メタルマックス 斜めにまっすぐ見た世界   作:KR410

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なんだか目に映る風景がすべて殺伐としているような、灰色の、それ以外の色が存在しないのが当たり前のような、そんな世界のとある街。

世界は奇怪な怪物達が人類の生存を脅かし続けていた。


第1話  陸上自走爆雷の群れ・・・そこには漢のロマンが

ある日の午前中、特に珍しくもないモンスターがとある砂漠のハンター集団によってしとめられた。

この世界では日常的なモンスターハント、人間にとって有害な怪物狩りだ。

 

銀色の軽金属ボディーに大量の炸薬搭載、巡航速度60km/hで砂塵の大地を失踪する通称、Mr.カミカゼ と呼ばれる種類のモンスター。

このあたりではよく見るモンスターである。

 

いつもなら、ハンターたちの使う命中率の余り高くない20mm機関砲の着弾で派手に爆発するのだけど、今日はどうゆうわけだか爆発しない。

不発の Mr はめずらしいが、倒れてる彼は不発爆弾なので近付くこともできない。だけど爆発するまで機銃やその他の弾薬をばら撒くのももったいない。

 

一応、モンスター退治を終えたハンターたちは、記録写真の撮影と 爆発物注意 のビーコン杭「黒」を打ち込んでその場を去っていく。

この処置をしておけば、オフィスから爆発物撤去の依頼が近いうちに出されるだろう。

 

 

その光景を少しはなれた、砂漠迷彩の軍用トラックの助手席から眺める老人の姿があった。

 

その男は、1周回っておしゃれな黒ブチ丸メガネに白いヒゲと爆発した髪、白衣に身を包み屈託のない笑顔に奇妙な笑い声。

壊れてイカレタこの世界の人達が見てもかなりハッピーな老人だった。

 

博士「ヒヒッ ヒヒヒッ 新鮮な実験体がおるよイゴール君。」

助手「・・・博士、ハンター共、見えなくなるまで、待機、やつら、博士、嫌ってるゾ」

博士「ヒヒッ!そうじゃった、なぜかハンターの人はワシを嫌っちょる、不思議じゃの~」

助手「・・・・・ゾ」

 

この老人の名は Dr.ミンチ、フランケンシュタインのような容姿の巨大な助手 イゴールと共に荒野をさすらいながら研究に没頭する半生を送っている。

 

研究課題は ”究極の生命とは? 死んでも死にきれない 蘇生学”

 

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博士は、今では御伽噺になりつつある、人類史上最凶最悪の大災厄、一夜にして文明を崩壊させ数年で人類を絶滅の淵にまで追いやったと言われる 通称「大破壊」 の数少ない生き証人の一人でもあった。

名外科医と呼ばれた若き日に大破壊の中、自分の診察台に運ばれる前に消えていく命に激昂し、最前線で医療活動に志願する。しかし人類の9割以上の命を奪ったこの大災厄の中、彼の医術は余りにも無力。

  そして博士は蘇生術の研究に取り付かれた。

数十年、数え切れない人間の生き死にに接するうちに、人かモンスターか?善か悪か?生命か機械か?の枠をこえ 新鮮な死体か(実験体か)そうじゃないかで世界を判断する、激しく痛い人になっていた。もはや彼に人とそれ以外が区別できるのかさえ疑問である。

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イゴールと博士が車で話してると Mr から青白い煙がモクモク。

 

博士「新鮮じゃ~、新鮮じゃよ~、イゴォォォルゥ!」

助手「・・・しょうが・・ないゾ」

 

イゴールは、車を急発進させる。このトラックは、外観こそ非武装の6輪ハーフトラックだが、エンジンは戦車用の13000馬力ディーゼルエンジン「ロケットカルメン」を積み、砂漠でMBTクラスすら牽引可能な化け物である。

 

