メタルマックス 斜めにまっすぐ見た世界   作:KR410

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 かなたはテントの中で横になっていた。
16年の短い人生が走馬灯だった。あー、グルグルしてめまいが・・・

とゆうより、この三日とその他の16年のバランスが悪すぎて気を抜くとまた、薄ら白い大事なものが口から出そうだった。

実際は、かなたは気を失う寸でのところでかろうじて踏みとどまった。
踏みとどまりはしたが何も言えずによろよろとその場から逃げ出し、休憩所のテントにたどり着くと倒れこんでしまった、かなりかっこ悪い。

緊張で激しくめまいと吐き気がしていた。
・・・・・オエ。


第10話  ソルジャーは天才

モンスターハントを生業にするモンスターハンターにはさまざまな専門職を持つものがいる。

ある程度熟練のハンターは自分に向いた専門職を持つようになる。

 

 肉弾戦を得意とするソルジャー

 火器、電子機器、車両の修理が得意なメカニック

 そして車両の扱いに優れ修理や肉弾戦もバランスよくこなす者を ザ・ハンター と呼ぶ。

(細かく分類するとその職業は果てしないが大別するとこの3つになる)

 

見習いハンターにはこのような専門職の称号はなくただ ハンターと呼ばれた。 

 

----------

 

ブレーカーアルは ザ・ハンターと呼ばれる凄腕だ。

 

しかし、彼は今、激しく落ち込んでいた、以外にも彼はナイーブだ。

 

 

アル 「ガビーン、何だ、何かしたか、オレ?」

アル 「顔か?俺の顔がいけないんか?」

 

しかもアルは一度思い込むとアレなタイプだった。

 

アル 「それとも何だ、腕が太すぎるんか?ダイエットした方がいいか?」

 

アルは考えが口に出るタイプだ。間違いなくいい人だ。

 

アルの顔は強面だが凶悪な顔面ではない、背が高く体格も良く線の太い体だがマッチョなほど筋肉質ではなく肩書きが無ければどう見ても優しい大男って感じだった。

 

 

 そんなアルを姫子が励ましている?

 

姫子 「ちょっと、アル、まーた落ち込んで」

 

どうやらいつものことのようだ。

 

姫子さ 「んー、しょうがない、この凄腕姫子さんが何とかしてあげよう!」

 

すると、言葉が終わらないうちに姫子さんのボディーブローがアルに炸裂!!!

凄腕ソルジャーの懇親の一撃、かなり大きなアルがぶっ飛ばされた。

 

  ドォォカァァァァンン

アル 「いぃぃっっったぁぁぁぁぁ」

 

姫子さん 「目え覚めたかぁぁぁっこのうすら・・・・・」

 

瞬間、恐い顔になった姫子さんが、ハッ と我に返りキュートな笑顔を浮かべる」ニッコリ♪

 

アル 「ぃつつつつ」

 

アル 「・・・・・」

しばらく姫子を見つめて無言で抗議していた、だがその瞳の光は単純な受けた痛みや怒りだけでもないようだった、まるで親が子を見守るような(ぶっ飛ばされたのは彼だが・・・)

 

アル 「・・・姫子さん、もうちょっと加減してもらえないでしょうか?」

 

姫子 「・・・あら、アルさん、ごきげんよう」

 

アル 「あなたのグーはしゃれじゃーすみませんよ、ったく」

 

逆さまで、地面から姫子を見上げるアルがムスッとした顔で抗議する。

実際、アルでもなければ彼女の一撃を受けてこんな軽口は叩けないだろう。

 

姫子 「よし、目が覚めたのなら少年のお見舞いにいきましょうか」

 

自分も原因の一人であることを姫子さんはまったく自覚してなかった。

 

----------

 

休憩所のテントでかなたは横になっていた。

さっきよりは少し気分も落ち着いてきた。

 

そこに姫子と・・・・・申し訳なさそうにアルが入ってきた。

アルは少しはなれたところでこちらを見ている。

 

