苦笑しながら言ってきたのは原作キャラの一人、木場祐斗。同じく私と同じドSの姫島朱乃。いや、Mもいけるんだったか?

 

「祐斗。今日のイッセーの監視は小猫か?」

 

「はい。あ、この後剣の稽古に付き合ってくれませんか?」

 

「ああ。それぐらいかまわん」

 

祐斗は原作通り、剣の素質はある。鍛えればイッセーとは別の意味で面白い存在になるだろう。

 

コンコン

 

「ん?」

 

窓を叩く音が聞こえ窓を開けると私のペットであるジスの子供がいた。

 

ほう、イッセーが堕天使と接触したか。

 

それと同時、リアスのほうにも小猫から連絡が入った。内容は私と同じだ。

 

「先に行くぞ。リアス」

 

「ええ、貴女が行くなら安心出来るわ」

 

私はイッセーがいる公園までジャンプすると、そこには走り回っているイッセーと空から光の槍で攻撃してくる堕天使。

 

「まったく、いったい誰の許可を得て私の弟を苛めているんだ?」

 

私は魔方陣から自分の得物を取り出しイッセーと堕天使たちに近づくと二人は私の存在にやっと気づいたのかこちらに振り向いた。

 

「あ、姉貴・・・・」

 

「そう涙目になるな、イッセー。お前を苛めるのも拷問にかけていいのも私だけだ」

 

「・・・・・出来れば後者は無しで頼む」

 

ふむ。一度死にかけただけあって思っていたより早くいつもの対応ができるようになっているな。

 

「何者だ?見たところただの人間のようだが・・・・見られたのなら仕方ない。死んでもらう」

 

「あ、姉貴!逃げろ!」

 

光の槍を出し私に向かってくる堕天使。

 

「ふん」

 

ザシュ!

 

「なっ・・・・」

 

私は堕天使の右手首を切り落とし、イッセーの傍まで行く。

 

「イッセー。今からお前に実戦での戦い方を見せてやる。しっかり参考にしろ」

 

私は得物を堕天使に向ける。

 

「さぁ、蹂躙してやろう。かかってくるがいい。堕ちた天使」

 

「ぐっ・・・たかが人間風情が・・・舐めるなッ!!」

 

残った左手から光の槍を出す堕天使。

 

遅すぎるな。まぁ、イッセーに実戦を見せるには問題ない速さか。

 

「堕天使は天使同様、光の力を使う。基本的は槍の形が多いが鍛錬次第で形を変えることが出来る」

 

「姉貴!前!前!」

 

「死ねぇぇぇええええええええっ!!」

 

ザシュ!

 

残った左手首を切り落としながらついでに蹴りを与え木へとぶつける。

 

「光の力は悪魔にとっては猛毒だ。悪魔なら注意するべきところだ。覚えておけ」

 

「くっ!ここは引く」

 

「させると思うか?」

 

帝具の力で堕天使の翼と両肩を氷で突き刺す。これで動くことはできまい。

 

「たかが堕天使の分際で私の弟を可愛がってくれた礼だ。すぐには殺さんさ。まずは逃げれないように翼を切り落としてやろう」

 

翼を切り落とし空へ逃げれないようにしたら次は両手足の骨を折っておこう。

 

「片目を潰し、耳を削ぎ、頬に風穴を開け、右胸を刺し、片足を斬り、指も切断しておく」

 

「こ・・・ころ・・・・せ・・・・・ころして・・・・・くれ・・・」

 

「この程度で根を上げるとはつまらん。もういい」

 

頭を突き刺し、絶命させる。拷問し甲斐がないつまらん奴だった。これならまだイッセーに軽い拷問かけていたほうが面白い。

 

「イッセー。参考になったか?」

 

「・・・・・・・・・・あ、ああ」

 

辛うじて返事をするイッセーに私は得物をしまう。

 

「そうか。今は混乱しているだろう。帰ったら全て話してやる。とりあえず落ち着け」

 

イッセーの目が泳ぎに泳いでいる。今何を言っても意味がないだろう。

 

私はイッセーを落ち着かせながらアイコンタクトで隠れているリアスに合図を送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、そろそろ落ち着いただろう」

 

自宅にて私はイッセーを自分の部屋へ上げイッセーが落ち着くのを待っていた。

 

「ああ、それでさっきの変質者はなんなんだ?」

 

「安心しろ。一から説明してやる」

 

私はイッセーに天使、堕天使、悪魔との三すくみのことから神器のことまでしっかりと教えてやった。

 

「そして、お前は一度、天野夕麻という偽名の堕天使に殺され、リアス・グレモリーの眷属として今生きているということだ」

 

「じゃあ、姉貴は夕麻ちゃんのこと・・・・」

 

「ああ、覚えている。お前が嬉々として私に言ってきたからな」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

俯くイッセーに私はこれからのことを話しておいた。

 

「明日、リアスから詳しい説明をされるだろう。今日はもう寝るんだ。特別に明日の朝の訓練は休みにしてやる」

 

最後にそれだけ告げるがイッセーは一向に部屋から出ていこうとしない。

 

「あ・・・姉貴は・・・・どうしてリアス先輩と一緒にいるんだ?姉貴もリアス先輩の眷属なのか?」

 

「リアスの協力者だ。帝具の情報もしくはそれを手に入れた場合無条件での引き渡し。その代わり私はリアスたちとの全面的な協力」

 

