メタルマックス 斜めにまっすぐ見た世界   作:KR410

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この世界で唯一の全人類規模ネットワークを誇る「ハンターオフィス」。


その活動は多岐にわたるが、
世界地図製作、遺跡調査、怪物狩り、兵器、科学技術、資源などの情報の収集、仲介、斡旋、そしてそれらの活動に対する費用や報奨金を管理する、 基本的には事務屋で、いわば役所である。

主な収入源は仲介手数料、ピンはねである。
1社独占の仲介業は法外な利益を生み出していた。

固有戦力は保持せず、オフィス事態に軍事力は無いが、ほぼ全てのハンターがオフィスの下請けとして仕事をしているため実態としては、現在 「世界最大にして唯一の多国籍軍事組織」 とみることもできる。
その規模はどんな犯罪組織をも凌駕している。

ハンターは個人、または数人で個人会社を作り、オフィスで労働契約を結ぶのが一般的だが、傭兵団や大規模な調査をするような、中~大規模会社組織 「カンパニー」 と呼ばれるオフィスと個人の中間のような会社組織も存在する。
だが、多くの場合カンパニーとオフィスは協力関係にあるのでやってることは個人とさほど変わるものでもない。


第2話  人間の賞金首は慎重に確認を!

ヨルレイクの街の少年、 かなた がオフィスにハンターの契約を結びにやってきた。

 

 

この世界では珍しくも無い天涯孤独の たぶん13歳。

 

街には一応 養護施設はあるが、ある程度成長すると追い出されてしまうのだった。

街の治安は悪くないが、土地も痩せ水源も豊富とは言えず人口も少ない、 言ってしまえば寂れた田舎である。

13歳の孤児の少年に働き口などあるわけが無い。

他のメタルマックスの主人公と同じく、夢や希望に心を躍らせ❤・・・・・、ではなくて、彼は明日の食事のために、ハローワーク的なノリで職をもらいにやってきた。

 

小さな街のオフィスは、以外にも、結構、賑やかだった。

 かなた 「あ、あの、ハンター契約をお願いしたいんですけど」

受付の人、女性「はいはい、ハンター契約ね、それじゃー4番の窓口に並んでくださーい」

 

4番の窓口はすいてる、ラッキー。

 かなた 「ハンター契約をお願いします」

窓口の人、ヒゲ「何か身分証になるものある?」

 「(顔、コワッ!!!)」 かなたはこんな恐い顔の人を初めて見た。

 かなた 「ヨルレイク養護院の在院証明書でいいですか?」

かなたが持ってる身分証はこれ一枚だった。

 

窓口の人 「う~ん、ちょっとまってね、照会してみるから」

窓口の人 「・・・犯罪歴は無しね、OK、じゃー登録しとくから9番に並んで」

窓口のヒゲは顔は恐いが対応は普通だったことにほっとして、9番の場所を教えてもらいそちらに移動する。

 

9番の窓口はものすごい行列になっている。

荒っぽい連中も多いハンターの行列は、13歳の少年にとって実像以上に恐ろしかった。(実際、そんなに恐ろしい人は並んでませんが、かなた君EYE で見た心情です)

そんな恐怖体験が2時間ほど過ぎてようやく順番が回ってきた。

 

 かなた 「ハンター契約に来た かなたです。」

窓口の人、マッチョ 「かなた君ね、ちょっとまってね、えーと かなたかなたかな・・・」

 「(超マッチョ!!!)」 かなたはこんなマッチョも初めて見た。こんな田舎ではデブは珍しいがマッチョも相当珍しい。

 マッチョは、かなた用の書類とドッグタグ、クレジットカードを棚から取り出してきた。

マッチョ 「字の読み書きは大丈夫だな?」

 かなた 「・・・一応は。」

かなたは、読む方は何とかいけるが書くほうは激しく怪しい。

 

マッチョ 「じゃー、新米君。簡単にハンター契約について説明するからよく聞くように」

超マッチョなオフィス職員は、ハンター契約について説明を始めた。

 

  内容をざっと要約すると、

オフィスの活動内容。

オフィスをからの(仕事の)依頼の受け方、仕事料、報奨金、違約金について。

オフィス用クレジットカードの使い方。

情報に対する価値。

オフィスから受けられる支援と、レンタル装備について。

依頼内容の種類と難易度について。

(このやり取りはあとがきに載せてます、暇な方はどうぞ)

