メタルマックス 斜めにまっすぐ見た世界   作:KR410

9 / 50
結局、爆発の原因は不明だったが、特にクレーターにも周辺にも危険はなさそうだった。


第9話  レッドウルフとはんた

二日目の午後は砂嵐のため調査中断、三日目の朝になってようやく砂嵐が通り過ぎるとクレータが二まわりは小さくなっていた。

 

 

調査三日目の朝、砂嵐が通り過ぎて外に出ると見慣れない車両が5台ほど増えていた。

いや、性格には見慣れたオフィスの運搬車に良く似た車両が2台、ずんぐりとした6輪車が1台、もう2台はタイヤの無いでかい鉄の塊に長い大砲がぶっささっている。

 

それに気づいたハンターたちはその鉄の塊に駆け寄っていく。

 そう、この世界の人類最強兵器、鋼鉄の獣の王者 戦車 だ。

 

世界のある場所では守り神と崇められ、またある場所では不死身の死神と恐れられている。

人々から お尋ね者 に並ぶほど敬意と畏怖を集める大いなる存在、それが戦車だ。

 

所有する者はそのステータスだけでどんな街でもビップ待遇を受け、売れば3代遊んで暮らせると言われている。

 

そんな戦闘車両の王が2台も かなたの目の前に、唐突に現れた!

 

しばらくボーゼンとしていた かなたも何だかわからないが駆け出した。

 

 

5台のくるまからはぞろぞろと人が降りてくる。だが、かなたは 戦車 に夢中で気が付かない。

 

彼らは サウサの街の調査隊だった。

 

 

オフィス職員は、いかにやる気がなさそうでもそこは流石にプロである。

街ひとつ壊滅したかもしれない状況に、揃えられる最大の戦力を用意して送ってくれたのだった。

(ただし、事件が解決したのちヨルレイクの街の人は今回の依頼に対してそれなりの分担金を支払うことになるだろう、いくらになることやら・・・)

 

 

6輪装甲車と2台の戦車は3台でチームを組む 「アイアンギャング」 と呼ばれるハンターだった。

彼らの勇名はこの辺り一帯に轟いていた。

 

 かなた達は戦車に群がって、よだれを流しため息をつきながら恍惚に浸っている。

 

しばらくすると調査本部のテントから サウサ調査隊一行が出てくる。

 

その中の一人が かなた に声をかけてきた。

アイアンギャングのリーダー、「アル」と呼ばれる男だった。

顔は始めてみるが名前は聞いたことがある。

チームで、「お尋ね者セブンキル」のスコアを持つ 凄腕集団のヘッドだ。

 

アル、でか!「くるまを掘り当てたぼうずはお前か?」

 

力強く肩を握られ、誰かに後ろから声をかけられた。

ほうけていた かなたは我に返る。

 

 かなた「へっ、あ、は、はい、あなたは?」

 

アルは簡単な自己紹介をする、がその名前を かなたは良く知っている、いや、かなた だけでなくこの辺りのハンターなら「ブレーカー アル」の名を知らなければもぐりだ。

 

  思わず2歩のけぞった。

 

確か、昔に聞いた お尋ね者狩りはお尋ね者並の怪物・・・ だったか、そんなことが頭をよぎる。

 

アル、腕太!「はは、そう身構えなさんな、ちょっと話が聞きたいだけだ」

 

 そういわれても かなたはすぐに落ち着くことができそうに無い。例の爆発以来トラウマクラスの衝撃が続いている。今も薄ら白っぽい何かが半分ほど口から飛び出していた。

 

女性、背が高い「こら、アル、恐がらせちゃだめでしょ」

 

 この女性は アイアンギャングのナンバー2 、女だてらにお尋ね者狩りチームのソルジャーを束ね、 バスタークイーン の異名を持つ 姫子さん。

 かなたは自己紹介を聞かずとも、この 長身でとても美人な黒髪の女性が誰なのか理解した。彼女もアレな人だ・・・・・

 

 薄ら白っぽいものがさらに1/4ほど飛び出した。

 

薄れゆく意識の奥で オフィスのマッチョが言ってた事がリフレインしていた。

   お尋ね者狩りハンターにもうかつに近づかないのが長生きするこつだぞ

    お尋ね者狩りハンターにもうかつに近づ・・・・・・・・・・・・・・

     お尋ね者狩りハンター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

  あー、ほんとだ・・・・・ 

 




1のオープニング、ウルフに助けられた はんたはウルフのすごさも知らずに思う、「なんだ、このごうつく親父は!」

そしてため口で会話したあげく夢は立派なハンターだ!と宣言する。

ウルフに面と向かってため口をきく人間など彼の知る限りわずかしかいない。

これは幼さゆえか、それとも少年の果てしない大志の意志によるのか?


   実際は前者だがウルフはロマンティストだから後者に感じたことだろう。
   ありがちなオープニングのパターンだけど実はほんとにはんたが何も考えてないっぽいところが好き。



ゴメスに会わずに、もしウルフが地球救済センターにたどり着いたら・・・

ウルフ「ニーナの居場所を知っているか?」
ノア 「・・・知っている」
ウルフ「おしえろ」
ノア 「知ってどうする?」
ウルフ「命に代えても助け出す」
ノア 「人間一人のために世界を敵にまわすのか?」
ウルフ「 <はい>  いいえ 」
ノア 「悪魔のサルの赤い牙よ、滅びるがいい!」

そして伝説のはた迷惑なケンカが始まった。
それは、のちに伝説の 「大迷惑」 と呼ばれる人類史上2回目の大災厄だった・・・

ウルフはどこか抜けてるからきっとこの戦闘でもあと一歩のところでとどめをさしそこねるに違いない。
そこに はんたが登場しハッピーエンド?、ノア攻略後、アフターストーリーでウルフとニーナもヌッカの酒場に♪

もし1のリメイクが今後あれば・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。