メギとかなたの第一印象はコレだった。
ニコラはただのバカだ!
これが数分後の第二印象だった・・・
メギ・怒 「かなた、修理は、よそをあたるわよ!」
かなた 「う、うん」
メギはニコラを信用してない。
かなたもニコラを信用できなくなってきていた。
ニコライ 「まあ待てって、悪かった、誤るから」
メギ 「べーーー!」
ニコライ 「メギちゃん、奥のガレージに行ってみな、そしたら俺のこと少しは信用できると思うぞ」
メギ 「やぁだぁねぇぇぇぇぇ!」
メギは不機嫌のあまりキャラが変わっている。
ニコライ 「ダダこねるなって、現役のメカなんだろ、だったら感情じゃなくて仕事で評価したらどうだ!それで気に入らなかったらよそをあたりなよ」
メギ 「・・・・・、分かったわよ、だけど評価は辛いからね、覚悟しなさいよ!!!」
実際、女癖が悪かろうが、性格に問題があろうが、人間性は関係ない。
メカは、まず仕事の腕前だ!
それは分かってるつもりだが、納得いかないメギは、ぶつぶついいながらガレージの方に歩いて行った。
ニコライ 「あー、ひでー目にあった、なー、かなた」
かなた 「いや、俺は別に・・・」
かなたは、自然にため口になっていた。
ニコライ 「そうか、あのバカがただで修理した奇跡の車か!」
「よっしゃー、じゃあ俺は一晩で修理してやろうかな!!!」
ニコラはため口を気にしないタイプだった。
かなた 「えっ、一晩で?どうゆうこと」
ニコライ 「どうゆうことって、あいつが奇跡を起こしたんだぜ、俺もやるしかねーだろ?」
何を言ってるのかよく分からない、やっぱり他をあたろうか・・・
かなた 「一晩って・・・、一人でやるんでしょ、無理に決まってるじゃないですか」
ニコライ 「いーや、やる、あのバカに出来て俺に出来ないはずがねーだろ」
かなた 「・・・コルセットさんはそんな神業振るってないですよ」
ニコライ 「だったら、なおいいじゃねーか♪、俺は奇跡を起こして見せるぜぇ~」
やっぱり、預けるのはやめた方が良さそうだ!
ニコライ 「なんたってよー、あいつは俺の修行時代からのライバルなんだからよぉぉぉぉぉぉ!!!」
かなた 「はい?今なんて」
ニコライ 「負けられねー、よぉーーーし、やってやるぞぉぉぉぉぉ!」
かなた 「ニコラさん、ちょっと、今なんて?」
ニコライ 「うるせぇー、気が散るだろーがー!」
ニコライは既に、他のことが眼中に無いようだ。
作業台にスージーを乗せて猛烈に仕事に打ち込みはじめた。
まだ、お願いするとは言ってないのだが・・・。
かなたは叫んでみた。
かなた 「にぃーこらぁーい!」
ニコライ 「うるせぇー、ミラクルワーク中だぜぇぇ、仕事の邪魔すんじゃねぇぇぇぇぇ」
かなた 「・・・・・」
ポツンと かなたは取り残された。
そう言えば、メギが帰ってこない?
かなたも、ガレージに行ってみることにした。
手狭なガレージには、ぎっしり戦闘用車両が押し込まれている。
修理待ちのようだ、武装が外されている車両が多い。
だが、そこにメギの姿は無かった。
かなた 「メギさーん?」
メギ 「・・・・・」
返事が無い、なおも探してみる。
かなた 「メギさーん、どこにいるのー?」
叫びながら奥に行くと、階段があった。
地下室があるようだ、地下の電気がついている。
かなた 「メギさーん、いますかー?」
階段を下りて地下に潜ると、そこにはすごいオーラを放つ戦車があった。
かなた 「・・・・・」
かなた 「・・・はっ!」
そこに、明らかに実戦用に仕上げられた M4 シャーマンが座っている。
ハッチとゆうハッチ全てが開いていた、メギは中にいるようだ。
かなたはターレットに登り中を覗き込んだ。
かなた 「メギさん、何なのこれ」
メギ 「・・・すごいわ」
メギ 「・・・M4の欠点に全て対策が施してあるの、勉強になるわよ」
メギ 「このシャーマンなら、現役のMBTクラスと比べても遜色ないわね、きっと!」
かなた 「えっ?どうゆうこと、この戦車はやっぱりすごいんでしょ」
メギ 「いやいや、この戦車がすごいのよ! コレはM4タイプ、通称シャーマンって言うのね」
メギ 「戦車の中では、中の下ぐらいの戦車で・・・、まあ簡単に説明するとね、ガッカリな戦車よ、見た目の通りの」
かなた 「だけど、何だかすごそうだよ、これ」
メギ 「そうなのよ、すごいのよ、コレ! コレを仕上げたのがあいつだなんて・・・」
メギは複雑な表情をしていた。
メギ 「あいつ、やっぱりただのメカじゃないわよ、そうとう実戦に精通してるもの!」
かなた 「そう、それなんだけど、ニコラがね、勝手に修理始めちゃったんだ、今夜中に仕上げるって言って」
メギ 「なんですってぇー!!!」
メギは戦車から這い出すと、ニコラのとこに走っていった!
かなたは、またポツンと取り残された。
しょうがないから、しばらくこの戦車を眺めて、精神的充足感を補給した。
「かっ、かっこいい❤」
そしてお腹一杯になると、ニコラのとこに戻ることにした。
ニコライ 「うぉーりゃー!」
「トンテンカン、ガシガシ、キュイィィィィィン、ガガガガガ」
メギ 「ふんふん、なるほどー!」
ニコライ 「とおぉぉりゃぁぁぁぁぁ!!!」
「バチバチバチ、ガシャーン、ウィィィィィン、バリバリバリ」
メギ 「そうなんだ、この補強で安定性が上がるわけね!」
ニコラとメギは、メカニックの言葉で一晩中語り合っていた。
ニコラはハイテンションのままほんとに徹夜で全力作業を続けた。
メギも必死で彼の理論と技術を盗んでいた。
かなたも横で起きていた、彼も必死だった。
ニコラの掛け声と修理の騒音で眠りたいのに眠れずに・・・
あとがき
メタルマックスではなぜか激レアなシャーマン戦車。
何かあるんですかね?例えば版権的なものとか、それとも製作者の方が単純に嫌いとか?
まあ、でも歴史に残る名戦車であり、迷戦車であることには違いありません。
かなた君は、カッコイイと見とれていました。
この戦車はカッコイイだろうか?可愛いなら分かるんだけど。
シャーマンが現役のころ、最前線でこの戦車に命を託した人はどんな気持ちだったんでしょうね?
M3までは、まだ戦車黎明期だった感はあるけど、M4の時代以降はちょっと洒落にならん戦車がじゃんじゃん作られて、もう、見た目で負けた感のある戦車は論外ですからね性能的にも。
自分は戦車オタではないんでそんなに詳しいわけではないんですが、一説にはシャーマンは優秀な傾斜装甲理論を先取りしていた・・・ってなんかで聴いたような記憶があるんだけど、そのとき思ったのが、あのずんぐりフォルムで?なんてうそ臭い説明なんだろう!
先取りするなら、もっと、根本的なものがたくさんあっただろうに・・・なんて思った記憶があります。
どう考えてもこのフォルムを理論的に褒めるのは無理があります。
だけど、好きなんですねー、やっぱりこのフォルムが❤