----------

 

マッチョ 「仕事中の事故の損害、傷害、死亡しても、基本的にオフィスは関知しないからそのつもりで」

 

かなた 「・・・・・あの、依頼を失敗したときの違約金ってどのくらい払うんですか?」

マッチョ 「契約内容によって違うけど、だいたい2~5割ぐらいかな。」

 

 かなた 「5割りー!!!」

 

マッチョ 「急ぎや、ほんとに困ってる依頼も多いからね~。この業界、背伸びをすると痛い目にあうよ、気をつけなよ」

マッチョ 「それとあんまりオフィスに借金がたまって返済が滞ると人間でも怪物指定されることがあるから、まあよっぽどの場合だけどね」

 

 かなた 「えっ! 人も指名手配されるんですか?」

マッチョ 「そうだよ、大掛かりな対人テロ、有力者の殺害、それにオフィスへの借金」

マッチョ 「あー、それと、手配犯はデッドorアライブだけど、殺した後に間違ってましたは通用しないからね」

マッチョ 「例えば、盗賊団の親分なんかは影武者をよく使うんだ。 影武者が一味なら、その影武者に手配がかかって無くても罰金で済むんだけどね」

マッチョ 「だけど、影武者が、拉致された一般人なんて日には かなた君が追われる身になるわけよ」

 かなた 「・・・・・・・・・・」

マッチョ 「まー、犯罪組織なんかと個人でやり合ったって、ろくな事にならないよ」

マッチョ 「うらまれる、報復される、寝首をかかれる、割に合わないから手を出しては駄目だ、そうゆうのは、それ専門のカンパニーに任せるのがいいな、やっぱり」

 

マッチョ 「そうだ、もう一つアドバイスをやろう」

 

マッチョ 「超高額賞金首は、特に 「お尋ね者」 と呼ばれて賞金首でありながら崇拝や信仰の対象になってるすごい奴らがいるんだ。

マッチョ 「まあ、モンスターなら まんま天災クラス、人なら街ひとつが全て戦力だったり超兵器で武装してたり」

マッチョ 「神か悪魔を敵にまわすようなもんだから、お尋ね者はもちろん、お尋ね者狩りハンターにもうかつに近づかないのが長生きするこつだぞ」

マッチョ 「奴らは例外なく化け物だ、まあこの辺にはいないけどな」

 

一通り説明を聞いて かなたは何だか憂鬱な気分だった。死と違約金の2文字だけが頭の中でグルグルしていた。

 

マッチョ「じゃあここにサインして」

かなたは一応名前ぐらいは書ける、怪しい字で何とかサインする。

 

マッチョ「まあ、がんばれ 新米!」

大声だがいかにも心のこもらない他人事の励ましで かなたは晴れて独立開業したのだった。

 

 

マッチョ「はい、次の人!」

 




   あとがき

ハンターオフィースはあの規模の活動の割りに情報の交換は陸送が基本でメディアは紙。(だったらいいな、簡易なメモリーだと磁気嵐でズタズタ)
緊急時の長距離通信は比較的電波状態の良い地域を結んだモールス。
核戦争の後遺症で電波状態は最悪、無線は車内会話がせいぜい。
一部に高速通信ネットワークや大量輸送システム、物質転送装置も残っているが動作が不安定で修理の技術は失われているため故障すると放棄するしかない。

規模は大きくても情報伝達の手段と高速移動手段が無いため緊急に街のオフィスが集められる戦力は周辺の街のハンターの増援がせいぜいだろう。
それでもそれなりの戦力だけど国際的軍事派遣企業なのに・・・(2のオープニング、活動規模ではグラップラーよりハンターオフィスのほうが大きいはず)


----------マッチョのハンター契約説明----------

マッチョ「このドッグタグが君の身分証の変わりになるから。オフィスのある街ならどこでも通用するものだから、なくさないように」

マッチョ「オフィスからの仕事は仕事内容によって前金、成功報酬、ボーナスそれぞれ ある、無し があるからその都度契約内容を確認するように。怪我や死亡などの補償はオフィスは一切関知しないよ。契約書にサインしたあとの内容変更は かなた君側からはできないからサインするときは注意しろよ」

