メタルマックス 斜めにまっすぐ見た世界   作:KR410

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屋外に荷物を放置する場合や何か拾っても持ち帰れない場合、その荷物に所有者があることを示すビーコン杭「黄色」を打ち込み写真に記録しておく。
これで所有権は主張できる、だがあくまで暫定措置でありこの状態の荷物は実際に持ち帰った者に占有権が与えられる。

大事なものなら写真を撮った上で埋めて隠すものも多いが、そのまま行方不明になることも多い。

ビーコンとカメラはレンタルだけではなく共通企画で生産されたオフィス公認の普及品がああり、これらの装備はハンター専用装備ではなく広く一般に普及し使われていた。
杭は安いがカメラはいい値段がするので過酷な砂漠での使用を考えてレンタルに頼るものも多い。







第8話 戦車を回収する者達の豪胆さ

クレーターの中で くるま を掘り出した かなた だが、どう考えても修理しないと動きそうに無い。

いやいや、動いたとしてもこの急斜面を登るわけが無い。

 

こんなときはアイテムの所有権を示すビーコン杭を立てて自前のカメラで証拠の写真を撮る。

 

 

クレーターのがけを登ると最低限の状況を写真に収め一応周囲の確認をする。

そしてかなたは嬉しさのあまり周囲の警戒も忘れて急いで合流ポイントまで戻った。

有視界は100m前後、いつもより視界のきくほうだがそんなに慌てると遭難することもありうるよ。

 

なんとか合流ポイントまで戻るとクレーターの事と くるま を見つけた事を報告する。

 

調査隊、隊長「おちつきーさん、爆発の現場に危険はないんだね?」

 

急いできたので口の中は砂まみれ、とりあえず水を一杯もらい軽くうがいをした。

 

 かなた「ホ、ホウ、ホウレス(そ、そう、そうです)」 ゼー、ハー、ハー

 

隊長「本当に危険は無いんだね」

 

 かなた「ホレホウホ(これどうぞ)」 ヒー、フー、フー

 

撮影した写真数枚を1号車(オフィスの運搬車)の調査隊司令部に提出した。

短い議論のあと現場に行くことがきまる。

 

かなたは内心大喜び♪ オフィスの運搬車は牽引装置が標準装備されている。もちろん有料だけど。

 

 

3号車を合流地点に残して 1、2号車と合流地点に戻っていた6人のハンターでクレータに向かう。

 

かなたが先導して、ほどなくクレーターに到着した。

野営用のテントを展開して臨時の調査本部を開設、オフィス付きの調査員達が本格的に調査を開始する。

ハンターたちは念のために周囲の警戒をしている。

 

 かなた の見つけた くるま はちょっとした話題になり興味をもったハンター達が代わる代わる見物していた。

もー、かなた は気が気じゃない。

 

 かなた「いかんいかん、仕事仕事」ほっぺにパチンと気合をひとつ。

 

3時間ぐらいたって3号車と残りのハンターたちが合流した。

やはり、他のポイントに特に変わった様子は無かったようだ。

 

ハンターも無事全員そろい、護衛も交代で休憩を取る。

かなた は休憩時間に3号車を借りることができた。当然目的はアレの引き上げだ!

 

3号車の運転手とかなたで 車の引き上げにかかった。

備え付けのウインチでは長さが少し足りず牽引ロープを足して何とか引き上げる。

 

調子よく快音を鳴らしながらウインチはワイヤーを巻き上げる。

さすが、良く整備されている。

 

「ウィィィィーィィィィィーーーィィィーーィィィン」」

 遠く「オーライ、オーライ、オーライ」

(うーん、順調順調)

 

「ウィィィィィィィーーィィィーン」

 まだ遠い「ユックリ、ユックリ、オーライ」

(その調子その調子)

 

「イィィィィィィーーーーィィィィン」

 近づいてきた「もうちょい、もうちょい」

(キタキター)

 

「イイイィィィーィーィーィ」

 かなた「チョイ、はーいOK-」

 

最後に牽引ロープ分を3号車で引っ張り上げる。

「うおぉぉんうおぉおーーーん、」

排気管から黒鉛を大量に吐きながら3号車はバックした、そして・・・

 

  記念すべき 1台目のくるま が手に入った!

 

テッテケテーテッテッテッテッテテ~♪

 

 




実働状態のエンジンやパーツがごろごろ埋まってるメタルマックスの砂漠。

現場で部品交換してキャリアスペースの不足から不要になった部品を投棄。
盗られるのがいやで砂をかぶせて隠しておく。
そのまま、あるものは力尽き、あるものはその地域から旅立ち、またあるものは場所を見失い。

砂漠には定期的に コンディションの良い車載装備 が補給されるのであった。
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