姫子 「起きてるかー少年?」

姫子は かなたにデコピン一発。

 

 かなた 「ヒッ・・・イタタ」

かなり痛い、猛烈に痛い、瞬間死を覚悟した。が、痛みがなじんでくると気持ちが落ち着いてきた。

 

アル 「ちょっと、姫子さん!」

姫子 「んもー、アル!こっち来なって」

 

姫子 「少年、人の顔を見ていきなり卒倒するのは失礼だよ」

姫子 「まー、アルの顔は恐いらしいからよくあることなんだけど」

少しばつが悪そうに目線をちょい上にそらして頭を掻いてらっしゃる。

 

 かなたはその言葉を聞いたら、そらそうだ!と妙に納得した。

 目の前にいる二人から悪意が感じられないからだろうか。

 かなたは上体を起こしたが、うつむいたまま小声で答えた。

 

 かなた 「ごめんな・さ・ぃ・・・」

 

姫子 「ん、素直でよろしい」

 

離れた場所でアルも微笑んでこちらを見ている。

 

かなたは張り詰めていたものが切れて、申し訳ないやら恥ずかしいやら恐いやら嬉しいやら驚きやら感動やら・・・感情が爆発した。

何だかわからないけど涙が止まらない。

 

姫子、? 「ところで少年、・・・なんで泣いてる?」

アル、焦 「ああぁぁぁぁぁぁ!」

アルが駆け寄ってきた。

 

アル、焦 「デコピンが痛かったんか、姫子ぉ! あれほど加減しろっていつも言ってんだろ!!!」

姫子、必死 「加減したわい!!!」

 

アルは優しい人間だった。そのため本能的に かなたと 姫子の間に割って入る。

だがそれが かなたにとって不運だった。

 

アル、あーだこーだ 「大体お前は・・・・いつもいつも・・・・・」

姫子さ、そーだどーだ 「アルだって・・・・だから手加減してるっての・・・・・」

しばらくの口論の末に

 

   姫子さん 「歯ぁくいしばれやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

くいしばる前にまたもアルに渾身のボディーブローをお見舞いした。

 

アル 「ぐふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

かなた 「おわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

アルの背中越しに かなたもぶっ飛ばされた。

結局、薄ら白い大事なものがいろんな穴からはみ出していた、かなたは意識を失った。

 

気を失う直前に かなたは思った、

「卒倒の原因の半分が姫子さんです」って知られたらほんとに命が無いな。

そんな事を思いながらほんの少し苦笑していた。

 

  ・・・・・ガクッ・・・・・

 




ウォンテッドモンスターを倒すようなハンターは、まんま魔人だろう。
そりゃーもう、酒でも飲まない限り近寄りがたいと思う。
それとも、大人になるとドラッグの使いすぎでその辺の理性がすっ飛ぶ人が多いのかな。


メタルマックスのソルジャーは抑えられない破壊衝動を隠してるような演出が良く見られる。

なぜだろうと妄想してみる。
 ノアとの最終戦争時の生体改造を受けたバイオニックソルジャーの末裔?
 それとも遺伝子改造に成功したミュータント?
 いやいや、逆に放射線や薬物汚染による副作用?

いずれにしてもソルジャーの驚異的な身体能力は多くの場合先天的なもので努力では得られないものだろう。
だから、ソルジャーは生まれ持っての天賦の才を持っているのです。
素手で戦車と戦えるぐらいの。

姫子さんもやはりそんな天才ソルジャーです。
気づかれたかもしれませんが破壊衝動が強くなると、低 姫子→姫子さ→姫子さん 高  にセリフ前の文字が変わってます。
ともなって 姫子のときはニッコリ で 姫子さんはかなり凶悪な顔をしています。

そうそう今回のかなた君は破壊衝動が出たときの姫子さんの凶悪フェイスは間に入ったアルのおかげで見てません。

破壊衝動が強ければ強いほど一般の生活はできないだろうな~。
MMの世界で一般の生活ってなんだろう・・・
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