スリー 「!? 12キロ先、何かやばいやつがいる」
「・・・・・、グランドウォーかだな、これ」
「ん? 誰か戦ってるのかな、誰かいるっぽいぜ」
コルセットは青白い何かではなく、爆風によって吹っ飛ばされていた。
かなりの遠距離からの同時着弾で十数発の鉄甲弾が、無差別に、あたり一面に降り注いでいた。
青白い何かは、さいわい大きくそれたが、それでも、凄まじい爆風と爆散して暴れ狂う青白い光のようなものがコルセットを襲っていた。
四方八方からの爆風にさらされ、コルセットは丸まってやり過ごす事しかできなかった。
爆発 「ドガァァァァァン、ガァァァァァンン、ドォォォォォォン」
爆音 「ズバァァァァァン、キュィィィィィィィ、シュバァァァァァァァ、グワァァァァァァァァン」
爆風 「ブワァァァァァ、ビュゥゥゥゥゥ、ヒュゥゥゥゥゥ、ゥゥゥゥ、・・・・・・」
コルセット 「どわぁぁぁぁぁ、うわぁぁぁぁぁ、くっそぉぉぉぉぉ、いったい何なんだぁぁぁぁぁ!!!」
爆風と爆音が過ぎ去ると、警戒しながら起き上がり、状況確認をした。
グランドウォーカーは4~5発の直撃を受けたらしい、原形をとどめてはいるが、かなりグロイことになっている。
腕が一本もげ、甲羅には複数の貫通したらしい損傷、内臓が飛び散り、黒い体液が四散して燃え上がっていた。
すでに絶命しているようだ。
コルセット 「ハッ、 ハハハッ、 ハーハッハハハハハッ、 死んでやがる・・・・・」
死を覚悟した彼に、 奇跡が起こったのだった。
何故生きているのか?何が起こったのか?
そんな事はどうでもよかった、生きている実感がそう思わせていた。
謎の砲撃は気になるが、これが敵か見方かを判断している場合ではない。
コルセットは発砲された方角に向かって歩き始めた。
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若干、足を引きずりながらコルセットは歩いた。
ほんのしばらくの後、視界の地平線にかすかに戦車のシルエットが浮かび上がる。
コルセット 「なんだ・・・・・、意外と近くにいたんだな・・・・・」
気を引き締め、義手の左手を挙げ合図を送る。
後ろ手の右手でナイフを構えて。
コルセット 「・・・・・、な、なにぃ~!!!!!」
戦車が視界に入ってからここまで十数秒でワープした。
ありえないスピードで接近し、サイドターンしながら停車!
コルセット 「どう見てもM4だよな・・・・・」
だが、どう考えても不自然だ。
コルセット 「・・・・・、何だ?」
モンスターかイカレタンクではないのかと疑い、ナイフを構える。
風 「ビュゥゥゥゥーゥゥゥー」
しばらくの沈黙の後、ターレットのハッチが開いて誰か出てきた。
戦車の人影 「なんだぁー、カメ狩りに来て見れば遭難者か、 おやっ! 誰かと思えばコルセットじゃねーか」
コルセットは、その人影を見たとたんに激しい脱力感に襲われた。
コルセット 「・・・・・、師匠、何やってるんですか」
とっさに苦しい嘘をつく ニコライ。
そこに、メギも這い出してきた。
メギ 「え、師匠? えぇぇぇぇー! ニコラがコルセットの師匠ですってぇぇぇぇぇ~!!!!!」
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コルセットを収容し、4人はアルと姫子の救助に向かった。
ニコラは、メギに車体のコックピットに乗るように言ったのだが、メギは頑なに拒否した。
憧れのコルセットがいたし、この二人の関係にも興味心身だったので♪
やむなく砲塔側の2座に、3人で座ることになった。
砲塔床側の席にまずニコラが座り、メギはニコラの上に、まるで親子のようだ。
コルセットは砲塔の座席に座ることになった。
メギは、ニコラに抱っこされ、頭上には凄腕コルセットがいる不思議な状態に ポカーン としている。
メギ 「あの、コルセットさん、始めまして♪、あたしメギって言います」
コルセット 「ふぅぅぅぅ~! あぁー、助かったよ、ありがと♪」
