メタルマックス 斜めにまっすぐ見た世界   作:KR410

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ムーレイに到着した、キャラバン一行は、昼までの2時間、休憩を取ることになった。

目的地がこの街までの旅人が10台ちょっと。
天候悪化に出発を見合わせる者もいるだろう。
もしかしたら脱落者も出たかもしれないが視界が悪すぎて確認のしようが無い。

反対に若干、キャラバンに同行する者も出るはずなので、午後の便は20台ぐらいになりそうだ。

かなたも、午後から同行する予定だが、彼女をどうしたものか・・・・・



第24話  酒場で女性(仲間)に チェンジのコール

  天候は相変わらず 悪 のままである。

 

 

あの拳骨から2時間、2人は会話をしていなかった。

メギは荷室の隅に座ってすねている。

 

スージーのチェックをしながら、かなたは彼女をどうしたものか考えるのだがなかなか答えを出せないでいる。

 

追い出して、また出発直前に騒動を起こされるのも迷惑だし。

 

いっそ、ボコボコにして・・・・・、そこまで鬼にはなれそうも無い。

 

しかも、喧嘩すればするほど引っ付いてくる。

   かなた・ため息 「もぉー、ほんと、何なの?あの子」

なんだか、どっと疲れた。

 

しょうがないので、きちんと話をして降りてもらうことにした。

 

砂を払いスージーに乗り込むと、彼女はまだ 奥ですねていた。

 かなたは、昼食のカップ麺風インスタントを2人前作り、彼女にも差し入れた。

 

 かなた 「・・・・・、メギさん、ちょっと話があります」

メギ 「・・・・・・・・・・」

メギ 「なんですか」

メギはどう見ても不機嫌だ。

 

 かなた 「まー、食べながら話そうよ」

 かなた 「・・・・・直で言いますよ、お願いだから降りてください」

メギ 「・・・・・・・・・・」

メギ・泪 「・・・・・・・・・・・・・・・」

メギ・泪 「・・・・・あの、あたし・・・行く場所がないんです、親と兄弟を盗賊に殺されて」

 かなた 「・・・・・えっ?」

 かなた 「・・・・・(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!)」

 

返ってきた答えが物凄いヘビーだ、これは予想を超えている。

親を殺された!と言って泣きそうな女の子への対応など流石のかなコンにも登録されていない。

かなたは動揺している。

 

メギ・泪 「もうしばらく一緒にいてもいいですか」

 かなた 「・・・・・・・・・・」

 かなた 「・・・・・・・・・う、うん」

こんな時、男の子なら「ノー」とは言えないものである。

 

メギ・うるうる 「しばらく、一緒にいてもいいの?」

 かなた 「・・・・・、うん、いい」

メギ・ケロリ 「やったー、ありがと❤」

 かなた 「・・・・・・・・・・?、あれ」

親を殺されたにしては、何だかあっさり立ち直った。

 

メギ 「あなた、名前は?」

 かなた 「かなた」

メギ 「かなたね、ふぅーん、変な名前」

 かなた 「・・・・・・・・・・」

3秒前まで激しく同情してたのに、今はもう カチンとくる、なんだ、この新感覚は?

かなコンは、この子に会ってからほんとに調子が悪くなっている、感情のコントロールがうまくいかない。

 

メギ 「かなた、歳は?」

 かなた 「・・・・・16歳」

何故に呼び捨て???あれ、質問してたのは、メギさんだったっけ?

 

メギ 「そー、じゃーあたしの方が年上だ!、なら、リーダーはあたしでいいわね」

 かなた 「・・・・・・・・・・、え?」

 

メギ 「じゃー、そーゆー事で、よろしくお願いします」

 かなた 「よろしくお願いします」

 

メギはその会話が終わると、笑顔でかなたの作ったカップ麺を、おいしそうにすすっていた。

一方、かなたは、自分のカップ麺を前に完全に固まっている。

 

----------

 

どうしてこうなったのだろう。

かなたは自問しながら、伸びたカップ麺を食べている。

なんだか、納得いかない。

いや、全部納得がいかないんだけど、そんな中でも特に納得いかないことがいくつかある。

 

メギ 「ふん、ふふ、ふ~ん♪」

メギは一転、上機嫌だった。

 

 かなた 「メギさん、少しお尋ねしますが、正直に答えてくださいね」

メギ 「いいわよ、あたし、嘘つきじゃないから」

 かなた 「メギさんの年齢は」

メギ 「19、こう見えても君より3つ年上よ」

 かなた 「えぇ~!」

歳は確認しようが無いが、こうはっきり言い切られると何もいえなかった。

 かなた 「・・・・・」

 かなた 「お父さんとお母さんが殺されたんですか・・・・・」

メギ 「・・・うん、そうなの、弟も殺されたんだって・・・・・」

メギ 「でも、10年以上前のことであたしは覚えてないの、だから気にしないでいいよ」

 かなた??? 「あれれ???いやいやいや?????」

 

何だかおかしいぞ、いや確かに嘘はないらしい。

あれ、なんだっけ、何で一緒に旅することを許可したんだったっけ?

・・・・・・・・・・

 

あ~!、あの 涙 だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 かなた 「泪、あの涙、あれは嘘泣きでしょ?」

メギ 「あー、あれはね、演出よ、演出。嘘はついてないわよ」

 かなた 「・・・・・・・・・・」

 

「うがぁぁぁぁぁぁぁぁ、だまされたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「だまされては無いんだけど、だまされたあぁぁぁぁぁぁぁ」

「ちくしょー、何て女だー」

 

   女の涙には裏があるものだ!

かなたは、高い授業料を払わされた。

 




   あとがき

考えた挙句、ペテンで仲間になる。

彼女の行動の理由は?
なぜ、かなたに付きまとうのか??

それは、はたして、なぜなのか!!!
(なぜなんだろー?)
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