「帝具?神器とは違うのか?」

 

ふむ。どう説明しようか。実際に見せたほうがこいつもわかりやすいだろう。

 

私はイッセーの手を取り自分の胸元へと近づけさせ帝具の印に触れさせる。

 

「これが私の帝具、魔神顕現デモンズエキス。氷を操る力を持つ」

 

「へ、へー、これが」

 

イッセー、お前の視線が私の胸の方に行っているのはよくわかるぞ。まったくこんな時でもスケベ心を忘れないとは。

 

「神器とは違う別の力と覚えて置け。他にも傷口から呪毒が入り、即座に死へと至らせることが出来る帝具もある。私が言えるのはそれだけだ」

 

「・・・・わかった。これ以上は何も聞かない」

 

「そうか、なら今日はもう寝るんだ」

 

「ああ、お休み」

 

そうしてイッセーは自分の部屋へと戻った。

 

あ、また一緒に寝て苛めるのもよかったかな?

 

「まあ、いいか」

 

私も寝るとするか。明日はイッセーにリアスのことを紹介しなければなならんしな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ある程度の説明はセレナから聞いているけど改めて紹介するわね。祐斗」

 

「僕は木場祐斗。兵藤くんと同じ二年生ってことはわかっているよね。えーと、僕も悪魔です。よろしく」

 

「・・・・一年生。・・・塔城小猫です。よろしくお願いします。・・・・悪魔です」

 

「三年生、姫島朱乃ですわ。いちおう、研究部の副部長も兼任しております。今後ともよろしくお願いします。これでも悪魔ですわ。うふふ」

 

「そして、私が彼らの主であり、悪魔でもあるグレモリー家のリアス・グレモリーよ。家の爵位は公爵。よろしくね、イッセー」

 

「リアスの協力者。お前の姉、兵藤セレナだ」

 

今日の放課後、私はイッセーを呼びリアスたちを紹介し合った。さすがに昨日説明しただけあってイッセーも落ち着きながら自分の事を受け入れることが出来た。

 

「さて、イッセー。さっそくで悪いがお前にはやってもらいたいことがある」

 

「え、もう!?」

 

「セレナ。別に今でなくてもいいんじゃないかしら?」

 

「そういうわけにもいかないさ、リアス。それにこれは協力関係するときに言っておいただろう?」

 

「それはそうだけど、まだ早いんじゃないかしら?イッセーはまだ悪魔になって数日よ?」

 

「だからこそより早く慣らす為、経験を積ませるためにも必要だ」

 

「んー、わかったわ」

 

イッセーの主のリアスも了承したことだし、これで問題ないな。

 

「あ、あのーこれから俺はいったい何をさせられるのでしょうか?」

 

「悪魔専用の拷問フルコースだが?」

 

私がそう言うとイッセーは全身震わせながらリアスの後ろに隠れた。まったく冗談が通じない奴だ。

 

「冗談だ。相手は祐斗。頼めるか?」

 

「はい」

 

「では校舎裏でいいだろう。朱乃は結界を張っといてくれ」

 

「あらあら、わかりましたわ」

 

「なら、行くぞ。イッセー」

 

「だから、何をさせられるの!?俺は!?」

 

「お前は今から祐斗と戦ってもらう。今現在の実力を測る為にもな」

 

「え?マジで?」

 

「大マジだ。さぁ、行くぞ」

 

私はポケットから首輪を取り出しイッセーの首に着け引き摺りながら校舎裏まで連れて行き、無理矢理朱乃が張った結界内へ入れさせる。

 

「今からお前達には実戦に近い戦いをしてもらう。共に神器を使って戦い、相手を降参させたほうが勝ちだ。いいな?」

 

「はい」

 

「・・・・・・」

 

「イッセー」

 

「はぃぃぃいいいいいい!!」

 

まったく、まだやる気がでないか。仕方ない。

 

私はイッセーに近づき耳打ちする。

 

「もし、お前が勝てばお前の言うことなんでも一つ聞いてやるぞ?」

 

「な、なんでも・・・・・!」

 

「ああ、何でもだ。お前がしたいと思っていることを私に言うがいい」

 

「じゃ、じゃあ、胸を触ったりするのも」

 

「お前がそうしたいのならな」

 

「よっしゃぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!かかってこい!イケメン!絶対俺が勝つ!」

 

これでイッセーもやる気になったろう。祐斗は元から問題ない。

 

私が結界を出ると同時、イッセーも祐斗も神器を発動した。私はイッセーの神器を見てある懸念がある。原作ではイッセーが初めに発動したのは龍の手(トゥワイス・クリティカル)。だが、イッセーが発動したのは赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)。私が鍛えたからそうなったのかはわからんがこれはこれでいい。予定していたよりずっと面白くなりそうだ。

 

「それでは、始め!」

 

私の合図と共にイッセーと祐斗は駆け出した。

 

 

 

 

 

結界の外でリアスが私に先程の事を訊いてきた。

 

「ところでいいの?イッセーにあんなこと言って?」

 

「ああ、別にかまわん。聞いてやるだけだしな。叶えてやるともしてやるとも一言も言っていない。あいつが勝手に勘違いしただけだ」

 

「・・・・酷いわね」

 

「あらあら」

 

「・・・・ドSです」

 

 

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