コルセットは、椅子にだらしなく座り、タバコを一服。
コルセット 「で、師匠、何の気まぐれですか? 何で助けに」
メギ 「ほんとに師匠なんだ・・・・・ハァーッ」
ニコラは凄いメカニックだ、はっきり言って尊敬している。
だが彼女の中で、憧れのコルセットの師匠であってはならなかった。
ガッカリ
ニコライ 「バカ野郎、あれだぞ、カメ狩りだっつったろーが、ジャイアントヒルの今週のターゲットがカメなんだ、ただそれだけだ!」
コルセット 「カメ狩りに200km近く遠征ですか、相変わらずですねー」
ニコライ 「大体、師匠と呼ぶなっていつも言ってんだろ!」
スリー 「ああぁぁぁぁぁぁ、 じれってーなぁぁぁぁぁ、 二人とも!」
コルセット 「!? なんだ? 今の」
メギ 「(あ、コルセットは知らないんだ、これは反応が見物だわ) ふふふふふっ♪」
スリー 「俺はスパシーボのスリーさんだ、あんたの事はニコラから少し聞いてるぜ!」
コルセット 「・・・・・、喋るスパシーボか! なるほど」
メギ 「えっ? 何で、何で認めちゃうんですか? あたしは今でも信じられないんですよ!!!」
コルセット 「あー、メギちゃんは師匠との付き合いが短いんだな」
コルセット 「この人と付き合ってれば、大概のことには驚かなくなるんだ」
ニコライ・テレテレ 「よせよせ、褒めるんじゃねーよ」
メギ&コルセット 「・・・・・・」
メギ 「コルセットさん、聞きたいことがあるんですが・・・・・」
コルセット 「ごめんな、今は勘弁してくれ、・・・・・」
そう言って、険しい表情に変わった。
メギは舞い上がって忘れていたが、そうだった。
彼のパーティーは遭難中だった。
メギ 「コルセットさん、こう見えて、スリーの探知能力、探索範囲は驚異的な性能なんですよ!」
メギ 「大まかな場所でいいので教えてください♪」
彼女なりに気を遣って、明るく振舞っていた。
コルセット 「ありがと、 そうだな、分かれたときの位置がこの辺りだと思うんだ」
メインモニターをタッチしてスリーに位置を伝える。
メギ 「スリー! あなたの出番よ♪」
スリー 「よっしゃー! 暴走戦車のスリーさんに任せとけ♪」
メギ 「バカ! こんな時に暴走するとコルセットさんが不安になるでしょ」
コルセット 「ハハハッ、いいコンビだな」
メギ 「あはははっ、別にコンビじゃないんですけどね」
ニコライ 「・・・・・」 (ニッコリ)
まだアル達の安否が確認されたわけではないが、コルセットの微妙な笑顔が嬉しい二人だった。
スリー 「見つけた!!! たぶん間違いない! 一人は生きてるぜ、動いてる♪」
その言葉を続けながら、ターレット上部の連射速度の速い20mmが火を噴いた!
スリー 「6キロ先だ、モンスターに襲われてる」
ニコライ 「コルセットォー、 しっかりシートベルト しとけよぉー!!!」
スリーは全開で加速した。
エンジンがうなりを上げ、3人の体に激しくGがかかる!
コルセット 「どわぁぁぁぁぁぁ」
コルセット 「ス、スリー、頼む、二人を助けてやってくれ、た・の・・・む・・・・・」 ガクッ
コルセットは気を失った。
メギ&ニコラ&スリー 「まかせとけってぇー!」
一週間、不眠不休で仲間のために戦い続けたコルセット。
三人それぞれに思うところがあり、全力で彼を助けるためにここまで来た!
三人の思いは一つ。
後は俺たちに任せてゆっくり寝てな!
ニコライ 「射撃管制をまわせぇー!俺がやる!」
メギ 「あたしはスポッターをやるわ、なるべく正確な情報を回して!」
スリー 「よーし、わかったぁー、野郎どもぉー、手早くたたんじまうぞぉ~!!!」
メギ&ニコラ&スリー 「おぉぉぉぉーーー!!!」
あとがき
メタルマックスなら 友来たらず・・・・・
メタルサーガなら 友来たる♪♪♪
バッドエンドが嫌いってゆうより、物語を読み終わった後にもやもやするのが嫌い。
だから、当面は3人には生きてもらうことにしました~♪
パンパカパ~ン♪