東方 名も無き物語   作:雨月 鵶

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さて、連投です。
まだまだ未熟なので、何か意見などがございましたらくださいね


其の壱 ー初めまして、ボクはー

「で、永遠亭から何でわたしのところなのよ?」

紅白の巫女服を着た少女は少し怒り気味に白黒の魔法使い少女に尋ねる。

 

「ん?理由は此奴が外から来た人間だから、だ。さっきも言ったし見せただろう?」

「そうだけど」

「‥‥私も少し寝させてくれ。流石に眠い。あそこで寝るのはちょっとな‥」

 

苦笑いしながらそう答えた白黒の少女に対して紅白の巫女は溜息を一つつくと

 

「仕方ない。今回だけよ?あとあの子を家で寝かせる分一つ貸しよ?」

「‥‥わかった。じゃ、よろしく頼む、霊夢」

 

霊夢と呼ばれた巫女は不機嫌そうな顔をしながら、また溜息を一つついた。

 

 

 

 

 

 

「はい、魔理沙はそこで寝ときなさいよ。この子は奥で寝かせるから。」

「ん、あとは頼むぜー‥‥」

白黒の少女は魔理沙というらしい。霊夢に言われた部屋に入り寝たのだろうか、すぐに物音がしなくなった。

 

「さて‥‥問題は‥‥この子ね。にしても‥‥」

軽い。霊夢はそう思った。

普段あまり重いものを持たない霊夢が軽々と運べるのだから相当軽い。色々と心配になる。

 

とりあえず、布団を敷きその子を寝かしてあげ、特にすることもなくぼーっとしていると

 

「ん‥‥」

件の子が起きた。

 

「‥‥どう?まだ体調悪いかしら?」

と、尋ねると

 

「‥‥いえ‥‥大丈夫です」

と答え、上体を起こした。が、まだ少し顔色は悪かった。

 

「‥‥無理しちゃダメよ、と言いたいところだけど‥‥聞きたいことがあるのだけど‥‥大丈夫?」

「‥‥はい、大丈夫です。」

(あまり時間をかけられないわね‥‥)

 

相手のことを考えそう霊夢は判断し、質問の数を減らすことにした。

 

「‥‥まず、これは‥‥貴方のよね?何処か‥‥わかる?」

例の写真を渡し、それをみたあの子は

「はい‥‥ボクのです。‥‥はい‥‥わか‥‥」

そこで止まった。

「‥‥‥どうしたの?」

「あ、いえ‥‥ちょっと、忘れちゃったみたいで‥‥」

「あ、そうなの‥‥」

(‥‥忘れた?)

霊夢は何か違和感を感じたものの時間を気にしていたため、次の質問を投げかける。

 

「どうしてあんなところに?」

「気がついたらあそこに‥‥‥」

「‥‥‥えーと、落ち着いて聞いてね?貴方は多分、迷い込んだの。こちらの世界、幻想郷に。」

あの子は霊夢を怪しむような目で見つめる。

 

「まぁ‥‥‥信じられないわよね。でも、事実なの。‥‥今度その辺を案内してあげる。それで分かるはずよ」

「‥‥‥わかりました。今はそういうことで納得しておきます。」

「ん、ありがと。これで質問は終わり。‥‥あ、自己紹介がまだだったわね、博麗霊夢よ。ここ、博麗神社の巫女よ」

「‥‥えぇと、ボクは‥‥‥‥ボク‥‥‥」

また止まった。流石に、霊夢も異変を放って置くことが出来なくなって尋ねる。

 

「どうしたの?」

「名前が‥‥‥‥思い出せません」

 

 

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