すごい対空兵装でも持っているのだろうか・・・
かなたは、蜃気楼 舞う灼熱の名もない町を訪れていた。
トレーダーから聞いた、とある噂に誘われて・・・・・
とある町のとある小さな修理屋に、とあるバイクが置いてあった。
修理屋の店主は、奇声を上げて笑いながら、焦点の合わない泳いだ目線でそのバイクを楽しそうに修理している。
店主 「ヒィーーーーーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒー♪」
そのバイクは、砂漠には似つかわしくない、洗練されたデザインをしていた。
車体全体を覆ったカウル、低いハンドルと車高、太くてつるつるのタイヤ。
フロントカウルの中央からは機関銃が一門覗いている。
バイク自体はそんなに珍しくはないが、こんなにカッコイイバイクを見るのは初めてだった。
聞けば、所有者に不幸と災いを呼ぶ、呪われたバイク としてこの街では評判の一台なのだそうだ。
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修理が終わると、流れの外人ハンターが、そのバイクにまたがり街を出る。
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三日後。
あの修理屋の店頭に、また同じバイクが置いてある・・・、偶然、似ているだけだろうか?
修理屋の店主は、奇声を上げて笑いながら、前より楽しそうに修理している。
修理が終わると、違う外人ハンターが、そのバイクにまたがり砂塵の中に消えていく。
店主の状態は前より悪化しているようだった。
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さらに一週間後。
またまた同じバイクが置いてあった!ついに自分まで呪われてしまったのだろうか。
店主はもはや精神が完全に崩壊していた。
店主・壊 「帰ってくる、帰ってくる、帰ってくるぞぉ、ヒィーーヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
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数日後。
かなたがその町を出たとき、例のバイクがスタックして砂にはまって動けなくなっていた。
見知らぬハンターの亡骸を傍らに。
少し離れたところから、旅人らしい人影が、町に向かって歩いて来る。
そのバイクを見つけた、その旅人は、そのバイクを起こし、嬉しそうな表情を浮かべて近くのあの町の方角に消えていく。
たぶん、街で唯一の、あの修理屋に持ち込むのだろう・・・・・
かなたはハンターの亡骸に手を合わせて、この呪われた、熱砂にゆらめく町を去ることにした・・・
あほらしくて。
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あとがき
レーサーレプリカタイプのあのバイク、
アレでいったい何をするのだろう?
神輿やバイオタンクの陰に隠れている(?)が実は一番の際物はこの子じゃないだろうか。
(みこしもバイオも何とか砂漠走破できる・・・みこしは無理か?)
レプリカを見慣れた現実の人間はアレで砂漠を渡れないのは百も承知。
だけどMM世界の人間なら、あのフォルムから、あのつるつるの太いタイヤから何だか近未来的な超科学を連想するかも知れない。
そして、クルマ を所有することが、一種のステータスのこの世界で、謎のクルマが売れないわけがない・・・・・
ちなみに、冒頭のトレーダーの噂の通り、かなた君は強力な対空兵装を探しています。
なにかそれ系の困ったことが起こったんでしょね~。
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その羽根のはえたクルマが本気を出せば、オーバーロード をも軽く ちぎる とゆう・・・・・
かなたは次の町の入り口でスタックしていた、えらいカッコイイそのクルマに、無感動に50口径をぶち込むのだった。