メタルマックス 斜めにまっすぐ見た世界   作:KR410

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かなたがお遣いに「いってきまーす♪」と言ってからすでに3時間が経っていた。

いくらなんでも遅すぎる、事故ったか?

メギはニコラオートの軽トラをで迎えに行かされることになった。

メギ・プンプン 「ほんと、一人にするとろくなことしないわね」

メギ 「お遣いもまともに出来ないなんて!」
メギ 「・・・ それにしてもこのトラック、よく走るわね♪」



第36話  30mmは大砲です

かなたの持っていたカタログからトラーノのキャンプにたどり着いたメギだったが、すでにキャンプは引き払われていた。

ビーコン杭を1本だけ残して。

 

メギは胸騒ぎがした。

 

その周りでキャンプを開いているトレーダー達に、トラーノのことを聞いてまわった。

だが、どこに行ったかは知らないと言う。

ただ、その態度は知っているが教えられないといった感じだった。

メギは、元トレーダーとして彼らの矜持を理解しているので、それ以上は聞けない。

 

さらに聞き込みを続けると、かなたからの伝言を預かったとゆうトレーダに出合った。

かなたからのメモと、ニコラへのパーツを受け取ると、一旦、ニコラオートに戻ることにした。

 

メギ 「ニコラー、大変、大変なのよー!」

ニコラ 「なんだよ、かなたのヤツ、壁にでも突っ込んでたか? ハハハッ、ほんとへたくそだな」

 

メギ 「あの子、勝手に街を出たって!」

ニコラ 「ハハハッ・・・・・は?、なんだってぇぇぇー!!!」

 

メギはニコラにメモを見せた。

そこには、強行軍でスームスーンに向かうことになった事情が読みにくい字で書かれていた。

 

ニコラ 「遭難してやがるのか、あのバカが・・・」

メギ 「ニコラ、どうしよう・・・、荷物も全部ここに置いて行ってるし、ほんとバカなんだから」

ニコラ 「ほんとだな、あのバカは、・・・・・、そうだな、どうするかな」

 

----------

 

かなた達は、一路スームスーンを目指していた。

 

ここより先はクラス4以上のモンスターのテリトリーに入る。

ジャイアントヒルからスームスーンへは街道が通ってないため、危険地帯を避けながらの悪路を走り続けなければならない。

街を出発したときよりは、ピーキーな操縦特性にもなれてきたが、悪路に入ると、たちまち怪しい運転になる かなただった。

 

危険地帯を避けても、この地域ではモンスターとの遭遇が珍しくない。

先を急ぐ彼らの前に、しばしばクラス4以上のモンスターが襲い掛かってきた。

 

無線 「ザザ、ガー、か・・たくん、雑魚にかまうな、さき・・そ・ぞ・・・」

 かなた 「わかってます、トレーラーも先導者から遅れないように注意してください」

無線 「りょうか・だ・・ザザザ」

 

かなたは、高性能の強力な車載用無線機をトラーノから借りて装備していた。

天気のいい砂塵の中では、クリアな音声でとはいかないが、200m以上交信できる優れものだった。

 

部隊編成は、前衛に軽戦車と装甲車、トレーラー2台縦列、後衛にスージー。

突撃陣形で突き進む。

 

スージーは前衛が撃ちもらした敵に50口径と新装備の30mmで激しく牽制射をかけていた。

だが、かなたのへたくそな運転にもかかわらず、30mmは恐るべき命中率を発揮している。

 

不味い運転に走行しながらの不安定な銃座、かなり大きな反動を伴う30mmだが、ニコラスペシャルのボディーと射撃プログラム、高性能センサーのおかげで、極めて安定した弾道で敵を狙撃していた。

その命中率と30mmの火力で、牽制射とは言えないほどの攻撃力を発揮している。

 

かなたは、必死で運転していて、雑念が入らないように気をつけているが、それでも、スージーで戦っている現実に想いを馳せるのだった。

 

2日前にほぼ大破したスージーである、キャラバン後衛部隊 総がかりでも砂ザメに勝てなかったのに、このニコラスペシャルを乗りこなせれば、ほんとに単独でもやれそうな気がしている。

 

 かなた 「ニコラ・・・・・、凄いよ!」

ニコラのレクチャーをもっと聞いておくべきだったと後悔していた。

 

 かなた 「いかんいかん、集中しなきゃね!」

気を引き締めなおして、クラス4の雑魚に必殺の牽制射をかけ続けるのだった。

 

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予想外のかなたの善戦もあり、トラーノ隊は順調に80km地点まで到着していた。

出発から6時間が経過している。

 

彼らは小さなオアシスで、補給のための休憩をとった。

 

トラーノ 「かなた君、30分ほど補給と整備をする、手がいればうちのメカニックを使ってくれよ」

 かなた 「ありがとうございます、整備は自分でしますので弾薬の補給をお願いします」

トラーノ 「わかった、好きなだけ持っていってくれ」

 

トラーノ 「それにしても、凄い命中率だなぁ、その30mmは車載用に小型軽量化、低反動化されているとは言え、4輪には扱いにくいはずなんだけどね」

トラーノ 「ましてスージーだろ、ちょっと信じられないよ」

 かなた 「へへへっ、スージー改ニコラスペシャルです♪ニコラってゆう凄腕が仕上げたんですよ」

トラーノ 「ニコラかー、世の中には凄いメカがいるんだねー、一度会ってみたいな」

 

 

トレーダーメカならリミッターのリミッターを解除できるだろうが、それをしてもらわなかった。

ニコラがこの状態でしばらく乗っていろと言ったのだから。




   あとがき

かなたの運転について。
前にも軽く触れましたが、かなた君に才能はありません。
この物語で今までに知り合った、どの人よりもです。
あっ、補足しますと、才能がないとゆうのは超並とゆう意味です。
並以下ではないです。

だから、1日かそこらで急に運転がうまくなることもありません。
かなたは、ここは素直にリミッターを解除してもらうべきでした。
ニコラがいても、ここは素直に解除したはずです。

この子の正確を自分なりにイメージしながら文章を作ってみると、素直なんだけど、悪い意味で天邪鬼ではない、優柔不断。
だけど、流されて判断を間違っているイメージから、信念を持って流される側を選択するに変わってきた?

結果、間違った選択をしてるんですが、少し成長してるのかな。
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