マッチョ「依頼を完遂できない場合は違約金を払ってもらうから、無謀な契約は結ばないように」

マッチョ「報酬、サービスのお金の出し入れはハンターオフィスの受付でできるから、ただし現金の管理はこの専用カードでしかできない! このカードも絶対なくさないように」

 かなた「あの、違約金ってどのくらい払うんですか?」

マッチョ「契約内容によって違うけど、だいたい2~5割ぐらいかな。」

 かなた「たか!」

マッチョ「急ぎや、ほんとに困ってる依頼も多いからね~。この業界、背伸びをすると痛い目にあうよ、気をつけなよ」

マッチョ「それとあんまりオフィスに借金がたまって返済が滞ると人間でも怪物指定されることがあるから、まあよっぽどの場合だけどね」


怪物指定とはこの世界の有害な怪物、モンスターたちに対して懸賞金をかけてオフィスがハンターに討伐を依頼する賞金首制度のことである。
一般には街の自衛力では対処できないモンスターにその街の市民や財力のある個人がスポンサーとなりオフィスで仲介(有料)してハンターに依頼される。
例外的に凶悪犯(主に人の生死にかかわる犯罪)や犯罪組織もオフィスの指名手配に載ると、なんだかついでに賞金首に指定されてしまう。
人間の怪物指定は例外であり借金だけで賞金首リストに載るのはいかにオフィスの権力が巨大かの裏返しとも言える。(人間は本来オフィスの管轄外、人殺しを人殺せば人殺し、司法の失われたこの世界で中立的な裁定が下せない上に犯罪者の本人確認が極めて困難、オフィス加盟のハンターが間違って首狩をした場合オフィスは一方的に責任を放棄するため、この世界でも人間の賞金首の場合は生きたままの捕獲が基本になる。当然間違った人間を捕まえれば高額の賠償金を被ることになり間違って殺せば最悪、自分が賞金首になることも)


マッチョ「オフィスから受けられる支援は3つ」

マッチョ「一つ目は、街の周辺、遺跡、洞窟、山岳地帯、危険地帯の地図などの情報」

マッチョ「これは全て有料で最新情報が受け取れるから活用しろよ。情報にお金を渋るとろくなことにならんぞ」

マッチョ「逆に未開拓地域の情報を手に入れればその情報の信憑性に対して常時オフィスから報奨が付くから。ただし未開地は危険度がわからないから君にはまだ早いだろうね」

マッチョ「それと理由はいろいろだけど立ち入り禁止区域がある、地図でゆうとココとココ。オフィス指定の立ち入り禁止区域には入らないように、ハンター登録してる かなた君がここに入ると高額の罰金を支払ってもらうか登録取り消しになるからね」


マッチョ「次に、装備のレンタル。主にモンスターハント、賞金首狩りに必要な支援装備の貸し出し」

マッチョ「主なもので地図情報、ビーコン杭セット、記録用カメラ、ここまでは契約期間内であれば無料だけど延滞料はあり」

マッチョ「火器、戦闘用装備、戦闘用車両も有料でレンタルできるけど、どれも経験や実績がある程度ないと貸し出せないから。どうしても借りたいときはハンターの保証人を見つけること」


マッチョ「最後に、依頼される仕事の情報斡旋」

マッチョ「依頼は大きく分けて 4種類」

マッチョ「危険度の低いものから、まず街のアルバイト、単純な労働力を提供する仕事だから報酬もそこそこ」

マッチョ「次に物資、人員、情報の輸送。運ぶ物の価値とルート、距離によって危険度は変わってくる。違約金の割合は当然高いけど 報酬の割合も高め。くるま を持てるハンター向き」

マッチョ「運び屋の仕事は、各街のハンターオフィス間の情報は輸送車で運搬してるから定期的に仕事は出るし くるま が無くても輸送車の護衛の依頼もあるから割と需要も多い、まあこのあたりは割と平和だから難易度も高くないよ」

マッチョ「その次に未開地、危険地帯、立ち入り禁止区域の探索とその支援。オフィスから依頼が出るような探索活動は当然危険度が高いと考えて間違いない。これは二次遭難の危険も大きくベテラン向けの仕事だろうな」

マッチョ「最後に首狩り。街の自衛力より強力なモンスターが首リストに載るわけだから拳銃やショットガンでは歯が立たないモンスターばかりだから。ベテランでも戦闘に自信のない奴は敬遠する危険度の高い仕事だ」

----------本文に続く----------
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