博士「急げ~、新鮮じゃ、新鮮が、新鮮じゃない、困るよ~」

車をとばしてMrに近付くと、博士に気づいたハンター達が拡声器でわめき散らしながらこちらに向かってくる。

Mrに駆け寄ると、イゴールは荒っぽく怪力に物を言わせて、今にも爆発しそうなカミカゼ不発爆弾を荷台へ投げ込んだ。

 

助手「博士、実験体、回収したゾ」

博士「イゴール、患者の様態は?」

助手「・・・おとなしく、死んでる、まだ暖かい」

博士「ヒ~ヒヒ、新鮮じゃよ~、ヒヒ、実験じゃ~」

 

喚起の奇声を上げながら博士達は、近くの町「ヨルレイク」の離れにある自分の研究所に帰っていく。フラットな砂漠なら250km/hで疾走するモンスタートラックは、あっさりとハンター達を振り切って瞬く間に研究所に到着した。

 

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博士の蘇生術は、彼の発見した自称 ビリビリエレキ と呼ばれるプラズマ状エネルギーを、電撃パッドで直接実験体に放電するとゆう大雑把なもので、使用されるエネルギー、蘇生の仕組みはミンチ以外誰にも理解不能でありそのため ビリビリエレキ の存在自体疑問視されている。

ただし、実際に博士の実験では3割強の確立で死体が動き出す。

機械生命体すら生き返ることがある全てが謎のMADな蘇生術だった。

  ちなみにフランケン風の助手はただフランケン風なだけで博士の患者とゆうわけではない。

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博士「90・95・100・チャージ、生き返れぇぇぇ!」

バリバリ! バチバチ! ビリビリビビビ!

博士「・・・?」

助手「タララララ~、オルガンを弾いている、鍵盤操作で何かを操作してるようにも見える」

博士「さあ、蘇るのだ~」

バァリバリ!ビィリビリ!バババボボボビビビ!

助手「ダラララデデデ~、なお激しく弾き狂っている」

博士「・・・、し、失敗じゃ~。」

 

 ・・・・・

 

研究所裏に大穴を掘るイゴール、その中に丁重に Mr を土葬して博士が卒塔婆に戒名を書く。

 

   「実験体280号 ここに眠る」

 

墓の前で手を合わせる二人。・・・、すると突然墓土が盛り上がり280号が立ち上がった!

博士「ヒャアァァ、べっ、びっくりした、せ、成功かの?ヒヒ、成功じゃ~!」

今回も理由は良くわからないが成功したらしい。

Mr はしばらく戸惑っていたが、元気良く、灰色だが晴天の地平線のかなたに走り去っていった。

手を後ろ手に組み、満足そうに見送るDrミンチ。

博士「死んだらまた来るんじゃよ~」

助手「・・・」

 

博士が研究所で実験データの照合、検証をしている。

博士「うぅぅぅむぅぅぅ、データが足りん!生きのいい死体がおらんかのー、のー?」

そんな事をしていると突然に・・・

 

ぐぅわあぁぁぁぁんんんんんん!!!!!!!

ごぉぉぉぉんんんん!!!!!

 

博士「な、なんじゃぁぁぁぁぁ!」

地平線のかなたが真っ赤に染まる!

尋常ではない爆発音と、ハリケーン並みの爆風で、プレハブ研究所が吹きとんだ!

 

わぁぁぁぁぁぁぁんんんんん、鼓膜のビリビリが鳴りやまない。

博士と助手はその場に立ち尽くして、爆心地を見つめている。

どうやら Mr が爆発したらしい、が しかし Mr の爆発はこんなに大きいはずは無かった。

 

助手「・・・」

博士「あれは無理じゃの~」

 

・・・・・

・・・・

・・・

 

数時間後 爆発の原因調査が始まったとき、研究所跡に博士達の姿は無かった。

 

 




メタルマックスの世界観が好きで好きで。
とうとう脳みそから世界感が飛び出した。
これは宮岡氏と山本氏とバイアスグラップラーの生体改造のせいだと思う。

文才はないんで読みにくいですし、そもそもメタルマックスの世界を知らない人にはわかりにくいですがMMを知らない人の目に一人でも留まれば嬉しいな♪
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